風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

金色のモスラ!

2020年10月06日 | ホシヒメホウジャク
               
               
きれいだなぁ・・・
夕方、ホシヒメホウジャクの最後の1匹が
羽化しました\(^o^)/

ベランダへ連れていって、いつものように指を差し出すと
スタスタと乗ってきて
沈んでいく太陽を一緒に眺めました。


夕日を浴びて、本当に金色に輝いて見えます。


翅の裏も、光り輝く金色です!


正面の顔もステキ(#^.^#)



国勢調査のインターネット回答をし終わって
さて、夕飯の準備でも・・・と部屋を出ようとしたら
こんな光景が目に入りました(笑)

「あのー、変な子がいるんですけど」
アゲハの幼虫が訴えかけています(^m^)

この子は3匹目のヒメちゃんでしたが
1、2匹目を飼育していて、サナギ期間は約12日だったのに
今回はその2倍も日にちが経っていて
心配しながら、動かないサナギを毎日見ていました(^^ゞ
無事に羽化してくれて、本当に嬉しかったです。

**

お腹周りがふっくらしているし
触覚も細いから女の子かな。

指から全然離れなくて
日が沈むまでの魔法のような時間を、一緒に過ごしました。


元気でね。
以下、いつもの注意事項を目を見ながら伝えて(笑)
お別れをしました。


うちに来たのが9月の初めで


蛹化してから、24日目の羽化でした。
楽しい毎日をありがとうございました(#^.^#)


ホシヒメホウジャクの飼育記録

2020年09月16日 | ホシヒメホウジャク
9月の初めに庭で見つけた
ホシヒメホウジャクの幼虫が・・
一昨日、無事に羽化しました!
日本最小のスズメガで
体の大きさは10円玉と同じくらいです。


別の羽化した蛾を、庭に放しに行ったとき
ついでに見つけて部屋に連れてきた子なのですが


飼育ケースに入るなり「ではまた数日後に。失礼しまーす」と
わき目も振らず葉の中へ潜り込んで


ちゃっちゃと葉を綴り出して、


サナギになる準備を始めました(^^ゞ
ひと口も餌を食べてないじゃない?
これでは飼育じゃなくなっちゃう・・・


あっけに取られていたら、葉の裏に
小さな幼虫がくっ付いていました。
これは多分、ホシホウジャクです。
よし!この子を育てよう(笑)


**
スズメガの幼虫は、みんな大食漢です。
このチビちゃんも、小柄ながらよく食べるので
ヘクソカズラの葉を毎日庭に採りに行きます。


すると、ひとツルに1匹、もれなく幼虫が付いてくる!
食草と一緒に、食べる子を連れてくるので、また翌日に草を採りに行く・・・
もうダメと思っても、見たらつい、連れてきてしまいます。
これって何なんだろう(笑)
でもホシヒメさんは、今年初めて見るスズメガです。
今まで気付かなかっただけで、毎年ウチの庭にいたのかな?


他の幼虫もぞくぞくと加わるので
住民票が作れなくなって、混沌としてきました(^^ゞ


葉の裏に付いていた
チビッ子ホシホウジャクは、こんなに大きくなりました。


そして、ウチに来てから12日後に、ふたり揃って前蛹になりました。
下に敷いていた紙に、ツルが糸でくっ付いて
まるで植物標本のようになっています(#^.^#)


前回学習した
葉を綴ってサナギになる」ホシヒメホウジャクは
こちら。


土に潜りたい「ホシホウジャク」は、可哀そうに・・・
吸水用の、アルミホイルとコットンの隙間に潜ろうとして
できるだけの努力で、ここでサナギなったようです(ゴメンね)


