風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

キアゲハ5匹、幼虫からサナギになるまで

2020年08月31日 | キアゲハ
洗濯物を干しに庭へ出たとき
卵を産んでいるキアゲハを見つけました。
あちこち飛び回って、葉の種類を確かめながら
「アシタバ」には、うん良し!これには産む。
隣の、ちょっと形が似ている「ヤツデ」の葉に脚先でチョンと触れて
これは違うわ、ここには産まない・・みたいな感じで(笑)
十数か所にお尻をツンツンして産卵をして
飛び去っていきました。


去年は沢山の幼虫を育てられたのに・・・
今年の春は、庭の凄腕ハンター「シロちゃん」のせいで
蝶がうちに来なくなってしまって
幼虫を見るのは無理かなぁと諦めていたけど、ネコが暑さで伸びてる隙に
キアゲハが卵を産んでいってくれました!


1週間後、孵化したチビちゃんたちが
チラホラとみられるようになって・・
でも、翌日になると、跡形もなく消えてるの(ll゚д゚)


よく見ると、葉に干からびた幼虫の死骸がありました。
どうやらハチではなく、歩き回って獲物を探すタイプの
クモが食べているようです。
生き残ってる子を探したら、もう5匹しかいませんでした。
うちっていつからこんな、サバイバルな庭になったんだろう・・・(´A`)


小さい子3匹と、ちょっと大きめな子を2匹
部屋に連れてきました。


気温が高いので
幼虫の大きくなるスピードが凄いです。
チビちゃん3匹が、次の日にはもう、ひと回り大きくなっています。


キアゲハの幼虫は、葉につかまって
葉の縁に沿って、順に食べ進みますが
この子は面白い食べ方をしています。


とうとう、食べている葉と一緒に落下してしまいました(^^ゞ
可愛いと思って見ていたけど・・
自然界だと、こういうドジな子は生き残れないのかなぁ


大きいお兄さんに出会って、ご挨拶なーんて
微笑ましく見えるけど
キアゲハの幼虫は、なんと!共食いをするらしいのです(ll゚д゚)
密に育てて、エサが足りなかったりする場合ですが
いきなり噛みついたりしたら、ホラーなので
チビちゃんをそっと移動させました。


脱皮してきれいに脱いだ頭部です。ヘルメットみたい。


毎日新しい葉を採ってきて、替えます
今回は、葉を床に置くのではなく、コップに挿して立てています。


面白いのが、葉をかじるのと、食べるのをやめるタイミングが
みんな一斉に揃うの!
一心不乱に食べていたかと思うと、ピタリと動きを止めて
枝に頭をくっ付けて、哲学者のようにみんなで何かを考えています(笑)
もしかしたら、幼虫同士は意思の疎通ができてるのかも。
「私をかじったりしないでよね」なんてね(笑)


多頭飼いは、幼虫でも他の動物と同じで
それぞれの個性が観察できて、とても面白いです。


部屋に連れてきて5日後に、1匹目が前蛹になりました。


それがどういうわけか、この真ん中の2番目に小さかった子が
最初にサナギになるようです。


もっと食べてからにしたらいいのに・・・
3㎝くらいの、小さなサナギになりました。


次の日は、2匹が一緒に前蛹になりました。
葉の下側にいる子です。












残りの2匹は、まだ葉をモリモリ食べています(^^ゞ
サナギになるときや、羽化して蝶になるのって
自分の意志で決められるのかな?
生きものを育てていると、ときどきそう思うことがあります。
ヒトが産まれるときも、お腹の中の赤ちゃんが決めてるのかなとか・・・
いのちはとても神秘的で、不思議がいっぱいです(#^.^#)


4匹目がサナギになって、残りはあと1匹です。
何をぐずっているのか、ぜんぜんサナギになる気配がなくて
他のサナギがぶら下がっている葉っぱまでかじり始めたので
別のケースに隔離しました(^^ゞ


