Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

北ア、白馬岳登山三日目(白馬山荘→白馬尻→猿倉登山口)

2023年08月14日 | 山歩き

8月9日(水)     天気=曇り

05:45白馬山荘→ 05:57~06:03白馬岳頂上小屋→ 06:46~54避難小屋→ 10:00~12白馬尻小屋跡→ 10:33林道終点→ 11:15猿倉登山口

 

 年寄りの辛いところは、疲れが中々抜けない事です。山行三日目白馬山荘で迎えた朝は、少し頭痛が残り身体が重かった。身体が重いのは登山の疲労だが、頭が痛いのは多分昨日ビールを飲み過ぎたせいでしょう。

白馬山荘を出発

 朝食を終えて朝6時前に山荘を出発する。白馬岳に再び登ろうかとも思ったが、山頂部がガスっていたので諦め下山を開始した。台風の影響なのか稜線を吹き抜ける風は強く、稜線直下の白馬岳頂上宿舎まで降って強風は収まった。

山荘前から西に、毛勝三山と奥に富山平野や能登半島を望む

白馬頂上宿舎へ降る

頂上宿舎下にある融雪の水場

 頂上宿舎を通過すると、お花畑の中に続く道をジグザグに降って行く。頂上宿舎から40分ほどで、登山道脇に建つ小さな避難小屋に着いた。小屋の中は人二人が座ってやっとというほど狭く、雨露を凌げるだけの建物です。

大雪渓へ向かって降る道

登山道沿いにある小さな避難小屋

避難小屋下の小雪渓は小さくなり、残雪を踏まずに通過

 避難小屋から先も、歩き難い急坂の降りが続く。我々二人の足取りは重く、幾度も休憩しながら降って行く。避難小屋から1時間以上過かって、ようやく大雪渓の上端部に達した。

大雪渓が眼下に見えてきた

大雪渓上端部

 此処で靴にチェーンスパイクを装着し、雪渓歩きとなる。大雪渓は天然のエアコンですこぶる心地よいが、足を滑らせると滑落の危険があるので結構気が抜けない。

大雪渓の降り

続々と大雪渓を登って来る登山者達

 見渡す大雪渓は地球温暖化のせいだろうか、以前登った時に比べると残雪量が減少し歩ける距離も短くなっている。そんな事を思いつつ降って行くと、霧の中の大雪渓末端部に降り立った。

大雪渓と白馬沢の合流地点

大雪渓末端部が近づいてきた

大雪渓末端部

 大雪渓末端部から再び登山道を降り、10時頃白馬尻小屋跡に着いた。此処まで降れば着いたも同然と安心したが、標高が下がった分だけ気温が上がり暑さが堪えた。

白馬尻小屋跡地(幕営可、有料トイレ有り)

 白馬尻小屋跡から緩やかな道をしばらく降りて林道終点に着き、そこから山腹を巻く林道を40分ほど歩いて、11時15分頃に猿倉登山口へ到着した。

林道を歩いて猿倉登山口へ

 バスの時刻表を見ると、発車時間まで1時間半もある。タクシーの運転手さんが声を掛けてくれたので、栂池高原まで幾ら?と訊いたら6000円位と言うので乗る事にした。

 タクシーの運転手さんは感じの良いオジサンで、話しているうちに30分ほどで栂池スキー場の第2駐車場に到着した。車に乗ると白馬町の日帰り温泉「みみずくの湯」へ向かう。

 「みみずくの湯」は白馬駅から遠くない場所にある小じんまりした日帰り温泉で、入浴料金大人700円のところ、タクシーの運転手さんから入浴料金割引券を貰っていたので、一人600円で入浴できた。

 山里の出湯にドップリ浸かって、山歩きで溜った汗と疲れを洗い流す。老いるほどに山々は高く険しく思えてくるが、年寄りなりの歩き方で白馬の山々を楽しむ事ができ、充実した三日間の山旅でした。

 

    ・・「山旅を、終えて出湯でリフレッシュ」・・

コメント
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