風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

ミラクルフルーツの種をまきました

2021年09月25日 | ミラクルフルーツ
2019年5月
12号鉢に植え替えたミラクルフルーツは
翌年はあまり実が成りませんでした。

2年後の2021年
植え替えのストレスが癒えたのか
赤っぽい色の新芽がどんどん出てきました。


春にポツポツと花が咲いてきて
 ☆以前書いた「つぼみと花の様子」はこちら
たくさんではないけど
また実を付けてくれました。


鉢の重量はどれくらいあるんだろう?
毎年庭へ出すのですが
重くて、運ぶのが大変なので
今年は玄関先で育てることしました。


ミラクルフルーツの実の色は
「赤色」と言うより深みのある赤
「深紅」の感じで、濃い緑色の葉の中に
見え隠れして、とても美しいです。


収穫してきました(^^♪
この実がさくらんぼみたいに
美味しければ嬉しいのですが・・・
中身はほぼ種子で、食べられる部分が少なく
味も微かに甘い?というだけなのです(^^ゞ


実を食べた後に、酢っぽいものが甘くなる実験も
もう何度もやってみたし
う~ん、どうしよう・・・
そうだ!種をまいてみよう(^-^)ゝ
実を半日ほど水に付けて


種から果肉を剥がします。
けっこうしっかりくっ付いているので
爪でこすりながら洗います。
こんなにピカピカのきれいな種になりました。


用土は園芸の土です。
袋に「種まきに適さない」と書いてあったけど
たぶん大丈夫でしょう。
ミラクルフルーツの種は
片面がツルツルで、もう片面がザラザラしています。
ネットで調べたら、ツルツルの面を上にして
種をまくそうですが、なんでだろう?
おまじない?(笑)ではなくて
根が出る部分を下にするためでした。


種は14個だったので
まかなかった所に石を置いておきました。
何個芽が出るかな~



約1ヵ月後
ニョキッという感じで
芽が出てきました。


予想以上の発芽率です!
水族館で見た「チンアナゴ」みたい(笑)


最初、つまようじのような棒が
地中から伸びてきて・・・


だんだん先端が開いて
緑色の葉になっていきます。
これ、双葉のように見えるけど
本葉のようです。


朝顔やヒマワリみたいに
発芽したときに、多くの植物は
双葉が地上に出るのですが
地中で双葉が種の中に残って出てこないものを
「地下子葉性」というそうです。
ドングリや栗などがそうです。

種を14個まいて
11個発芽しました。
この子は本葉が3枚付いて
うまれてきました(#^.^#)


ミラクルフルーツの苗木が家に来たのが
2005年くらいだったので
もう16年も一緒に居ることになります。
赤ちゃんが高校生になる年月ですね(^m^)

ミラクルフルーツの成長は、かなりゆっくりです
苗木は、菜箸と同じくらいの太さで
背丈は20センチ程でしたが
16年間で、やっと背が100センチになりました。
さっき、幹の周りを紐で測ったら
ペットボトルのふたと同じ太さでした!
可愛い子です(#^.^#)

ある程度大きくなると
お世話が掛からない、丈夫な木になりますが
幼木は、冬の温度管理が難しいです。
元気に葉を開いたこの子たちを
頑張って育ててみたいと思います(#^.^#)
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メンガタスズメ、羽化不全でした

2021年09月20日 | メンガタスズメ
友だちの家から貰ってきた
スズメガの幼虫
今朝、羽化しました。
うわ~、嬉しい!と思ったのもつかの間
1時間待っても翅が伸び切らず・・
羽化不全でした(>_<)

「お面模様」の色合いが
黒っぽいので
メンガタスズメのようです。


近縁に、クロメンガタスズメがいるのですが
メンガタスズメとの違いは
お面の下側に「W」の模様があるのが
クロメンガタスズメだそうです。
こちらは、018年8月に羽化した子です。


そして、もう一つの違いは
背中にある黒い縦筋の太さです。
メンガタスズメの黒い筋は細くて


クロメンガタスズメの方は
2~3倍くらい太いです。
翅で隠れて、黄色い部分が見えないくらい。



貰って来た日の
幼虫の写真です。


尻尾(尾角)の形も
クロメンガタとメンガタには違いがあって
先っぽがクルリんと強く丸まっているのが
クロメンガタで
割と真っすぐなのがメンガタだとか・・・
こちらは、2018年に羽化した
クロメンガタスズメの幼虫の写真です。


サナギになった(土に潜った)のは
8月27日で


そして本日、9月20日に羽化。
サナギになってから24日後でした。
羽化不全の原因は、いろいろあるそうですが
今回は、反省する点も多くありました。
飼育ケースに入れた土が多すぎたのか?


