風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

今年は庭がカエルだらけになっています

2023年08月29日 | 庭でみたいきもの
田植えが終わったあとの6月の中頃に
裏の田んぼから、小さなアマガエルたちが
なぜか庭をめがけて大移動してきました。


ガードレールの向こうが田んぼで
手前側がうちの駐車スペースなのですが
ここに道路を渡ってチビっ子カエルの集団が
次から次へと押し寄せて来たのです(ll゚д゚)


車を停める場所で飛び跳ねるカエルを捕まえて
庭の奥へ逃がしてから、駐車しなければならなくて
7月が終わる頃まで、すごく大変でした(´A`)


毎年アマガエルは庭にいるのですが
これほど数が多いのは初めてです。
庭を歩くときも、踏まないように気を付けました。


アマガエルに混じって、ツチガエルの小さいのとか・・・


トノサマガエルのチビちゃんも。


大きい子は、もう何年も庭に住み着いているようです。


まるでカエルの楽園(笑)のようですが
チビちゃんたちは生き残りを、大きい子は縄張りを賭けて
これからサバイバル生活が始まります。



カエルは天敵が多くて、自然界での寿命は半年から2年ほどだそうです。
でも、偶然?たどり着いたベランダを住みかにしているアマガエルたちは
けっこう安泰に暮らしているようです(^m^)


鉢植えには小さな虫がやってくるし・・・


水を溜めている容器は、日除けや風除け、隠れ家にもなります。
3匹いるのが分かるでしょうか?


左側には緑色の子・・・


右側にはグレーの子が顔をのぞかせています。


毎朝フタを開けるとき、何匹いるかな?
今日の運試し!なーんて
ちょっとドキドキしたりします(^^♪


**
8月になって、とうとうベランダまで登ってきた
チビっ子アマガエルが現れました!
田んぼからここまで、長い道のりでしたね(#^.^#)


アマガエルにも縄張り意識はあるそうですが
水の容器の中には、何匹も一緒にいて
ケンカもせず(たぶん)平和に暮らしているようです。
庭ではいまだに足元をカエルが飛び跳ねていて
そこにバッタと小さなトカゲが加わったので
めちゃめちゃ賑やかになっています(^m^)


昨日あたりから、なんとなく秋の気配がしています。
ほんのちょっとですけど、季節が変わるように感じます(^^♪

ジュズダマの葉にクロコマノチョウの幼虫が来た!

2023年08月27日 | いきものの観察や飼育
きみどり色で柔らかかったジュズダマの実が
クリーム色に変化してきました。


茶色になった実もあります!
親指と人差し指でギュッと挟んでみると、硬くなっています。
ジュズダマの実は「ほうろう質で硬い」とネットで説明がありました。


ほうろう質とは、ホーロー鍋のように
金属にガラス素材を吹き付けたものだそうです。
ああ確かに、ジュズダマの実には七宝焼きのような感じがあります。


写真を撮っていると、葉っぱがガサガサ動きました。
なんだろう?
よく見るとバッタの仲間?が葉をかじっているところでした。


あらら・・・けっこう食べていますね(^m^)
ジュズダマは、葉にもガラス質(ケイ素)が含まれています。
それを食べて体内で栄養にする昆虫って、凄いなぁと思いました。


更によくよく見てみたら、食べ跡のある一枚の葉の裏に
なんと!クロコマノチョウの幼虫がくっついていました。


まさか、本当にうちに来てくれるなんて。
思ってもいなかったので、思わずきゃ~と声が出ました。
アシナガバチに見つかる前に、急いで部屋へ連れてきました。


体長は3cm弱、とても細長い幼虫です。


終齢幼虫は6cmくらいになるらしいので、これからが食べ盛りでしょう。
「黒いウサギ」に例えられる可愛らしいお顔ですが・・・
拡大して見てみると、かなり毛深くてうわ~っとなります(笑)
小さいから可愛く見えるけど、これがスズメガの幼虫みたいに太かったら・・・
めちゃめちゃ怖いだろうなぁ。


幼虫が付いている葉を切ってきて、小さな容器で水揚げをして
切り口にコットンを湿らせて巻き、ホイルで包んで飼育ケースに入れました。
今朝みると、小さな小さなフンが点々と落ちていました。
エサを食べている証拠なので、フンを確認するとホッとします(^-^)ゝ



今日も庭では、ハッキリした顔をした子が葉を食べていました。
バッタ類については、まったく知識がないので
この子が誰なのか、顔の特徴から調べてみました。
「顔の下に模様がある」などで画像検索したら、ツチイナゴがヒットしました。
成虫は茶色だそうで、この子はまだ子どもなのかな?
全身にまとう鎧や脚のトゲが、武装!って感じでドキドキしました。


昼間の気温が35℃以上になると、庭に蚊が出て来なくなるのですが
今日は気温が幾分低いせいか、写真を撮っている最中、蚊に刺されまくりでした(^^ゞ
そんな中、2匹目のクロコマノチョウの幼虫を見つけ、部屋に連れてきました。
手前の子です。


最初の子より少しだけ体が大きいのですが
クロコマノチョウは、アゲハチョウなどと違い
一枚の葉の上に数個のタマゴをまとめて産んでいくそうです。
大きさは違うけど兄弟なのかな?


