5月3日(火)
「生きてるうちに一度くらいは、生の水星を見といた方がいいんじゃない」と優しい夫心を発揮して妻を誘い、夕方再び昨夕水星を観望した近所の畑へ行ってみました。
夕暮れが濃くなっていく西空に、昨日より輝きを増した三日月が光っている。今日の水星はその右下辺りに見えるはず、目星をつけた付近を凝視すると、仄かに光る水星を何とか見つける事ができた。
2022.05.03.19:30撮影(昨日の写真と比べて月の移動の早さが分る)
しかし昨日より大気の透明度が悪く、辛うじて見えるという感じです。妻は私より眼が悪いので、「ホラ、あそこに見えるだろ」と言っても「ウ~ン良く判らない。そう言われれば見えてるような・・」と優しい夫心に忖度しない優柔不断な返事、結局見えたという事にして畑から我家に戻りました。
水星と言ったって無数に輝く夜空の星の一つに過ぎない。それを見たからって、何かが変わる訳じゃない。でも「あの時水星を見たんだなあ」と思って生涯を終える方が、メルヘンチックな人生でいいんじゃないでしょうか。