自然界では、地中のどの程度の深さで
蛹化するんだろう?
サナギの殻はきれいに割れていました。
ケースの底から這い出す時に、翅が傷ついたのかな。


それから、足場を準備してあげてなかった事です。
以前、足場が無くても無事に羽化した子がいるので
大丈夫かなと、手を抜いてしまいました。
飼育するからには、責任を持たなくてはいけないと
とても反省しています。

**
蛾の仲間には
生まれてくる目的が繁殖のみで
最初から口(口吻)が退化している種類がいますが
調べて見ると、メンガタスズメの成虫は
蜂蜜を盗むために、ミツバチの巣箱に侵入するそうです。
もしかしたら、飲むかもと
水で薄めた蜂蜜を用意しました。


蝶は、こうして前足を付けると
味覚を感じて、飲もうとするのですが・・・
蛾はダメかな。
クルクル巻いた口吻を
つまようじで伸ばそうとしたけど
それも無理そうでした(´A`)


生き物を飼って、観察しているときは
楽しい事がたくさんあるけれど
上手く羽化させられなかったり
ちゃんとお世話ができなかったことに
自然の営みに手を出さなければよかったと
落ち込むことも多々あります。
命が消える時まで、この子を見守りたいと思います。
コメント (13)
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雨の日の寄り道

2021年09月16日 | 寄り道散歩
仕事が半日で終わり
買い物に行ってきました。
ホームセンターでネコのえさを買って
スーパーで食料品、それから
ドラッグストアへも寄って・・・
ああ、ガソリンも入れなくちゃ。
あちこち寄っていたら、あっという間にもう3時。
そろそろ帰らなきゃ、と思いつつ・・・
車に乗って、走り出すと
「寄り道」したくなるのはなぜなんだろう(^-^)ゝ

ちょっとだけ、ぐるっと一周だけね。
いつもの神社へ行ってみることにしました。


小雨が降っていて、しっとりいい感じ。
草むらに赤い色が見えたのでそばへ行くと
彼岸花!うちの近所の田んぼには、まだ出ていなくて
今年、咲いているのを初めて見ました。


ヤマイモのツルには、果実がなっていました。
少し離れて見ると、ブドウの房のよう。
これがシャインマスカットだったらなぁ(^○^)
ガガイモの実もヘンテコだけど
ヤマイモの果実は、かなり変わった形をしています。
雌雄異株で、メスの株にメバナが咲いて
花が終わったあと、子房が膨らんでいきます。
形の変化を観察すると楽しそうですね!


キョロキョロしながら歩いて行くと
藪の中に、丸い実を見つけました。
これはスズメウリの果実です。
クルリンと丸まった巻きひげが
楽しそうに歌っているようです(^^♪


草がマンホールから噴き出した水みたい。
なんだか可愛くて写真を撮りました(#^.^#)

どんどん流れ出して、アスファルトが
草原になる・・みたいな(笑)

グラウンドまで歩いてくると
立て看板がありました。
「農村広場!」
「歌声喫茶」みたいな、郷愁のある響です。
いま時、こんな名前の広場があるなんて!

調べてみたら「農村公園条例」というものが市にありました。
農村公園とは、農村集落に居住する者の心身の健康の維持向上を図り
もって福祉の増進に寄与することを目的とする施設、だそうです(*^^)v

遊具などは何もなく
広ーい運動場に
本塁ベースがポツンと置かれています。


野球の球などが林に入ったら、拾うのは困難なので
広場の外周はぐるりとネットが張られていて
色々な種類のツル植物の宝庫になっていました。
ノブドウの花は、今から実になるところです。




ゴンズイの赤い実が
雨に濡れてとても綺麗。


農道へ出ると、栗のイガが散乱していました。
もう栗も終わりかな。


大きいのが1個だけ、落ちていました。
大きすぎて爆ぜてる。
栗饅頭を思い出して、懐かしく
久しぶりに食べたくなりました(笑)


ひと回りして駐車場に帰ってきました。
酔芙蓉の木。
葉が青々と茂っています。
枝をよく見ると、まだほとんどがつぼみです。
芙蓉が咲くと「夏がきたなぁ」と思うのですが
酔芙蓉って、秋の花だったっけ?


