Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

テニスコートの片隅に咲いたピンクの花はゆうげしょう

2022年05月16日 | 日記

 いつもテニスをしている市民コートの片隅に、ピンク色の小さな花が一株だけ咲いていた。それを見たテニス仲間のHさんが、すかさず「これはゆうげしょうだよ」と花の名を教えてくれた。

 さすが福島県会津地方の大自然で生まれ育ったHさん、植物の事に詳しいんだなあと感心したら、何の事は無いスマホで写真を撮り、それをが画像検索アプリで照合して花の名前を調べたのだった。

 スマホの時代になって何でもかんでもスマホが教えてくれる、便利な世の中になったものです。でも本当にこれでいいのだろうか、気懸りな点が無いわけではありません。

 私が子供の頃の昭和時代、どこの町内にも地域の自然や文化に造詣の深い物知りオジサンやオバサンが居たもんです。子供達から「これ、何やろー?」って質問され、それは「〇△というもんだよ」とウンチクを披露して、地域の人達の尊敬と信頼を勝ち得ていたのです。

 しかし今では誰もがスマホを持つ時代、「〇△って何?」と音声入力すれば直ちにスマホが答えを出してくれる。これでは町内のうんちくオジサンやオバサン達に活躍の場は無く、せっかくの知識も宝の持ち腐れとなってしまいます。

 それだけではありません。何でもスマホが教えてくれるからと依存して、人々が自分で考える事を止めてしまったら脳みそが退化して、この先認知症患者の増大に拍車がかかるのではないかと、私は秘かに心配しています。(そういう私は画像検索のやり方が分からない)

コメント
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