「イミテーション・ゲームエニグマと天才数学者の秘密」は見応えある映画だ。

　４月８日（水）

　二日続きの雨で今日も仕事はお休みだ。正直言うと学校嫌いの小学生が休校を喜ぶように、私も休めるのがちょっと嬉しい。この空白の時間、暇つぶしの定番である映画館へ行った。

　上映中の映画にそれ程観たいものは無く消去法的選択で「イミテーション・ゲーム」という映画を観た。これは第２次世界大戦中に解読不可能と言われたドイツ軍の暗号「エニグマ」を解読した実在の英国の天才数学者アラン・チューリングをモデルにした映画です。

　アランは当時法で禁じられていた同性愛者であり他人と協調できない偏屈な男。だからこの映画にカッコ良さや感動、痛快さなど無い。周囲に毛嫌いされながら暗号解読に挑む彼の姿に、痛々しさを感じる程だ。

　しかし彼を理解する僅かな仲間の助けを借りて、アランは遂に暗号解読の解読に成功する。これにより戦争の勝機は連合軍に傾き、終戦を２年早めたという。そして多くの人々の命も救われた。

　普通ならばアランは祖国を救った英雄だ。しかし彼の功績は軍事機密の中で闇に葬られ、戦後は同性愛者として警察に逮捕される等惨めで孤独な人生を過ごし、最後は自らの命を絶ってしまう。何とも哀しい結末だ。

　彼の死後近年になって英国政府は公式に謝罪して、彼の名誉と功績を認めた。その事実に少し救われた思いがする。この映画は実に重く見応えがあり、私的には「五つ星」の推奨映画です。なお現代コンピューターの源流は、彼の暗号解読機であったそうです。

 

最新の体重計・・イヤ体組成計は凄い。

　４月７日（火）

　雨の為に今日の仕事は中止になった。さて何をしょうか。古くなった体重計（ヘルスメーター）を買換えたいと思っていたので暇つぶしがてらホームセンター（カインズホーム）へ出掛けた。

　広大な店内の一角にある体重計コーナーに行って驚いた。最新の体重計は実に多機能でいろんな測定ができる。「体重」は基より「ＢＭＩ（肥満率）」、「体脂肪率」、「筋肉量」、「内臓脂肪レベル」、「基礎代謝量」、「体内年齢」等、それぞれの測定値がどのレベルにあるかも判定してくれる。

　だから名称も「体重計」では無くて、「体組成計」と言うのが正しい呼び方だ。価格も１千円から６千円台とそれ程高くない。結局￥２９８０円也のタニタ製体組成計を購入した。

　我家に戻ると取説を読んで、早速測ってみたら次のような結果になった。

　体　重　　　　　＝５７．３キロ

　ＢＭＩ（肥満率）＝２０．１　（標準よりやや低い）

　体脂肪率　　　　＝７．８％　（低い）

　筋肉量　　　　　＝５０．１　（標準より多め）

　内臓脂肪レベル＝２．０（低い）

　基礎代謝量　　＝１，４０７㎉

　体内年齢　　　＝５１歳

　一緒に妻も測ったのだが、それを載せれば夫婦間に紛争が勃発するので公表は差し控えます。妻の名誉の為にそんなに悪い数値では無かったと一言申し添えておきましょう。

　とにかく今の体重計・・じゃなく体組成計はいろんな測定ができて面白い。健康オタクの人にとっては強い味方になりそうだ。まあ中には迷惑と言う人もいるでしょうが。

最近走ったマラソン大会の自己記録

　４月６日（月）

　市民ランナーを対象にランネットというクラブを月刊誌「ランナーズ」が主催している。会費が無料なので随分前から私も会員登録しているが、市民ランナーにとっては大変有難い存在だ。

　まず出場したいマラソン大会にネットから容易に申し込みができる。そして全国のマラソン大会の詳細情報や、出場した大会の自己記録をネットで確認する事ができる。

　最近走った大会の自分の記録を確認してみると、下記のような結果であった。今のところ順位の比率が上位３０％以内に入っているけれど、５０％を超えた時がマラソンをやめる潮時ではと思っている。

 

　１２月８日　小川和紙マラソン１０キロの部

タイム　　　　　　　　＝　　　　　４９分４１秒　

総合順位　　　　　　＝１，１８１名中３５５位　　

６０歳以上の部順位＝　　２４２名中　４８位

 