ちょっとだけ寄り道のつもりが
帰ってきて時計を見たら1時間も経っていて
酔芙蓉の花がみんな、赤くなっていました。


洗濯物は乾かないけど
雨の日は好きです。
楽しい寄り道でした(#^.^#)
コメント (7)
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ガガイモの受粉/昆虫に花粉を釣らせる

2021年09月09日 | ガガイモ 実生
8月に花が咲き出したガガイモさん
旺盛な成長ぶりで、いま花盛りです。
今日もベランダでよい香を漂わせ
昆虫たちを誘っています。


ガガイモの花は、香りと共に
その見た目でも、効果的に虫を呼び込んでいます。
ひとつの房に、ピンク色の小花が10~20個以上
ツリーのようになって、次々と開花して
飛んでいる虫さんも「あら?ちょっと見に行ってみようかしら?」
という気にさせる(笑)とってもゴージャスな見た目をしています。


毎朝早くから、いろんな虫さんがやってきます。
この子はタイワンクマバチかな?
花に顔をうずめ、蜜を舐めています。


大型のハナバチも飛んできて


花びらにグイグイ
顔を押し付けていました。
この吸蜜スタイル・・・
実は、ガガイモの花の構造は変わっているのです。


「花粉の一本釣り」
そう名付けたいくらい!
知れば知るほど、おもしろい仕組みなのです。

まず、花を正面から見ると、中央に1本
子豚のシッポのような突起がありますが
これはめしべではないそうです。


おしべも見えなくて、花粉もありません。
中央の白い部分と、花びらの間に
落とし穴のような隙間があいていて・・・
この穴の奥底に、甘い蜜がたっぷり溜まっています。


虫を穴に落とす、わけではなく(笑)
この穴の底にある蜜をエサに
ガガイモは、昆虫に花粉を釣り上げさせる
そんな仕掛けを考えました。

密を吸う時は、口吻(蝶のストローなど)は
すんなり穴に入りますが
それを引き抜くときに
花粉がある場所まで口吻をうまーく誘導する
すごい仕組みになっているのです。

花をひとつ切ってきて
花びらを1枚剥がして
デジカメのマクロで撮ってみました。


上手に説明できないのですが
簡単に言うと、こんな感じです(^^ゞ
穴の底の密を吸って、そこからストローを出すとき
角度がちょうど合うと、スリットに誘い込まれます。
このスリットには、上向きに毛が生えていて


口吻を下に戻すことができず、上へ上へと誘われ
行き止まりにある「クリップ」に口吻をパチンと挟まれます。
「キャー、ナニコレ?」と慌てて、力任せに口を引き抜くと・・
見事に花粉を釣り上げされています。
そのまま、他の花の蜜を吸った時に花粉が差し込まれ
見事に受粉成功!という感じなのだそうです(^-^)ゝ


花粉釣りを体験したくて(笑)
兆戦してみました。
パッチワーク用の細い待ち針を
昆虫の口吻に見立てて
針先でスリットを撫で上げていくと・・・


うわ~、感動!
クリップに付いた花粉のかたまり(花粉塊)を
釣り上げることに成功しました!


本当なら、茶色のクリップの中央に裂けめがあって
そこに昆虫の口吻が挟まるのですが
針が太いので、途中で止まってしまいました。
でも・・・これが自然のもの?というくらい
精巧な細工で、ただただ感動しました。


ああ、そうだ!
大きさは・・・
定規の1mmのメモリと同じくらいの大きさです。


せっかくなので、針の先の花粉隗を
他の花の中に差し込んでおきました(#^.^#)
痛かったかな(笑)


**
受粉が小難しいガガイモですが
昆虫たちが頑張ってくれて
小さな果実を見ることができました。


成長が早い!