最初の子から3日遅れで
とうとう前蛹になる「決心」がついたみたいです(笑)
この子だけ、枝から降りてきてケースの壁面を選びました。


翌日・・・
やっとサナギになったね、と見てみると
あらら、どうして??
器用に逆立ちして、サナギになっていました(笑)


いいのかな?
重力とかで、体の中身が変にならないか心配ですが
この子にはきっと、これが自然だったのかもしれないです。
この笑顔!(^m^)

みんな、無事に蝶になってください(*^^)v
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ホシヒメホウジャクが羽化しました

2020年08月29日 | ホシヒメホウジャク
庭のヘクソカズラの葉にいた幼虫
部屋で飼育観察していました。


8月19日、葉を綴ってサナギになりました。


それから、9日後の8月28日
夕方6時半過ぎに、飼育ケースから羽音がするので
見てみたら、うそ!もう羽化していました(^^ゞ


翅は立体的に見えるような
変わった模様をしていて
ヒメの名のとおり、とても小さなスズメガです。


日が短くなってきて、外はすでに薄暗くて
放すのは明日にしようかと思ったけど
飼育ケースに一晩、閉じ込めておくのが可哀そうだったので
ベランダへ行って、お別れをしました。


フタを開けた途端
ブーーーンと大きな羽音を立てて
慌てて飛びだしてきて
私の耳のすぐ横を通って、夕闇の中に消えていきました。
あっけないお別れでした(^^ゞ
お達者でね(@^^)/~~~

残された寝袋と・・・


その中の抜け殻。
サナギになるために綴った葉は、枯れてしまっても
大丈夫だったようです。
貴重な経験になりました(#^.^#)


羽化が夕方の忙しい時間だったので
成虫の姿をじっくり観察できなかったし
お別れの言葉も、ちゃんと伝えられませんでした。
もう一度、姫ちゃんに出会えないかな。
水まきしながら、また庭を探してみます(*^^)v
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小さなトンネルと春日神社

2020年08月28日 | お出かけ
母を自動車免許の「高齢者講習」へ送って行って
お迎えまで、2時間の待ち時間がありました。
何処へ行こうかなぁ~と、とりあげず車に乗って走り出したら
ふと思い出して、小さなトンネルを見に行くことにしました(^^)/



相変わらず、小さいです(^m^)
前に来たのは春だったかな。
ブログを探してみたら、去年の4月、桜の頃でした。
この日も、ふと思い出して訪ねて行ったみたい(笑)
計画性が無いのも、相変わらずです。

トンネルの上は、JRの電車が走っている線路です。
法面の補強工事が行われていました。
周りが新しくきれいになっていくと
トンネルのレトロ感がますます引き立ちます。


向こう側が見えるから、怖くないけど
これが50メートルくらいだったら
ひとりじゃ入れないかも。オバケより閉所が恐怖(^^ゞ


手作り感満載のレンガ造りです。
地元のおじさんが通り掛かったら、このトンネルが出来た経緯などを
聞いてみたかったけど
猛暑の昼下がりに、人っ子ひとり外へ出ていませんでした。

高架下の小さいトンネルは、調べたら他所にもあるようで
このようなトンネルを「マンボウトンネル」と呼ぶらしいです。


このトンネルを挟んで、入り口側と出口側に水路があります。
のぞき込むと、メダカくらいの大きさの魚の群れが
すごいスピードで泳いでいました。
水がきれいなんでしょうね。
水田の先には住宅街が広がります。

水路に渡してある橋も、小さくて可愛い。
うちの辺りだと、田んぼと歩道の間には
古ぼけた木の板が渡してあるのに、さすが住宅街の田んぼです(笑)


春に来たときは気づかなかったけど
住宅街の真ん中に、大きな樹木が生い茂る一角を見つけました。
こんな大きな木がある場所は、きっと神社です!


ほら、やっぱりね(^-^)ゝ


鳥居をくぐって、境内に入ると
拝殿の前には、狛犬ではなくて「狛鹿」がいました!
向かって左側には、りっぱな角を持った鹿さん。


右側には角のない、たぶん左側の鹿がいなければ
犬?と思ったかもしれない、可愛い鹿がいました。
牛は天神様にいるけど、鹿は・・初めて見ました!


