ベッコウバチに麻酔を打たれて、まったく動けない蜘蛛を拾った日から
早いもので約2ヵ月が過ぎました。
1ヵ月前のブログでは、水が飲めるようになり、昆虫ゼリーや小さな蛾を食べるようになって
少しずつ足の運びもできるようになったところまで書きました。
今日は、それ以降の観察記録を書きたいと思います(^^)/
*
クモを拾ったのは七夕の日、仕事帰りの農道でした。
1カ月後、8月の初め頃に、何かエサをと思って、部屋の中に入ってきたハバチを捕まえて与えると
大アゴで素早く挟んで放しませんでした。
うちに来てからほぼ絶食状態だったので、飢えているのでしょう。
ゼリー以外のものを食べられるようになっていたのは嬉しかったけど
それでも生きている虫を餌にするのに、どうしても抵抗があって
庭で小さな虫を捕まえては、ダメだ・・と逃がしてはを繰り返して
仕方なく昆虫ゼリーを与える毎日です(^^ゞ
美味しいのかな?それともまだ空腹なのかな・・・
昆虫ゼリーは自分から進んで食べるようになりました。
**
ある朝、ゴミ出しにいって歩いて帰る途中
道に死んだアシナガバチが落ちていました。
アリがたかっていなくて、まだ亡くなったばかりのようです。
もしかしたら食べるかな?
拾って帰り、ピンセットでクモの顔の前に持っていったら
蜂に対して警戒心があるのか、一瞬身構えました!
その後、飛び掛かるように長い脚で抱え込んで、隠れ家の中へ持って入りました。
午後に様子を見てみると、蜂はお尻の部分が嚙み切られて
転がっていました。
自然界では蜂が天敵なので、本能で最初に攻撃するのは
危険な針があるところなのかな?
初めて本格的に昆虫をエサとして食べました。
翌日、今度は公民館の玄関で死んでいた、小さなカミキリムシを拾いました。
甲虫は堅そうだけど、食べられるかな?
持って帰ってケースの中へ入れておいたら・・・
午後、バラバラになっていました(ll゚д゚)
クモは獲物の体内に消化液を注入して、溶かして吸い上げるという方法で食事をします。
でも大型のクモは噛む力が強いので、こうして獲物を噛み砕きながら消化液をかけて
溶けた液体を吸い上げることもあるそうです。
なので、外骨格そのものを食べた形跡はなくて、体の部品はすべてきれいに残っていました。
水の置いてある場所も覚えたようで、小皿に入れた水を飲んでいます。
またまた翌日には、家のまえの道でニイニイゼミを拾いました。
クモを飼っている人のブログなどを読んだら、エサは週に1~2回と書いてありましたが
分量がわからないので、食べるかどうか分からないけどケースに入れてみました。
すぐに飛びついて、お腹の部分に噛みつきました。
1ヵ月間、何も食べていなかったので、よほど空腹だったのでしょう。
次の日のお昼頃までセミからずっと離れませんでした。
セミから離れた後に見ると、体の固いところが魚の骨のようにアゴに挟まって取れなくなっていたので
ピンセットで挟んで取ってあげました(過保護(^^ゞ)
季節がら、セミの死骸が道に転がっていることが多くて
次の日にはアブラゼミ?を拾ってきました。
様子を見ていると、調べていましたが食べようとはせず
次の日も知らん顔をしていました。
大きすぎて怖かったのか?そう思って、トンボも拾ってきましたが
それにも見向きもしなくて・・・お腹がいっぱいになったのかもしれません。
そろそろ自然界に帰すのが良いのかな・・・
エサも食べられるようになったし、動きもしっかりしてきました。
それに、筆で水をあげようとすると、威嚇してくるようになってきました。
あんなに大人しく筆先から水を飲んでいたのに・・・
まるで反抗期がやってきたみたいに
「近寄るなー、私に構うな」と言っているようです┐(´д`)┌
***
写真を撮ろうと、そっと見つめると
なにか話しているような表情に見えてきています(^^ゞ
情が移ってしまい、このまま飼っていたい気持ちもありましたが元気になったので
やっぱり外へ放すことにしました。
なんだか家へ来た時より、目がパッチリしているみたい。
どんな生き物でも一緒にいると、可愛く見えてくるものですね(^m^)
農道は車の通りがけっこうあるので、庭に放すことにしました。
麻酔の効力が少しずつ薄れてきて、元のように動けるまで約2か月かかりました。
小さなクモなら死んでしまっていたかもしれないけど
復活してくれて本当に良かった!
生き物が持っている色々な毒は、医療やその他の分野でも人の役に立つかもしれないと
研究が進められているそうです。
私たちが知らないだけで、小さな虫や生き物は
凄いことをして日々ひっそりと暮らしているんでしょうね(#^.^#)
ケースから歩いて出て、土の上に脚をおろしました。
久しぶりの感覚にちょっと戸惑っているみたい。
走って逃げるかと想像していたけど、ゆっくり歩き出しました。
あま、名残り惜しいのは私だけで(笑)
クモは振り返ったりしないけど、いいの、元気に生きていってください。
とても貴重な体験をさせて貰いました、ありがとう。
この子はメスなので、寒くなる前に産卵ができたら良いです。
後ろ姿・・・
ちょっと寂しい。
いつかまた庭でひょっこり出会えますように!
