仕事の休み時間に、職場の庭で草取りをしていたら、きれいな蝶がいました。
ツマグロヒョウモンという蝶のメスです(^_^)
カメラを取に行って、写真を写していたら、蝶の傍らに毒々しい色をしたイモムシがいました。
この蝶の幼虫です!
さあ、どうしよう(@_@)
他の誰かに見つかったら、きっと処分されてしまう・・・だってこんな容姿なんだもん。
私も最初に見た時は、さすがに触れませんでした。
でも、幼虫のトゲに毒はなくて、この毛虫みたいな突起も毛ではなく、柔らかくて刺さったりしません。
今の時期にスミレの葉を大量に集めるのは大変だし、連れ帰るかどうか悩みましたが
前に、ヤナギの葉にいたイモムシを、食草が確保できるか探してから、と思って数日後に迎えに行ったら
全部処分されていた苦い思い出があるので、草の中から探し出して、家に連れてきました。
葉っぱはまた明日、探しにいきましょう。なんとかなるさ(^_^)/
街中では、アスファルトの割れ目というか、歩道の脇の隙間にスミレが生えていることが多いです。
それは、スミレがアリに、種をそういう隙間にできた巣に運ばせて繁殖するからです。
歩道を歩きながら、「落し物を探している人」っぽく振る舞いながら葉を素早く摘んで
小さなビニール袋に一杯にして帰宅しました。
お腹を空かして待っている子たちのために、採ってきた葉を急いで水洗いをしていたら・・・
うわ~、やってしまった!葉の裏に、チビちゃんが2匹くっついていました(;´д`)ゞ
返しに行くわけにもいかず、一緒に飼うことになりました。
きれいなトゲ・・・
家にきてから3日目のお昼に、大きい幼虫の1匹が葉を離れて、飼育ケースのフタに登りました。
サナギになるようです。
翌日の朝、1匹目は最後の脱皮をしてサナギの形になっていました。
そして、2匹目も少し離れた場所に、逆さまになってぶら下がっていました。
お昼に、2匹目もサナギになりました。
サナギの下に、幼虫の抜け殻が落ちていて、昆虫の変態って不思議だな、スゴイなと毎回思います。
ツマグロヒョウモンのサナギの背中には、メタリックに輝くとても綺麗なトゲがあります。
5対10本のトゲが金色ならメスで、銀色だとオスの蝶がうまれてくるそうです。
このサナギは金色?銀色?よくわかりません。
暑い室内で飼育するのに、ケース内に熱がこもらないよう、100均のすのこにネットを被せてフタを作ってみました。
逆さまにぶら下がってサナギになるツマグロヒョウモンに、ちょうど良かったです(^^)
7日後の朝8時半頃、1匹目がサナギから出てきました!
無事に羽化してくれました\(^o^)/翅を伸ばしています。
ケースから出したら指に止まって、翅を開いたり閉じたりしています。
1匹目は、オスのツマグロヒョウモンでした!
翌日、2匹目が羽化しました。今度はメスです。
オスとメスは、翅の模様で見分けられます。
メスの翅はツマグロの名前の通り、翅(褄)の先に美しい黒い模様があります。
旅立つうしろ姿(笑)
イモムシから育てると、普段はひらひらと飛んでいる蝶を、手に乗せてゆっくり観察できるのが嬉しいです。
短い間でしたが、楽しい時間をありがとう(^_^)/
金色、銀色だったトゲの部分は、透明になっていました。
どうしてここだけをスケルトンにして、中身が見えるようにしてあるんだろう?
もしかして、メスの蝶が出てくる金色の目印を、先に羽化したオスが見つけて待つためかな^m^
まだまだ、食べ盛りのチビちゃんたちがいます^^
スミレの葉をまた探しに行かなくては・・・
とりあえず、来年のために種を蒔いておこうと思います(笑)