下り藤の紋。
うっかり神社の名前を見てくるのを忘れてて(笑)
うちに帰ってから地図で調べたら「春日神社」でした(^^ゞ
奈良県奈良市の、春日大社を総本社とする神社だそうです。


灯篭にも、鹿がいます。
春日の神様が「鹿」に乗って来たので、鹿は神の使いなのだそうです。


ひときわ大きな常夜灯には
作り付けの階段がついていました(^○^)


色んな神社に行ったけど、こんなのは初めて見ました。


境内の樹木、ご神木はなんだったかな・・・
でも、こんな1枚板のような根っこの木がありました。
根っこ好きにはたまりません(笑)


神社を出て、帰り道です。
住宅街を抜けて、小さな遮断器のある線路を渡ります。


ちょうど電車がきました。


去年ここで、春に桜を見ました!


そう言えば「カラタチ」の花も見たはず・・・
どこに生えていたっけ?

クズのツルがジャングルみたいに茂っていて
カラタチの木は見つかりませんでした(´A`)

それから、そうそう!
この「神社ののぼりを立てる台」も
あの日は、「きっと離れた場所の神社のものなんでしょうね。」
なんて言ってたけど・・・
アナタは1年後に、その神社を見つけますよー(^^)/


お土産は「ウイキョウ」の種。
道端のすみっこで、ちょっとだけ頂いてきました。
いい匂いで大好きなので、種をまいてみます(^^♪
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乙川竜神 めのうづ社で、初メジロ!

2020年08月26日 | 寄り道散歩
またまた、母のリハビリの待ち時間に
ちょっとだけ、散策をしてきました。
久しぶりに「めのうづ社」へ行ってみよう!
いつものように思いつきで、すぐ行動です(笑)

木の下に車を停めて、エンジンを切ると
「チーチー、チチチチ」と
なんだか懐かしい鳴き声が聞こえてきました。
枝の間に動くものが見えます!これはもしかして・・・


ああ、やっぱり\(^o^)/
今シーズン初めての「メジロ」です!
窓を開けて、車の中から望遠で写真が撮れました。


可愛いね~♪
赤く色づいた柿の実を見るのも、シーズン初です。
実りの秋が近づいてきてますね。


車を降りると、青い実がたくさん落ちていました。
追熟するかなと思って、拾って、並べてきました(^m^)


お参りします。


お久しぶりです。
いつもありがとうございます。


お社横の階段を下りて水面に近づくと
さっきまでの夏の日差しがウソみたいに、空気が違います。
ヒンヤリした別世界です。


**********
まわりも、すこし歩いてみました。
何かいるかな?
日傘の影からはみ出した足が、痛いくらいの日差しです。
暑すぎて、虫も姿を見せません(^^ゞ
前に「定点観察」していた、センダンの木です。


今年も鈴なりに実がついていました。
センダンの実は、ヒヨドリやムクドリの大好物で
秋になると、黄色く熟して毒が抜けてくるのを、今か今かと待ちきれずに
ヒヨドリの集団が、木を見回りにくるのが楽しみです。


いろんなツル植物に覆われたフェンスが
ずっと向こうまで、何メートルも続いています。
何が潜んでいるかな?
こんな場所はドキドキして、たまらない気持ちになります。


ゆっくり丁寧に探しましたが
虫が訪問しているのは「ノブドウ」のツルだけでした。


この白いポツポツが、つぼみなのか、花が開いているのか
肉眼ではよく分かりませんが、ハチが来ているのなら
きっと花が咲いているのでしょうね(^^ゞ


虫こぶになったカラスウリの茎が
おどろおどろしい形で、あちこちにぶら下がっています。
ちょっと気持ち悪い・・でも、なぜか見入ってしまう(#^.^#)


さあ、そろそろ帰る時間です。
今日のお土産はコレ!
枯れたカラスウリのツルです(^m^)