夕方、葉の上にこんな子がいました。
誰かな、葉を食べられるならお腹いっぱい食べていってね(#^.^#)


ジュズダマを植えてみたら、思わぬお客さんがきてくれました。
これから実が熟していく様子と
ここへやってくる生き物を観察していきたいと思います(^-^)ゝ

タンキリマメの種まき、トキリマメとはどう違う?

2023年08月17日 | 雑草のタネをまいてみた
樹木のタネをまくのが大好きで、最初の頃は思いつくままに拾ってきたタネをまいていました。発芽すると嬉しくて、大切に育てていたのですが、最近ふと気付いたことがありました。
木って、長生きだよね・・・
私の寿命よりも木は長生きするかも(確実にする)
ならばこれ以上は増やせない、でもタネはまきたい!
じゃあ、草のタネをまいてみよう!という思いで雑草の種まきを始めたのですが
これがまた面白くて、どんどん鉢植えが増えていきそうです(^^ゞ

今回はマメ科の植物の栽培記録を書きたいと思います。
タネを見つけたのは今年の1月、お隣の豊田市の池でした。


池はフェンスで囲まれていて、いろんな植物がそこに絡みついていました。
喰う木(人工物に噛みついている木)もたくさんありました。


これはフジの木みたい、花が咲く頃にまた見に来られたらいいな。


フェンスの一か所につるが絡みついていました。
真っ赤な豆のサヤが弾けて、ツヤツヤ黒光りする小さな種子がサヤの縁にくっ付いています。きれい・・・トキリマメかな?


この時はまだタネをまこうとは考えもせず、一枝貰ってきてしばらくウチに飾っていました。



4月、拾い集めたタネがたまってきたので、我慢しきれず種まきしました。


我ながら「どうかしている」と笑ってしまいましたが、仕方ありません。


真っ黒な小さなタネは、5月の中旬に発芽しました。
名札には「トキリマメ」とありますが、このブログ記事を書くために調べて今日分かったのはこれはトキリマメではなく、タンキリマメでした。
トキリマメとタンキリマメの違いは後で説明します(^-^)ゝ


5月25日、ちょっと毛深い子葉が開きました。


何粒まいたか忘れましたが、4本発芽しました。


6月5日、子葉の間から本葉が出てきました。
このように軸の先端から3枚の小葉が出ているものを、 三出複葉(さんしゅつふくよう)というそうです。今まで植物の専門用語はほとんど知らなかったけど、検索するときに利用すると便利なことに最近気付き勉強中です。


7月7日、約1ヶ月経ち葉が多くなってきましたが、まだツルは出てきていません。


**
7月の終わり頃、タネを貰ってきた場所にまた行く機会があり、母株を見に行ってきました。フェンスに絡むツルにはサヤの姿はなく、青々とした葉が生い茂っていました。


ツルには黄色い花と、柔らかな可愛らしい豆のサヤが一緒に成っていました。

サヤのがく片に付いている黄色いポツポツは、この時はハダニかアブラムシの一種だと思っていたのですが後から調べたら「腺点」(葉や茎の表面に見られる粒状のもので、多くは匂いを持つ物質や粘液などを分泌する)でした。
腺点から出る物質(蜜など)でアリさんを集めてパトロールして貰うのが目的のようですが、次回はこれを観察してきたいと思います。

***
8月6日、葉が茂ってきたので植え替えをしました。


3号のポリポットから5号鉢へ、水はけの良い園芸培養土で植え替えました。


日当たりの良い場所で育てると良いそうですが、まだ幼い苗なので
午前中に日が当り、午後は明るい日陰になるところに鉢を置いています。


****
トキリマメとタンキリマメの違いについて・・・
両方ともマメ科タンキリマメ属、つる性の多年草で、花期は7月~9月です。
豆果は熟すと赤くなり、普通2個の種子を持つ。
樹木ではなく多年草、草の仲間だったのですね!

トキリマメ(吐切豆)和名の由来は不明だそうです。
 ●葉の中心点より基部側が幅広い、葉先が長めに伸びる。
 ●葉の表は無毛
 ●花を横から見たとき、がく片の長さががく筒より短い。