　３月２２日　熊谷さくらマラソン１０キロの部

タイム　　　　　　　　＝　　　　　４９分２２秒

総合順位　　　　　　＝１，８９３名中３９８位　　

６０歳以上の部順位＝　　２７２名中　４０位

桜見物を兼ねて農業交流センターまでウォーキング

　４月５日（日）

　先週長患いした風邪の症状はすっかり治まったけれど、病疲れというのだろうか何となく身体が重くてまだ走る気力が湧いてこない。毎日のようにウォーキングに出掛ける妻が「高倉の菜の花と桜が綺麗だったよ。」と誘うので、桜見物を兼ねて二人でウォーキングに出掛けた。

　高倉には我が市が運営する農業交流センターと周囲に東京ドーム数個分の市民農園が拡がっている。以前ここで農園を借り数年間農業のマネ事をやったので私にとっては馴染の場所だ。又暇ができたら再挑戦もありかな何て今も思っている。

　広々とした市民農園の一帯は黄色い菜の花と道沿いに咲くピンクの桜が中々艶やかで、その上を春風に乗って数十匹のこいのぼりが泳いでいた。桜の下で花見ビールでもと思ったが身体がだるくてその気にならず、交流センターの隣にある「農協直売所」で幾つか買い物しただけで大人しく我が家に戻った。

　ウォーキング途中、民家の蔵としだれ桜が綺麗だったので

　黄色い菜の花畑奥に農業交流センター

 

気になる「過払い金請求」アディーレ法律事務所のＣＭ

　４月４日（土）

　時代の変化と共にテレビやラジオのＣＭも様変わりしているが、一時期垂れ流しのように放送されていたサラリーマン金融、所謂「サラ金」のＣＭが最近殆ど見掛なくなった。アコムやプロミスの名は時折聞くけれど、業界最大手だった「武富士」は経営者一族が儲けた金を香港に持ち逃げした何て噂を聞いたけれどまだ存続してるのだろうか。

　それに代わって増えたのが「過払い金請求」を謳った法律事務所のＣＭだ。１９歳で世界を一周したアベ・リョーの「司法書士法人、新宿事務所」は「過払い金請求」と「世界一周」にどんな関係があるのかとケチをつけたくなる。

　アディーレ法律事務所のＣＭは、最初に痩せて滑舌の悪そうなお兄ちゃんが頼りなげにプレゼンしていると、横から敏腕弁護士風の男性が登場して「こういった過払い金のご相談は弁護士におまかせください。・・・・ご相談実績は２０万人以上、アディーレ法律事務所にお任せください。」と滑らかな口調で語り掛ける。

　「横に居るんだったら最初からアンタがプレゼンすればいいじゃないか。それじゃ最初に出たお兄ちゃんの面目丸つぶれじゃねーの。」とプレゼン能力の無い私は弱者の立場を慮って、このＣＭを観ると何故か腹が立ってくる。

　しかしサラ金に対する過払い金請求など大して商売になるとは思えないのに、大々的にＣＭが流れる様をみると、それだけの需要があるんだね。一見正義の味方風だけど、貧者の懐から更に掠め取るんだからけっこう阿漕な商売にも思えてくる。

ラジコンヘリ飛ばして遺跡発掘現場の空撮

　４月２日（木）

　私が勤務する遺跡発掘現場で最近事故が３件立て続けに起きている。累計では８件になるそうだ。いずれも些細な事故ばかりだが、約２００名の職場で８件の事故率は決して低い数値ではないそうだ。

　生命に係るような大事故は、小さな事故の積み重ねの中から発生するというから、現場管理の人達もそれを恐れているようだ。遺跡現場はそれ程危険個所がある訳でないけれど、建設車両やベルトコンベアー、深い溝などあるから決して安全な場所とは言えない。

　ところで昨日、遺跡現場の空撮が行なわれた。空撮はある区画の表土掘削作業が完了する度に行なわれ、大体月に数回は行われている。昔はセスナから撮っていたそうだが、今はラジコンヘリに登載したカメラで撮影している。

　専門知識が必要で誰でもできる訳ではなかろうが、ラジコンヘリを飛ばすのが仕事何て、何とも羨ましい職業と思わずにはいられない。

　空撮用ラジコンヘリ（撮影操作は右側のパソコンで行うようだ。）