こんなのを
美しいなぁと感じるのはヘンかな(笑)
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アシナガバチの巣 2020年 ④/今年の観察は残念な結果に終わりました

2020年08月25日 | アシナガバチの巣
庭に巣をつくる「アシナガバチ」を
春から観察しているお話です。


「定点観察」と言いながら、前回の投稿からもう
4か月が経とうとしています。
結論から言うと、今年の「ハチ観察」は上手くいきませんでした。


**********
4月に作り始めた巣も、日増しに大きくなってきて


5月中旬になると、順番に幼虫が孵化してきました。
【5月15日】スチール台、下段の巣


女王バチは子育てに大忙しです。
朝、庭で水まきをしていると、すぐに飛んできて
葉の上の水滴を吸っては、巣に戻り幼虫に与えています。




【5月29日】こちらはスチール台、上段の巣です。
丸まると太った幼虫と、サナギになる幼虫で
巣の中はいっぱいになっています。


青虫を肉団子にしているのも、あちこちでよく見かけます。
(こうやってアゲハの幼虫もいなくなるのね(^^ゞ)
あと少しで、働きバチが生まれてくるよ!
頑張れ!女王バチ(^O^)/


でも、この数日後・・・
アシナガバチの天敵が、スズメバチだけではなく
もっと恐ろしい敵が存在することを
思い知らされる出来事が起こりました。

**********
5月30日、朝の水まきで巣の様子を見たとき
なんだか妙な違和感を覚えました。


何だろう?もう少し近づいてよく見てみると・・・
巣の全体に、無数の小さなアリがたかっています。
女王バチは・・・
幼虫たちを守るように、巣につかまったままの姿で
息絶えていました。


上段の巣を見ると、同じようにアリが巣を覆っていて
女王バチはいませんでした。
イヤな予感がして、すぐにベランダへ移設した巣を見に行くと


こちらの巣にも、同じ茶色いアリが出入りしていて
女王バチと、数匹いた働きバチの姿はなくなっていました。


残りの1つ、バケツのフタ裏の巣にも
女王バチはいませんでした。


ハチの巣の軸には、アリが嫌がる物質が塗られているそうですが
完全に防御できるわけではなくて
巣を作り始めた初期の段階で、アリに襲撃されると
アシナガバチも、スズメバチでさえ、なすすべもなく
幼虫と卵をすべて奪われてしまうそうです。

*****
もう一つ驚いたのは、アリが巣を襲ったタイミングです。
アシナガバチの幼虫(獲物)の、数と大きさが
最大になる頃合いを見計らって、いちばん良い日を選んで来たようです。
もしかしたら、蜂を見ていたのは私だけじゃなくて
アリも日々観察していて、巣の中では作戦会議をしていたのかもしれません。

*****
こうして今年の「アシナガバチ定点観察」は終わりました(´A`)
と思ってたのですが・・・・
庭では、エサを探して飛び回る蜂を毎日見るし・・・
私の部屋の窓辺にも、巣材を削りにアシナガバチが訪れています。






アリに襲われて逃げていった女王バチが
巣を作り直して、どこかできっと生きているはず!
いまはそう信じたいと思います(^-^)ゝ

今回の出来事は、とてもショックでしたが
駆除の対象になってしまう蜂の巣だって
自然界で生き残るのは大変なのですね。
当たり前のことなんて、この世にはないんだなぁ・・と
よい経験にもなりました。
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定点観察「ユリノキ」「モミジバフウ」

2020年08月24日 | 好きな木、好きな場所
母をリハビリに送っていって
待ち時間にちょっとだけ
定点観察の木を見に行ってきました。

「久しぶりだね、元気だったの?」
ユリノキに言われました(^^ゞ


この前来たのは5月でした・・・
いつも、こちらから会いに行っている感じだったのに
ご無沙汰し過ぎて、心配されてしまいました(笑)

木の下には、黄色く変色した葉が落ちていて
ユリノキも、夏の終わりを生きていました。




モミジバフウの並木は、青々と茂って元気そう!


