昨日の朝方、ボケッとテレビを観ていたら、突然緊急ニュースが流れ「先程大阪市北部で強い地震がありました。」と地震速報が報じられた。するとテレビの横にあった観葉植物の枝がユラユラと揺れている。
「地震の揺れが埼玉まで及んでいるという事は相当大きな地震に違いない。」と一瞬あの阪神淡路大震災が思い起された。倒壊した塀で犠牲になった女児など4名の方が犠牲になったと、その後の報道で知り暗い気持ちになったが、社会インフラに致命的な打撃を及ぼすまでは至らなかったようで、その点では少し安堵している。
私の人生の中で一番大きな地震 に遭遇したのは、昭和43年に発生した十勝沖の大地震だ。その頃私は震源地近くで勤務しており、屋内で休憩していたところ突然の揺れで慌てて皆と一緒に屋外へ飛び出した。
回りを見ると建物の煙突が途中からポキリと折れ、大型トラックが前後方向にユサユサと動いている。踏ん張った足先の大地はまるでゆるやかな大波が押し寄せてくる感覚で、私の身体を上下させている。それは恐ろしい異次元の体験であった。
最近毎日のようにアチコチで地震が頻発しているようなので、その内大きな地震が起きるのではとの懸念が増している。日本に住んで居る限りは地震の不安から逃れる事はできないので、最大限の準備をして被害を最小限に食い止めるしか道はない。取りあえずベランダに保管しているポリタンクの飲料水を、新しい水と交換しておこう。