以上、狩り蜂の麻酔から復活して自然に帰った
クモと過ごした2か月間でした(^^)/
早いもので約2ヵ月が過ぎました。
1ヵ月前のブログでは、水が飲めるようになり、昆虫ゼリーや小さな蛾を食べるようになって
少しずつ足の運びもできるようになったところまで書きました。
今日は、それ以降の観察記録を書きたいと思います(^^)/
*
クモを拾ったのは七夕の日、仕事帰りの農道でした。
1カ月後、8月の初め頃に、何かエサをと思って、部屋の中に入ってきたハバチを捕まえて与えると
大アゴで素早く挟んで放しませんでした。
うちに来てからほぼ絶食状態だったので、飢えているのでしょう。
ゼリー以外のものを食べられるようになっていたのは嬉しかったけど
それでも生きている虫を餌にするのに、どうしても抵抗があって
庭で小さな虫を捕まえては、ダメだ・・と逃がしてはを繰り返して
仕方なく昆虫ゼリーを与える毎日です(^^ゞ
美味しいのかな?それともまだ空腹なのかな・・・
昆虫ゼリーは自分から進んで食べるようになりました。
**
ある朝、ゴミ出しにいって歩いて帰る途中
道に死んだアシナガバチが落ちていました。
アリがたかっていなくて、まだ亡くなったばかりのようです。
もしかしたら食べるかな?
拾って帰り、ピンセットでクモの顔の前に持っていったら
蜂に対して警戒心があるのか、一瞬身構えました!
その後、飛び掛かるように長い脚で抱え込んで、隠れ家の中へ持って入りました。
午後に様子を見てみると、蜂はお尻の部分が嚙み切られて
転がっていました。
自然界では蜂が天敵なので、本能で最初に攻撃するのは
危険な針があるところなのかな?
初めて本格的に昆虫をエサとして食べました。
翌日、今度は公民館の玄関で死んでいた、小さなカミキリムシを拾いました。
甲虫は堅そうだけど、食べられるかな?
持って帰ってケースの中へ入れておいたら・・・
午後、バラバラになっていました(ll゚д゚)
クモは獲物の体内に消化液を注入して、溶かして吸い上げるという方法で食事をします。
でも大型のクモは噛む力が強いので、こうして獲物を噛み砕きながら消化液をかけて
溶けた液体を吸い上げることもあるそうです。
なので、外骨格そのものを食べた形跡はなくて、体の部品はすべてきれいに残っていました。
水の置いてある場所も覚えたようで、小皿に入れた水を飲んでいます。
またまた翌日には、家のまえの道でニイニイゼミを拾いました。
クモを飼っている人のブログなどを読んだら、エサは週に1~2回と書いてありましたが
分量がわからないので、食べるかどうか分からないけどケースに入れてみました。
すぐに飛びついて、お腹の部分に噛みつきました。
1ヵ月間、何も食べていなかったので、よほど空腹だったのでしょう。
次の日のお昼頃までセミからずっと離れませんでした。
セミから離れた後に見ると、体の固いところが魚の骨のようにアゴに挟まって取れなくなっていたので
ピンセットで挟んで取ってあげました(過保護(^^ゞ)
季節がら、セミの死骸が道に転がっていることが多くて
次の日にはアブラゼミ?を拾ってきました。
様子を見ていると、調べていましたが食べようとはせず
次の日も知らん顔をしていました。
大きすぎて怖かったのか?そう思って、トンボも拾ってきましたが
それにも見向きもしなくて・・・お腹がいっぱいになったのかもしれません。
そろそろ自然界に帰すのが良いのかな・・・
エサも食べられるようになったし、動きもしっかりしてきました。
それに、筆で水をあげようとすると、威嚇してくるようになってきました。
あんなに大人しく筆先から水を飲んでいたのに・・・
まるで反抗期がやってきたみたいに
「近寄るなー、私に構うな」と言っているようです┐(´д`)┌
***
写真を撮ろうと、そっと見つめると
なにか話しているような表情に見えてきています(^^ゞ
情が移ってしまい、このまま飼っていたい気持ちもありましたが元気になったので
やっぱり外へ放すことにしました。
なんだか家へ来た時より、目がパッチリしているみたい。
どんな生き物でも一緒にいると、可愛く見えてくるものですね(^m^)
農道は車の通りがけっこうあるので、庭に放すことにしました。
麻酔の効力が少しずつ薄れてきて、元のように動けるまで約2か月かかりました。
小さなクモなら死んでしまっていたかもしれないけど
復活してくれて本当に良かった!
生き物が持っている色々な毒は、医療やその他の分野でも人の役に立つかもしれないと
研究が進められているそうです。
私たちが知らないだけで、小さな虫や生き物は
凄いことをして日々ひっそりと暮らしているんでしょうね(#^.^#)
ケースから歩いて出て、土の上に脚をおろしました。
久しぶりの感覚にちょっと戸惑っているみたい。
走って逃げるかと想像していたけど、ゆっくり歩き出しました。
あま、名残り惜しいのは私だけで(笑)
クモは振り返ったりしないけど、いいの、元気に生きていってください。
とても貴重な体験をさせて貰いました、ありがとう。
この子はメスなので、寒くなる前に産卵ができたら良いです。
後ろ姿・・・
ちょっと寂しい。
いつかまた庭でひょっこり出会えますように!
以上、狩り蜂の麻酔から復活して自然に帰った
クモと過ごした2か月間でした(^^)/