6月23日(火)
妻が愛用するコンパクトデジタルカメラ(以下略してコンデジ)が、ある日突然ウンともスンとも動かなくなった。妻の場合カメラを使うのは山歩きの時だけで、その時は私もカメラを携行しているのでさして必要でもないのだが、やっぱり無ければ淋しいらしく、新しいカメラを買いに販売店へ掛けてみた。
お店へ行ってチョット驚いたのだが、以前は溢れる程いろんな機種のコンデジが販売コーナーに置かれていたのだが、今は数える程の種類しか販売されていない。どうしてこんなに減ったのか店員さんにも尋ねてみたが、どうもその原因はスマホの普及にあるらしい。
今では誰もが国民の義務のように持ち歩くスマホだが、そのスマホに搭載されているカメラの性能が近年格段に向上して、今ではコンデジのを性能を凌ぐようになってしまった。ゆえにコンデジの需要が減ってしまったという訳らしい。
何軒か回った後に妻はキタムラカメラで価格1万円余のキャノン製のコンデジを買ったのだが、このような現状を鑑みるといずれコンデジは、ワープロやレコードプレーヤー、カセットテープ、テレフォンカードなどのように絶滅危惧(器具)種となって、遠からず淘汰されてしまうではないだろうか。
これが技術の進歩というもので便利な世の中になってはいるのだろうが、我々アナログ人間にしてみれば、違った意味で生き難い時代になって来たような気がしないでもない。
妻が購入したキャノンIXY200