Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

奥秩父、白泰山登山

2020年06月18日 | 山歩き

6月16日(火)      天気=晴れ時々曇り

08:10白泰山登山口→ 08:37~46尾根分岐→ 10:05白泰山分岐→ 10:35~11:10白泰山→ 11:18白泰山分岐→ 12:20~28尾根分岐→ 12:43白泰山登山口

 コロナウィルス流行で始めた「県内の山登山シリーズ」だが、今日は第5弾として奥秩父の白泰山(ハクタイサン)を登って来ました。この山は信州川上村から十文字峠を経て秩父へ至る古い峠道の途中にあるマイナーな山です。
 私が若くて元気だった頃に、トレランスタイルで川上村の梓山から秩父湖のバス停まで一気に駆け抜けた事があったけれど、その時は巻き道を通過したので白泰山へは登っていないはずです。
 今朝は5時起きで我家を出発する。先日も通った国道299号を車で下り、秩父市街地を抜けて8時前に林道ゲート横の登山口へ到着した。林道脇の空き地に車を停めて、8時過ぎに登山口を出発する。

 白泰山登山口
 杉の植林帯を西へ斜上するように登って行くと、30分足らず尾根上の登山道が合流する地点に達し、そこから西へ僅かに進むと明るく開けた森林伐採地に出た。今日のコースで展望があったのは唯一此処だけで、甲武信岳から雁坂嶺に連なる奥秩父主脈の雄大な山波が望まれた。

杉の植林帯

 尾根上の登山道合流地点

 伐採地点から奥秩父主脈(右奥が甲武信岳)

 伐採地に咲いていたジシバリ?の群落

 伐採地の通過は急斜面のトラバース道で、これ以上崩壊すると通過困難になりそうな細い踏み跡だった。伐採地点からしばらく進むと地図上に載る「一里観音」に着く。安置されている石の観音様が小ぶりだったので登りの時は判らず、下山時に初めて気付いた。

 伐採地のトラバース道

 一里観音(観音様は右手標柱の右横)

 一里観音様
 一里観音から先は樹林帯の緩やかな尾根道が延々と続く。昔からの街道なので、すこぶる歩き易く快適な道が続く。気温が高くて休憩すると虫どもがブンブン纏わりつくので、それが少々鬱陶しい。

 気持ちの良い新緑の尾根道

 ブナ林の道

 倒木とブナに宿るキノコ
 尾根道からやがて白泰山の北側山腹を巻く道へ変わり、シダ類の繁殖が目立つ道を進んで行くと、シダの中に白泰山分岐を記した標識が立っていた。分岐から踏み跡の薄い急登をしばらく登り、右手から廻り込むように進むと傾斜が緩み、その奥が白泰山(1794m)の山頂だった。

 白泰山分岐

 シダの中の急登      

 白泰山山頂
 周囲を樹林で覆われた山頂から展望は殆ど無く、樹間越しに奥秩父主脈がチラッと見えるだけだった。此処でシートを広げコーヒーブレイクとするが、相変わらず虫どもが煩わしい。そう言えば携行した救急品袋の中に虫除けスプレーがあったはずと思い出し袋の中を確認するとやっぱりあった。
妻が「何で早く出さないのよ。」と文句を言うので、私も「虫除けスプレー持ってないの?って何で聞かないんだよ」と応酬し、つまらぬ痴話げんかとなったが、取りあえず虫除けスプレーの威力で虫どもの鬱陶しさからは解放された。
 30分程の滞在後、山頂を後に下山を開始する。急な道を慎重に降って分岐まで戻り、分岐からは緩やかな道を降って行く。概ね下り一方なので重力の力を借りて、下山は脚が勝手に進んで行く。古来信州から秩父へ旅人達もここら辺りまで至り、栃本の宿も遠くないと安堵したのではないだろうか。
 下山の途中で、だんだん上空の雲が厚くなってきた。予報は「午後から所により雨」だったので、降られぬうちにと心もち急ぎ足になる。殆ど休む事無く歩いたので、白泰山の山頂から約1時間半で登山口へ戻って来た。

 登山口へ戻って来た
 今日は梅雨の合間の程良い天気だったのに誰一人会わず、静かな山歩きが出来ました。白泰山は地味ではあるが、奥秩父らしく自然豊かで静寂の山でした。

 県内の山登山シリーズも第5弾となりソロソロネタも尽きてきた。来月当たりは県外への自粛も緩和されそうなので、何処か遠くの山へ行きたいものです。

帰宅途中、滝沢ダムを見学

 ダム底からの放水が圧巻の眺め

コメント
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