ある朝、いつものようにガガ様の様子を見に
ベランダへ出ると、小型のスズメガが
花にぶら下がっていました。


「非力な昆虫は、ガガイモのスリットから抜け出せず
命を落とすことがある・・・」
本で読んだことがあるけど、これがそうなの?
よく見ると、長い口吻が穴の出口に絡まっていました。


ホシホウジャクです。
可哀そうに、いま取ってあげるからね。


花の根元を割いて
慎重に口吻を解いたのですが
しばらくして、動かなくなってしまいました。
口吻に、クリップが挟まっているのが見えます。
花粉を他の花に運んだ後も、このクリップは虫から外れず
ずっと残るのかな?
なんだか怖いな。
虫を利用する植物の戦略だと思いました。


***
ガガイモの花に常駐している虫さんが
この子「ツマグロキンバエ」
密が吸えるの?と思って調べたら
口吻が折り畳み式で、めっちゃ長く伸びるのだとか!
なるほど、ずっとこの花から移動しないわけですね。


極小のアリさんは蜜泥棒だそうです(笑)
もう少し大きいと、スリットに体が挟まってしまうとか。


同じように、ここに常駐している
この子は?
口も長くないし、そもそも花粉を食べるのに
なんで、ガガイモに魅せられてしまったのか?
ずっと居ます。


虫さんの釣果のお陰で
ガガイモが結実して
だんだん大きくなってきました。


実の成長も早いです。


咲く花の数の割には、実になる数は多くなくて
花が咲く前は、1個でもいいから
実になってください!と願っていました。


でも、今朝数えたら、10個くらい
実がなっているようで
嬉しくて朝昼夕と見に行ってしまいます(#^.^#)
一番果はこんなサイズになりました!


アマガエルも、ガガイモの常駐組です。
花に集まる虫を食べてるのかな?
ずいぶん大きく太ってきました。




毎朝、ベランダへでて
ガガイモの花園を見るのが楽しいです。


今朝はまた、ホシホウジャクさんが
密を吸いに来ていました。
ホバリングしながら、シュッシュと蜜を吸っていましたが
角度に気を付けて!
挟まる虫さんがいないか、点検しながら
いくつ実が成るか、楽しみに観察を続けます(#^.^#)
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久しぶりに歩きました

2021年09月05日 | 散歩
この夏の間、ずっとスカートを着て
過ごしていたのですが
今日、ウォーキングにいくのに
久しぶりに、ズボンを履きました。
靴下を履くのも、久しぶり!
運動靴(笑)も、中に誰か住んでいないか
玄関で念入りにトントンとして、履きました(^m^)

家を出てすぐ、みつけた
これ、なーんだ?

ナツフジの豆のサヤです。
豆になる前、花のすぐあとです。

花も咲いていました。


すぐそばに
スズメウリの花。
こんな小さな花を見つけられると
嬉しくなります(#^.^#)



農道を歩いていくと・・・


あちらこちらで、木に絡まった
センニンソウが満開でした。


緑色の中に、ポチっと違う色が見えると
それは生き物です(笑)
ススキの葉にチラリと、茶色が見えたので
裏返してみたら、蜘蛛でした。


第一印象は「腕が太い」だったので
写真を撮って
家に帰ってから、名前を調べるのに
「腕が太い蜘蛛」検索してもヒットせず(´A`)
次に、「毛深い蜘蛛」で検索したら
「コゲチャオニグモ」という蜘蛛がよく似ていました。

クモの図鑑をやっぱり買おうかな(* 'ー')ノ

**
あらまー!と声が出ました。
もう、稲刈り!


子どもの頃の稲刈りは
もっと秋の遅くだった記憶があります。
探したら、田植えの頃の写真がありました。
5月11日です。
お米って、4か月でできるんですね。


田んぼを越して、住宅街へ進みます。
垣根に絡まったヤブガラシの下に


コロコロと落ちている・・・
スズメガのフンだとおもうのですが
探してみたけど、姿が見えず。

見つけたら・・・連れて帰っちゃう(笑)


天使のトランペット


花の、つぼみの畳まれ方に興味がありますが
これは、朝顔とは違う、白花夕顔と似てるような気がします。


南天の実が、赤くなる前の赤銅色。


柿の実は、何とも言えない
美味しそうな熟した色になっていました。




無人販売所にも、秋の気配です(^○^)


イヌマキの実も
赤く熟していました。


食べたことある人は懐かしいかな(^m^)


**
帰り道(#^.^#)


去年と同じ場所にクワガタ虫がいました。


去年、掴み方を学習したつもりだったのに
今回も怖かったです(^^ゞ


コメント (8)
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