枝には、トゲトゲの実が幾つもぶら下がっていて
握ってみたら痛かったです(^^ゞ
手のひらにポツポツと跡が付きました。


離れていても大丈夫!


影って不思議ね。
この木には、夕方に長く伸びてる影しか見た事なかったから
こんなにこじんまりした、縮こまった影は可愛らしい(笑)


****************
芸術の森・・・
ここで人に出会ったことが無いくらい、静かです。


ナツハゼ


黒く熟した実をひと粒、噛んでみたら
酸っぱかったです・


駐車場へ戻る道。
ユリの花って、こうやって散るんですね!


去年見つけたサネカズラのツル
今年も花が咲き始めていました。
これはつぼみです。


雌花の咲いたあと


雄花は気品があって、とてもきれいです。


今年はつぼみが多くて、実がなるのが楽しです(#^.^#)


この雌花が実になるまで、観察したいと思います!
花の茎に、目印になるツルを結んできました(^^)/


仲良しでいいね(#^.^#)

時間が過ぎるのはあっという間!
夢中になって帰る時間を忘れないように
ケイタイでアラームをセットしていたら
すぐにピピピッピッと鳴って
走って駐車場に戻りました(^m^)
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夏の終わりを感じること

2020年08月22日 | いきものの観察や飼育
石垣に絡んだ「アオツヅラフジ」のつるの中に
大きな黒い蝶がとまっているのを見つけました!


へえー、こんなに小さな花の蜜も吸うんだ・・・
逃げられないように、少しずつ近づきながら、1枚
もうちょっとだけ近寄って、また1枚と写真を撮っていたんだけど・・


翅がまったく動かないことに気が付いて
そっと触ってみたら、蝶は死んでいました。


うちに帰ってから調べたら「ナガサキアゲハ」のオスでした。
翅がきれいな状態だったので、襲われたのではなく
寿命で死んでしまったのかな。


土に還るように、日陰の草の中に置いてきました。




その帰り道にも
熱いアスファルトの上に、黒く点々と虫が落ちています。
ハチはカラカラに乾いていましたが
触覚が片方ない「ハナムグリ」は生きていました。


芙蓉の花に乗せると
思いのほか元気に、ブーンと勢いよく飛んでいきました。
良かったー(^^)


うちに着いて、水まきをしていると
今度は「マイマイカブリ」が死んでいました。


まさか庭に、マイマイカブリまで生息していたとは!
カタツムリは沢山いるけど
たまに落ちてる空っぽの殻は、食べられたあとだったのかな(^^ゞ
この子は背中が大きくへこんでいました。
もしかして、ネコにやられたのかも。
ゴメンネ・・・


死んだ生き物が、他の生き物の糧なるのが
いちばん自然だと、普段から思っているのですが
うちの庭で死んだ生き物は、ほとんどアリがきれいに解体して
巣に運んでいきます。
ネコが捕ってきたネズミや、トカゲも
植え込みの下に置いておくと、あっという間に骨にしてしまう
とても優秀な掃除屋さんです。

でも・・マイマイカブリは
何日経っても元の姿のままでした。
固かったのかな、それとマイマイは不味いのかな?
******************

昨日の夕方、待望の雨が降りました。
つけている日記を見たら、7月26日に降ったのが最後で
それ以来、ずっと晴れが続いていました。
空が灰いろの雲で覆われて、遠くで雷の音がしてきたので
窓を開けて「降ってー、お願い!降ってー」と雨乞いをしていたら
ザーッと激しい雨が降ってきて
思わず「ヤッター」と声が出てしまいました\(^o^)/


山の木々や、畑の大豆や草たちも
ヤッターと声をあげて喜んでいるように見えました(^m^)

虫が死んでいるのを見ると、夏の終わりを感じます。
今日も暑かったけど
なんとなーく
空の色と、風が変わってきたように感じました(#^.^#)
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貰ってきたオオスカシバのチビちゃん

