Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

日本三百名山回顧№112群馬・長野県境、四阿山(百名山)

2023年01月25日 | 三百名山回顧

 群馬・長野県境に聳える四阿山(アヅマヤサン)は、山麓の菅平高原から眺めると、ゆったりとした女性的な山容で、西隣の根子岳と合わせて眺めれば、豊満な乳房のように見えなくもありません。

 百名山の中では登山コースも容易で、ベストシーズンには多くの登山者で賑わう山です。そんな四阿山へ最初に登ったのは、昭和57年6月13日の事でした。山仲間のNさんと二人で上野駅前夜発の夜行列車に乗り、菅平高原から登ったのですが、何しろ古い話ですからアルバムに残された数枚の写真以外、殆どの記憶は忘却の彼方です。

昭和57年6月13日(日)

菅平高原 → 根子岳 → 四阿山 → 菅平高原

四阿山のツツジ

根子岳から四阿山方面

根子岳と四阿山の鞍部から根子岳方面

四阿山山頂

 2回目は平成19年の9月に、東側のパルコール妻恋スキー場からゴンドラを利用して登りました。その時の記録が私の古いホームページに残されていたので、下記に転載してみます。

平成19年9月29日(土)       天気=曇り時々晴れ

09:43ゴンドラ山頂駅発→ 10:10~10:14第1休憩場→ 10:51茨木山分岐→ 11:09~11:38四阿山→ 11:51茨木山分岐→ 12:16第1休憩場→ 12:47~12:54浦倉山→ 13:00ゴンドラ山頂駅着

 本降りの雨の中、妻と二人四阿山目指して関越道を降る。どうもドライブだけで終わりそうだな。と思っていたが、渋川ICを降りる頃には雨も上がり遠くの空には青空さへ見えてきたので、俄然登山モードになってきた。

 R145を草津方面に走り、やがて左手に白い岩壁の上に緑の帽子を被せたような丸岩が見えてきた。妻と4ヶ月程前に登った山だ。

 その丸岩の真下にある長野原草津口駅を通り、JR吾妻線の終着、大前駅を越えてAM9時過ぎにパルコール嬬恋スキー場のゴンドラ駅に着いた。山頂駅まで往復シニア料金1100円、標高差600mを一気に稼げるのだから安い出費かもしれない。

ゴンドラ山頂駅

 ゴンドラ山頂駅を09:43出発、ここの標高2080m程。四阿山が2354mだから標高差274m、登山というより軽いハイキングという感じだ。

 しばらく歩いて立派な標識がある第1休憩場、雲が多いものの、けっこう視界が効いて、志賀の山々や遠く北アルプスの稜線も望む事ができる。

 前夜の雨のせいか泥濘の道が続く。水平の道からだんだん登りが増え、茨木山分岐を超えて一登りすると細い稜線上、岩場のある前山の奥に鋭く尖った四阿山頂が見えた。長野側から見るとたおやかな山容なのに、群馬側からだと印象が180度違う。

 11:09四阿山到着、1時間27分程で着いてしまった。さして広くもない山頂は登山者達で大賑わい。アプローチが容易で何と言っても百名山なのが人気の秘密なのだろう。

四阿山山頂

 とは言え2300mを越す山、展望は抜群だ。上信越から北アルプスまで多くの山々を見渡せる。太平洋岸に前線が停滞しているせいか、南側は見渡す限りの雲海、浅間山は雲に隠れて頑なに姿を見せない。

山頂から根子岳方面

山頂から志賀高原方面

 食事を終えると来た道を戻る。帰りは何組かの団体登山パーティとすれ違うが、紙に書いた自前の標識をコース上にやたら置いていくのは感心しないマナーだ。

 ゴンドラ山頂駅近くに戻ると反対側にある浦倉山を30分程かけて往復する。ついでに行っとこうという感じで展望もなく、ただ登っただけの山頂だった。

浦倉山山頂

 ゴンドラで下界に降りると、帰りは須賀尾峠からR406を通り高崎を経由して藤岡ICから関越に乗り、PM5時過ぎ我家に戻った。

 大した歩きじゃなかったけれど、取りあえず9月中に1回山に登ったとノルマをこなした心境だが、丸岩~菅峰以来4ヶ月ぶりに山を歩いた妻にとっては、良いリフレッシュとなったようです。

 

 3回目は平成29年6月22日のツツジが咲く時期に、山仲間のF家ファミリーと一緒に菅平高原から登った。天気も良くて山行は楽しかったのだが、実は前日のお昼過ぎに、私は居眠り運転で物損事故を起こしており、実のところ傷心の登山だったのです。

 写真に写る笑顔は何となくぎこちないが、今になればそれもほろ苦い思い出です。山行の詳細は下記をクリックしてご覧ください。

   クリックしてネ

 

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