先日パソコンでヤフーを閲覧していたら、「北海道遠別町の国道で、乗用車が道路を横切るヒグマと衝突した」というニュースが載っていた。
ヒグマが頻繁に出没する北海道では、ヒグマと車の衝突事故はそれ程珍しい事ではありません。13年前に私が日本縦断ウォーキング旅をしていた時も、北海道音威子府村の国道でヒグマと遭遇した事がありました。
2009年9月18日音威子府村の国道
この衝突事故では、車のバンバーが破損した程度で幸い運転者にケガは無く、ヒグマは森の中へ走り去ったと書かれておりました。ニュースのコメント欄を見ると、運転者に同情する声や野生動物との衝突する危険性を警鐘するコメントが多数寄せられていました。
私は森の中へ走り去ったというヒグマの事が気に掛かり、ふざけ半分で「道交法では歩行者優先なので、事故を起こした場合は歩行者に損害賠償の権利があります。事故に遭われた熊さんは、速やかに申し出て適切な治療を受けた方がいいですよ」と口コミ欄に投稿した。世の中には動物好きが多いから賛同する人も多いかと思ったが、私のコメントには「良いねボタン」より 「良くないボタン」の方がだいぶ多かった。
テディーベアの熊さんは子供達の人気者だけど、野生のヒグマさんはけっこう世間の嫌われ者なんだね。熊さんが昔から住んでた土地に後から来た人間どもが勝手に道路を造り、車と衝突したら悪者にされる。それじゃ熊さんがあまりに気の毒と、思うのは私一人でしょうか。