サナギになって約一週間後、ツルを切り離して
別の飼育ケースに移しました。


**
ウチに来て、葉を綴ってから12日後の朝
目が覚めると、飼育ケースに小さな「点」がありました。
毎朝、必ず見てるから違いにすぐ気づきます(笑)
姫ちゃん、羽化したようです!


ベランダへケースごと持って行って
そーっとフタを開けて外へ出すと
体内から余分な水分を排出しました。
羽化してまだ時間が経っていないようです。


指に乗ってくれるかな?
息を止めて(笑)人差し指を差し出たら
待っていたかのように飛び乗って
初めての世界を感じているようでした。


きれいだなぁ・・・
昆虫を飼育してきて気付いたのですが
羽化してから、本人が「飛ばなくちゃ」と、我に返るまでの数分は
マジックアワー(タイム)で
魔法のように幻想的な瞬間が味わえるのです(#^.^#)
正面の顔・・・


真上から、翅の複雑な模様も
じっくりと観察できます。


そして、デッキブラシのようなお尻も(笑)


動かな過ぎて、ちょっと心配になってくるほどで


指を動かしたら・・・
チロッとこちらを見て


翅を小刻みに動かし始めました。
小さなエンジン音が指に伝わってきます。


羽ばたいたまま、体を反転して
脚を蹴り出し、フワッと飛んでいきました。


あっけないお別れもあるけど
こんな余韻のあるサヨナラも、いいものですね(^^)

いま、私の部屋はいろんなサナギだらけです。
出逢いと別れのドラマ、まだまだ続きます(^^)/

ホシヒメホウジャクと、ホシホウジャク

2020年09月06日 | ホシヒメホウジャク
初めて飼育した「ホシヒメホウジャク」が、8月の終わりに羽化しました。
成虫になった姿をゆっくり見られなかったので
「またヒメちゃんに会いたいな」と思っていたら・・・
あっさり出会えました。

庭で水まきしていて、同じヘクソカズラのツルにいる幼虫を
みつけました(#^.^#)


ホシヒメ1号さんは、うちに来てすぐにサナギになったので
予備に採っておいたヘクソカズラが
まだ手付かずで残っていました。


この子は前の子と違って、食欲旺盛。
葉っぱをモリモリ食べます。
2日後、エサの葉を取り換えるときには
ひと回り大きくなっていました。
あれ?でもなんだか違和感が・・・


そうだ!お尻の角が短い・・・
この子の尾角(ビカク)はチョンと短かくて黄色いです。
ホシヒメホウジャクのお尻には,体長の三分の一くらいの
長いシッポ(尾角)があります。


じゃあ、アナタは誰?
ヘクソカズラに来るスズメガを検索したら
名前に「ヒメ」が付かない「ホシホウジャク」のようです。
翌朝見ると、体が淡いピンク色に変わっていました。
サナギになる合図です。


ホシヒメホウジャクと同じように
葉を綴って蛹化すると思い込んで見ていたら
飼育ケースの中でずっとウロウロしています。

変だなー、と思っ急いで調べてみたら
ホシホウジャクは、葉を綴らず
土の上で荒いマユを作ると判明しました。
なんで?同じホウジャクなのに!
アタフタ・・・└(゚ロ゚;)┘
もう夜ふけだし
ちぎったティッシュで、ここはなんとか・・・お願い・・


翌日ケースを見てみると
テレビ番組で見る「観察記録」の画のように
ティッシュの中にマユが出来上がっていました。


前蛹から2日後、サナギになりました。


**
もう、初めての子なので触らず、動かさず!
そっとそっと、羽化の日を待ち続け
蛹化から10日後の朝、ホシホウジャクさんが羽化しました\(^o^)/


飼育ケース越しの、お腹。


ケースのふたを開けて、背中の模様を・・・
とてもきれいです。


こちらは先日羽化した「ホシヒメホウジャク」です。
名前にヒメがつくのは、ただ単に小さいだけではなくて
翅の模様が全然違っているのが分かります。


猫の目みたいな、ホシホウジャクの横顔です(^_^)
止まっている姿を見られるのは今だけでしょうね。
庭で会ってももう、羽ばたきが早すぎて分からないかも(笑)
飼育ケースから空へ飛んで行きました。


