Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥駈道(玉置山登山口→玉置山→大森山東林道終点)(詳細)

2018年06月03日 | 山歩き

5月24日(木)     天気=晴れ

 

13:46玉置山登山口バス停→ 14:10奥駈道出合→ 14:21如意宝珠岳→ 14:30~36奥駈道出合→ 15:35~44花折塚→ 16:05玉置山展望台→ 16:29玉置山→ 16:40~45玉置神社→ 17:08~16玉置辻→ 17:33大森山東林道終点

 

 当初の計画では、十津川村の玉置山登山口に自転車を残置して再び天川村の行者還トンネル登山口まで戻り、八経ヶ岳を経由して奥駈道の終点、熊野本宮大社まで歩き通すつもりであった。

 しかし前日の山歩きを終えてから腰に変な違和感があり、重荷を背負って登山を続けたら腰痛が再発するのではと不安を覚えた。奥駈道南部の低い山なら何かあっても下山できるだろうと思い、玉置山から熊野本宮大社までの南部奥駈道を先に歩く事にした。

 車を熊野本宮大社の無料駐車場に残し、バスで十津川村役場まで戻り、13時09分発の瀞峡行の村営バスを待った。しかし発車時間が過ぎてもバスが来ない。十津川温泉行の村営ミニバスがやって来たので運転手さんに「瀞峡行のバスが来ないんですが」と訊ねると、「その時間のバスは先月廃止になって、次のバスは夕方までありませんよ。」と応えた。

 「参ったなあ。今からタクシーを頼むと数千円もかかるし」と困惑顔をしていたら、中年の運転手さんが「何処まで行くんですか?」と訊ねた。「玉置山登山口へ行きたいんです。」と応えたら、「じゃあそこまで送ってあげますよ。」と言ってくれた。

 イヤア優しい運転手さんで本当に助かった。山道を遡り予定通りの時間に玉置山登山口へ着く事ができた。「お釣りは要りません。」と言ったけど、運転手さんは律儀に運賃の650円だけ受取った。

 バスが走り去ると、ズシリと重いザックを背に奥駈道に向って歩き始める。玉置山登山口バス停からの道はあまり歩かれていないのか、倒木などが道を塞ぎ随分荒れている。トラバース気味に25分程登って稜線上の奥駈道に合流した。

 踏み跡のハッキリしない玉置山登山口

 奥駆道合流地点

 合流地点にザックを置いて空身で如意宝珠岳(736m)まで往復する。10分程で着いた如意宝珠岳は、展望も無く素っ気ない山頂だった。山頂から戻りザックを担ぐと玉置山へ向って緩やかに登って行く。しばらくすると舗装された林道に合流し、その後も林道と並行するように奥駈道は続いている。「水呑金剛」と書かれた標石を通過してしばらくすると、石段の上に石碑が建つ花折塚に着いた。

 如意宝珠岳山頂

 花折塚

 花折塚を過ぎても林道と並行するように道は続く。その林道をマイカーや土木作業の車がしばしば通行するので、奥深い山中にいるような気がしない。やがて木材を集積する作業現場の広場に着き、奥には展望塔とトイレが在って、展望塔の上からは十津川村の集落や大台ケ原の山並みが望めた。

 林道との合流地点

 玉置山展望塔

 展望塔から十津川村の集落を眼下に見る。

 展望塔から「世界遺産大峯奥駈道」と記された大きな石碑の横を通り、地図上に「かつえ坂」と書かれた急坂を登って玉置山へ向う。坂を登り終えるとアンテナ鉄塔が建っており、その先が玉置山(1077m)であった。

 世界遺産、大峯奥駆道と記された石碑

 玉置山山頂

 山頂からの展望はあまり無く、写真を撮っただけで休まず通過する。山頂から急坂を10分程降ると国宝の本殿が建つ玉置神社へ着いた。幾つもの建物がある大きな神社で頼めば宿泊もできるようだが、陰気な雰囲気なのであまり泊る気はしない。

 国宝、玉置神社本殿

 玉置神社から玉置辻に向って歩き始めると、数十本の倒木が道を塞いでいた。今は辛うじて通過できるが、しばらく前まで通行禁止になっていた場所だ。倒木帯を過ぎると道は歩き易くなり、神社から20分余で舗装された林道が交差する玉置辻の広場に着いた。

 玉置神社下の倒木帯(辛うじて通過できる)

 玉置辻から大森山へ向ってダートの林道沿いに奥駈道が伸びており、しばらく進むと林道終点の木材搬出現場がある広場に着いた。既に夕闇迫る時間なので作業員は誰も居らず、作業現場の片隅にテントを張る事にした。

 木材搬出現場から大森山方面

 此処は広々として風通しが良く煩い虫も居ない。実に快適なテント場で、グッスリと快眠できた。明日は大森山を手始めに幾つもの峰を越えて、ゴールの熊野本宮大社を目指します。

コメント
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