2020年08月21日 | オオスカシバ
夕方、用事があって近所の友達のうちに行きました。
ピンポーンと押して、友達が出てくるのを待つあいだ
玄関脇にあったクチナシの鉢植えをみていると
あ!・・・
小さな虫が、小さな口で葉をパリパリ食べているのを
見つけてしまいました。
オオスカシバの幼虫です(^^ゞ

用事を済ませて帰り際に、思い切って聞いてみました。
「ねえ、この鉢に虫がいるの知ってる?」
「えーやっぱり!葉っぱがなにかに食べられてるんだよね」と。
私が小さな幼虫を3匹、葉から剥がして
「これ、もらってもいいかな?」と聞くと
私の虫好きを知っていて、いいよ、じゃあ入れ物にいれてくるねって
お豆腐の空き容器にいれて、持たせてくれました(笑)


最近、スズメガの幼虫を見つけても
サナギになる直前の、終齢幼虫ばかりで
連れてきた翌日には、土に潜っていってしまう事が続いていたので
こんなチビさんたちを育てるのは久しぶりで、嬉しくなります(#^.^#)


貰ってきた日は、7月27日で、それから葉を食べまくって
最初の子の羽化は、8月18日でした。

うちに来た日。
つま楊枝の上で(^-^)だいたい2.5㎝くらいあります。


3日後、見た目にももう違う!
大きくなってきました。


この頃、一番小さかった幼虫が突然グッタリとして
夕方には動かなくなり、死んでしまいました。
原因は・・あるのでしょうが分かりません。
更に、2匹のうちの、小さい子が網をすり抜けてケースから脱走しました(ll゚д゚)
部屋を探しまくっていたら、ケースから2メートル以上も離れた場所を
歩いているのを見つけました。踏まなくて良かった~(。・Д・)ゞ
ケースのフタに、細かい網をかぶせました。


葉を食べて、ウンチをして、またモリモリ食べて・・・
写真の下の子が、脱走した子です。
その間、食べなかった半日分だけ、もう一匹の事比べて
身体が小さいのがわかります。
おたまじゃくしの時もそうでしたが、
成虫になる前の幼虫時代に、どれだけ大きくなれるか!が勝負だそうで
やっぱり成長期の生き物にとって「食べるのは仕事」なのでしょうね(^-^)


お尻の角が白くなっていて、脱皮したみたいです(#^.^#)


この後、脱皮した皮は食べてしまったようです。


うちに来てから、たった1週間で
こんなに大きくなりました。

人間なら、小学生くらいかな(笑)(なんとなく)
イモムシの1日は、人の1年と同じくらいの時間なのかも。

食べて出す、ときどき休んでまた食べる。
毎日を有意義に大切に生きないと・・・そう思うけど
生きるって、こういうことなのかなと
虫を見ていると思えてきます(^_^)

*****************

成長記録










早いなー
この子は、セスジさんがサナギになっている
飼育ケースの土に潜ってもらいました。


半日後、本当に寄り添うように
セスジさんのマユの隣に小さいマユを作って
その中で、サナギになりました。


*******************
もう一匹は、網の中でサナギになっていました。
敷いていた、キッチンペーパーの下でひっそりと(^^ゞ




1週間後、サナギが固まった頃、飼育ケースにそっと移動しました。


1匹目、羽化!


まだ翅に黄色い鱗粉が付いています
翌朝、外へ放しました。


2匹目も、無事に羽化しました\(^o^)/
この子は明け方、もう翅は透明になっていました。




今回は、2匹とも
飼育ケースを開けるとすぐに
振り返りもせず、飛んで行ってしまいました。
名残惜しい気持ちは、こちらだけ。片思いです(笑)
手元に残った、セスジさんと隣あわせのベッド。

楽しい時間をありがとう。
もしまた庭で会った時に、この子だとわかるといいのに・・
いつもそう思います(笑)
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芙蓉の花

2020年08月20日 | 庭でみたいきもの
夏がきたなぁと
この花が咲き出すと、毎年そう思います。


芙蓉は朝に開花して、日中はたっぷりの花粉を出して
午後の早い時間にはもう店仕舞いする「一日花」です。
朝早くから、色んな虫が「芙蓉レストラン」に
朝ごはんを食べにやってきています(^m^)


「おはよー」「今日も暑くなりそうね」
「ねえねえ、聞いてー、昨日行った花でステキなカレと出会ったの・・」
「えー、それでそれで?」
セセリチョウたちの姦しいお喋りが聴こえてきて
いくらでもアテレコができそうです(笑)


蜜は美味しいのかな。どんな味なんだろう?


