6月24日(水)
膝の治療で2週間ぶりに都内北区十条駅近くの永振クリニックを訪れた。此処で治療を始めてから早3カ月、もう日常生活では支障がない程に膝の状態は回復しているので私としては治療を終えたい気持ちもあるのだが、それを自分から言うと永振クリニックとの縁が切れてしまいそうな気がして、言い出しかねているというのが現在の状況です。
今日も早々と治療が終わったので、都内巡りに出掛けた。前回は上野駅から浅草界隈をウロチョロ徘徊したので、今回は上野駅から南の東京駅方面に向かって歩いた。アメヤ横丁を通り抜け神田川を渡って東京駅へ着く。15年くらい前に私は東京駅構内で1年ほど働いていた事があり、この辺の地理には詳しいつもりだが、その後高層ビルがニョキニョキ建って随分状況が変わってきている。
上野駅
アメヤ横丁
秋葉原の神田川
東京駅
東京駅から皇居の二重橋を向かったが、二重橋前の皇居広場は立入禁止でも無いのに驚く程に人が少ない。やんごとなき方々が住まわれる場所へは近づいてはならぬという、民衆の自主的な自粛が働いているのであろうか。皇居を周回するランナーの姿も、以前に比べると少なくなっている。
皇居二重橋
お濠と皇居前広場
二重橋から桜田門を抜けて警視庁の横を通り国会議事堂へ向かう。この辺りは警察の整備も厳しく、如何にも日本の中枢という緊迫した雰囲気が漂っている。テレビや新聞で、何をやってもボロクソに叩かれる安倍首相を、私は「何て気の毒な人なんだろう。サッサと止めちゃえばいいのに」などと思っていたが、案外ご本人は「誰が何と言おうと、私がこの国の天下人だ。」と権力の象徴である国会議事堂を見仰げ、そんな批判など「ごまめの歯ぎしり」程にも感じていないのか知れない。
皇居桜田門
桜田門から国会議事堂方面
国会議事堂前から桜田門方面
国会議事堂前から警視庁
国会議事堂
国会議事堂から一度も観覧した事の無い国立劇場の前を過ぎ、大英帝国の威風が残る英国大使館を通過、その先の千鳥ヶ淵戦没者墓苑に立ち寄った。戦争で亡くなった無名戦死者を弔った昼下がりの墓苑には、私の他には誰も訪れる人は居ない。
英国大使館前
千鳥ヶ淵戦没者墓苑
戦没者慰霊の参拝でいつも中国や韓国から批判を浴びる靖国神社は、此処から意外と近い距離にあり、直線で500mぐらいしか離れていない。参拝というのは単なる精神的なセレモニーなんだから、戦没者慰霊の行事は全て千鳥ヶ淵墓苑でやっちゃえば問題も起こるまいにと私は単純に思うのだが、どうしても靖国神社でやらなきゃいけない理由でもあるのだろうか。
靖国神社の大鳥居
北の丸公園入門口から皇居を離れ、早稲田通りを通って地下鉄有楽町線の飯田橋駅まで歩いたところで、今日の都内ウォーキングのゴールとした。携帯の歩数計アプリを確認すると約15キロの距離を歩き、575キロカロリーを消費する事が出来ました。はとバスに乗った気分で都内の名所をそぞろ歩くのは、飽きが来なくてけっこう楽しい時間です。
飯田橋の地名標識