**
手元に残った抜け殻です。


寂しい・・・
でも、ホシホウジャクを放しに行った庭で
また見つけました(笑)
ホシヒメホウジャクの幼虫です。


更に、採ってきた葉っぱにも小さな幼虫がいました。
これはどっちかな?
ヘクソカズラの葉で・・・
ホウジャク、エンドレスです(^O^)


ホシヒメホウジャクが羽化しました

2020年08月29日 | ホシヒメホウジャク
庭のヘクソカズラの葉にいた幼虫
部屋で飼育観察していました。


8月19日、葉を綴ってサナギになりました。


それから、9日後の8月28日
夕方6時半過ぎに、飼育ケースから羽音がするので
見てみたら、うそ!もう羽化していました(^^ゞ


翅は立体的に見えるような
変わった模様をしていて
ヒメの名のとおり、とても小さなスズメガです。


日が短くなってきて、外はすでに薄暗くて
放すのは明日にしようかと思ったけど
飼育ケースに一晩、閉じ込めておくのが可哀そうだったので
ベランダへ行って、お別れをしました。


フタを開けた途端
ブーーーンと大きな羽音を立てて
慌てて飛びだしてきて
私の耳のすぐ横を通って、夕闇の中に消えていきました。
あっけないお別れでした(^^ゞ
お達者でね(@^^)/~~~

残された寝袋と・・・


その中の抜け殻。
サナギになるために綴った葉は、枯れてしまっても
大丈夫だったようです。
貴重な経験になりました(#^.^#)


羽化が夕方の忙しい時間だったので
成虫の姿をじっくり観察できなかったし
お別れの言葉も、ちゃんと伝えられませんでした。
もう一度、姫ちゃんに出会えないかな。
水まきしながら、また庭を探してみます(*^^)v

ホシヒメホウジャクの幼虫を発見!

2020年08月19日 | ホシヒメホウジャク
昨日の夕方、水まきしているときに
庭のすみっこで、見慣れない色の幼虫を見つけました。
食べていたのは「ヘクソカズラ」の葉で
お尻にはピンッと長いアンテナが立っています。
やったー、スズメガです!\(^o^)/
これは初めて見る色と形です(#^.^#)
飼育ケースを取りに部屋へ戻って、捕まえました。


沈みゆく夕日を眺めている、伝説の生き物
ユニコーンみたいなシルエット・・・
角があるのはお尻ですけどね(笑)


写真の明るさを調節すると、こんな模様をしていました。


それにしても、顔が小さい(^m^)
いったい何等身だろうと思って、指で計ったら
だいたい16等身くらいでした!


スズメガ、16等身では、さすがに名前までたどり着けず(笑)
「ヘクソカズラ」「スズメガ」で検索したら
すぐに「ホシヒメホウジャク」が出てきました。
漢字では「星姫蜂雀蛾」と書きます。素敵な名前(^○^)
でも、ネットの画像をみると、みんな茶色っぽいか
グレーで、こんな、ほのかな緑色のはいません。
さらに検索してみると
ホシヒメホウジャクは、幼虫の体の色に個体差が大きいそうで
食べていた葉と、体の模様から間違えなさそうでした。


ヘクソカズラなら、近所にいくらでもあるから
どれだけモリモリ食べても大丈夫だよ~(^m^)


そう言って、網の中へ入れたんですが
じっとして、あまり動きません(^^ゞ


今朝、起きて見ると
1枚の葉を半分かじっただけで、葉の裏に隠れています。
小食なの?


お昼まえ、食べているか心配で網の中を覗くと・・・


隠れていた場所の葉を糸で荒く綴っていました。
何をするんだろう?
またまた調べてみると、ホシヒメホウジャクは
サナギになる時、土の中に潜らず
こうして丸めた葉の中でサナギになるのだそうです!


夕方、葉がきっちりと糸で綴り合わされていました。
この子にとっては、安心なゆりかごなのでしょうね(#^.^#)
連れてきた翌日にサナギになってしまったので
育てた!とは言えませんが、無事に羽化するのを待ちます。
どんな子が出てくるのか、すごく楽しみです(^^♪