クマバチのメスも、朝早くから出勤してきて
ブーンと大きな羽音を立てながら、花粉の海へダイブします!


芙蓉のめしべは、ラッパのような形をしていて
花びらが開くとともに、上を向いてニョキッと長く伸びます。
花粉を集めに来たクマバチは、そのめしべに抱きついてグルングルン
まるで「ポールダンス」を踊っているように、体を回転させています。






*************
蜜や花粉ではなくて、この花が大好きな子もいます(^m^)
それは、「フタトガリコヤガ」の幼虫で
主に葉を食べているのですが、たまにこうして花びらを食しています。
一日花なので、新鮮なうちに急いで食べなきゃ!と忙しそうです(笑)


賑やかなレストランにやってくる、虫を待ち伏せして
朝食をゲットする・・・
一輪の花の上でも、いろんなドラマが生まれています。


この子は・・・通りすがりかな?
大きな卵を抱えたアシダカグモの姿も見られました!


明日は早く起きて、つぼみが開くのを見たいなー


今日もいちにち、無事にすごせました。
ありがとうございました。
おやすみなさい(^_^)
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ホシヒメホウジャクの幼虫を発見!

2020年08月19日 | ホシヒメホウジャク
昨日の夕方、水まきしているときに
庭のすみっこで、見慣れない色の幼虫を見つけました。
食べていたのは「ヘクソカズラ」の葉で
お尻にはピンッと長いアンテナが立っています。
やったー、スズメガです!\(^o^)/
これは初めて見る色と形です(#^.^#)
飼育ケースを取りに部屋へ戻って、捕まえました。


沈みゆく夕日を眺めている、伝説の生き物
ユニコーンみたいなシルエット・・・
角があるのはお尻ですけどね(笑)


写真の明るさを調節すると、こんな模様をしていました。


それにしても、顔が小さい(^m^)
いったい何等身だろうと思って、指で計ったら
だいたい16等身くらいでした!


スズメガ、16等身では、さすがに名前までたどり着けず(笑)
「ヘクソカズラ」「スズメガ」で検索したら
すぐに「ホシヒメホウジャク」が出てきました。
漢字では「星姫蜂雀蛾」と書きます。素敵な名前(^○^)
でも、ネットの画像をみると、みんな茶色っぽいか
グレーで、こんな、ほのかな緑色のはいません。
さらに検索してみると
ホシヒメホウジャクは、幼虫の体の色に個体差が大きいそうで
食べていた葉と、体の模様から間違えなさそうでした。


ヘクソカズラなら、近所にいくらでもあるから
どれだけモリモリ食べても大丈夫だよ~(^m^)


そう言って、網の中へ入れたんですが
じっとして、あまり動きません(^^ゞ


今朝、起きて見ると
1枚の葉を半分かじっただけで、葉の裏に隠れています。
小食なの?


お昼まえ、食べているか心配で網の中を覗くと・・・


隠れていた場所の葉を糸で荒く綴っていました。
何をするんだろう?
またまた調べてみると、ホシヒメホウジャクは
サナギになる時、土の中に潜らず
こうして丸めた葉の中でサナギになるのだそうです!


夕方、葉がきっちりと糸で綴り合わされていました。
この子にとっては、安心なゆりかごなのでしょうね(#^.^#)
連れてきた翌日にサナギになってしまったので
育てた!とは言えませんが、無事に羽化するのを待ちます。
どんな子が出てくるのか、すごく楽しみです(^^♪
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