6月4日(木) 天気=曇り時々晴れ
09:05三峰神社駐車場→ 09:31下の登山道分岐→ 10:03~09妙法ケ岳分岐→ 10:24~44妙法ケ岳(奥の宮)→ 11:00妙法ケ岳分岐→ 11:18上の登山道分岐→ 12:00~28霧藻ケ峰→ 12:57上の登山道分岐→ 13:19下の登山道分岐→ 13:35三峰神社駐車場
他県へ出掛け難い現状で始めた県内の山登りシリーズだが、第4弾として奥秩父の妙法ケ岳を登って来ました。この山は関東のパワースポットとして有名な三峰神社の奥に聳えており、山頂には神社の奥宮が建立されています。
早朝我が家を出発し、秩父市街地を経由して、朝9時前に三峰神社の広々とした駐車場(有料=1日520円)へ着いた。此処は東京都の最高峰、雲取山への登山口でもあります。
駐車場の階段から出発
ここから雲取山へは何度も歩いたが、妙法ケ岳へ行くのは初めてです。駐車場の階段を登り、ビジターセンターの前から雲取山へ向かう道を歩き始める。古民家風の建物の横を通り、シャクナゲが数多く植栽された遊歩道をしばらく進むと大きな鳥居があり、入山記録の投函ポストもあって、此処から登山道が始まります。
遊歩道脇の古民家風建物
登山道入り口の大鳥居
杉の植林帯を20分程進むと登山道は分岐し、右は霧藻ケ峰へ向かう道で我々は左へ曲がって妙法ケ岳への道に入る。やがて尾根上に達すると、左手の谷間から冷たい風が吹き上げて汗ばんだ身体に心地よい。
妙法ケ岳へ向かう下の登山道分岐
徐々に標高を上げて1350mピークの東側をトラバース道をしばらく進むと、鳥居が建ち東屋とベンチがある妙法ケ岳分岐に着いた。此処で一息ついて妙法ケ岳への道へ入る。痩せ尾根の細い道を進んで行くと、鉄製の階段が連ねる岩場の道となった。
妙法ケ岳へ向かうトラバース道(何箇所か倒木もありヤヤ荒れている)
妙法ケ岳分岐
妙法ケ岳へ向かう痩せ尾根の道
岩場の階段が始まる地点
岩場の道は長く続かず最後に鎖場の急坂を登ると、奥の宮が安置された妙法ケ岳の山頂に着いた。汗を流して到達した奥の宮はご利益がありそうな佇まいです。幾ばくかのお賽銭を投じて妻と二人手を合わせ、世界平和とコロナウイルスの終焉、ついでに我家の平穏と金運をお願いした。
最後の鎖場
妙法ケ岳山頂
休憩の後山頂を後にして、来た道を分岐の所まで戻った。このまま登山口へ引き返すのは少し物足りないので、霧藻ケ峰も登る事にした。薄い踏み跡を急登して尾根上に達し緩やかな尾根道を進んで、ジグザグに少し降ると三峰神社から霧藻ケ峰へ向かう道と合流した。
緩やかな樹林帯を進んで行くと、平坦な炭焼平に着いた。昔は此処で炭焼きをやっていたみたいで、釜の跡も一部残されている。ここから先は徐々に霧藻ケ峰へ向かって急登の道へ変わって行く。雲取山登山の際は、此処が最初の胸突き八丁になる。
分岐へ戻って来た
緩やかな尾根道を進む
霧藻ケ峰へ向かう道と合流
炭焼平の釜の跡
汗を流しつつ登って行くと、太陽寺へ降る道(この道は現在通行止め)が左へ分岐する地点に着き、その上が霧藻ケ峰山頂部の一角だった。山頂部の岩場の横を通ると、山好きな宮様として有名だった秩父宮様と妃殿下のレリーフが岩に刻まれていた。
秩父宮殿下・妃殿下のレリーフ
レリーフの先が、休憩小屋の建つ霧藻ケ峰(1523m)の山頂だった。山頂には展望表示板もあるが、周囲の木々が繁ってそれ程展望は良くない。私が若い時分には此処の小屋に食堂や売店もあり登山客で賑わっていたものだが、今は固く扉が閉ざされ昔の面影は無い。
霧藻ケ峰山頂
小屋のベンチでコーヒータイムとしたが、蒸し暑い天気なので小さな虫がブンブン飛び回り煩くて仕方ない。30分程で休憩を終え山頂を後にする。岩場の道を歩いていると今年初の蛇との遭遇、マムシ君のようで気が強く突いてもビクともしない。
霧藻ケ峰の山小屋
マムシ君と遭遇
炭焼平まで降ると後は三峰神社の登山口まで緩やかで歩き易い道が続く。新緑の景色を愛でながら、霧藻ケ峰から1時間余で三峰神社の駐車場に戻って来た。
新緑が輝く快適な下山道
登山口近くは大杉の木立
駐車場へ戻って来た
時間が早いので三峰神社の本殿に参拝し、ビジターセンター等を見学した。神社の展望所からは先ほど登った妙法ケ岳の急峻な山頂が春霞の中に望めた。此処から眺めると意外と遠くに感じる。
三峰神社の入り口
三峰神社の本殿
神社の展望所から妙法ケ岳(右奥の山)
ビジターセンターの見学コーナー
梅雨の時期が訪れる前にと思ってやって来た妙法ケ岳と霧藻ケ峰だったが、埼玉の山の良さを再発見という思いがして、有意義な一日となりました。