タンキリマメ(痰切豆)和名の由来は、種子を煎じて痰を切る民間薬から。
 ●葉の中心点より先端側が幅広。
 ●全体に毛が多く葉先が尖らず葉質が厚い
 ●花を横から見たとき、がく片の長さががく筒より長い。
花も葉も、色んな角度から記録してこないといけないですね(^^ゞ

庭から葉を採ってきました。


葉の中心点より先端側が幅広とは、このような感じです。
もう少し大きな葉だと、よく分かるのですが。


葉の裏側には毛が生えています。


もう片方のトキリマメと並べて比べないと違いはよく分かりませんが
葉が丸っこくて毛深いのが「タンキリマメ」だと思ってよいのかな。
名札を書き換えないといけませんね(^^ゞ
花が咲いて実がなるのを見られるように、引き続き育てていきたいと思います。

アシナガバチの巣2023年④/新しい巣を発見!そして再び天敵ヒメスズメバチが

2023年08月13日 | アシナガバチの巣
8月になったばかりの頃、庭で水まきしていると
飛んできたアシナガバチが、プランター台の奥にスッと入っていきました。
もしかしたら巣があるのか?覗きこんでみたら、ありました!
結構な大きさになった巣で、働き蜂が3匹ほどいました。

毎朝、数十センチのところで水をまく場所に巣があったなんて。
手を突っ込む前に見つけられて良かったです。

翌日、巣の様子を見ようと覗き込むと・・・
一瞬、女王バチかと思いましたが、いやいや大きさが全然違う。
スズメバチが巣を襲っている最中でした。


そっと近付いて動画を撮りました。
ヒメスズメバチに襲われているアシナガバチの巣


前回のように水をかけて追い払おうかと思いましたが
これが自然の摂理なので、手を出してはいけないと堪えました。
1匹だけでやって来たようで、幼虫は全滅しなかったようです。
しばらく身繕いをして、ヒメスズメバチは西の山の方へ飛んでいきました。

ヒメスズメバチが居なくなるとすぐ、全員で巣の点検を始めました。
数日後に見てみると、幼虫が残っている部屋が細長く増設され
そこにはフタができていました。
災難が去ってすぐに巣を立て直すようです。ホッとしました。



こちらはモッコウバラの巣です。
最初に襲われたとき、幼虫を全て持っていかれたようです。
ここは働き蜂が多かった(6匹くらい)ので、巣を再生すると思っていたのですが
ずっと見ていても、新しいタマゴは生まれないし、巣材を運んでくる気配もないのです。


それどころか、日を追うごとに巣がボロボロになっていきます。
再度襲われたのかと思いましたが、どうも違うみたい。
幼虫は希望の光だったのか、この巣には諦めムードが漂っています。


今日見たら、もう家族全員が乗れないくらいのボロキレのようになっていました。
これはどういうこと?
自分たちで巣を壊しているのか?何のために?
調べたけど、ヒメスズメバチに襲われた後のアシナガバチの行動については
知ることができませんでした。


**
1匹だけ幼虫が残っていた自転車の巣も、ダメでした。
女王バチが献身的に世話をしていましたが、ある日部屋が空になっていて
女王バチは帰ってこなくなりました。
ひとりぼっちになって、どこへ行ったんだろう・・・悲しい気持ちになりました。


***
そんな中、新しく見つけた巣がありました!
ベランダに置いてある使っていないエアコンの室外機の中です。
出入りするアシナガバチを見つけたので、観察していたら
どんどん数が増えて、青虫の団子を持ち帰るハチで賑やかになりました。


ここも普段洗濯物を干したり、鉢植えを育てている場所なので
うっかり出会いがしらにならないように、すだれで出入口を塞ぎ狭くしました。


外勤から帰ってきたハチが室外機に入るのが大変そうだったので
木片で足場を作ってみましたが、だんだん着地が上手になり利用者はゼロです(笑)


梅雨明け後、少しは暑さがしのげるかと思い、すだれをかけて
100均で車用のサンシェードを買ってきて、2重にして室外機に巻きました。
太陽が照り付ける鉄板の中で、アシナガバチって何度まで耐えれるんだろう?
今のところヒメスズメバチには見つからずに、巣は繁栄している様子です。
でも、それを実際に見られないのが惜しいです(^^ゞ


すだれで覆った庭のプランター台の下にある巣も、まだ無事みたいで
働きバチの出入りが盛んです。


2か月前、5月にすだれを外して撮った写真です。


巣から飛んで出た働きバチが、すぐ横の花壇でイモムシを見つけて団子にしていました。
「突起が多いイモムシ」で検索したら「ウリキンウワバ」という蛾の幼虫でした。
アブラナ科の植物の害虫なのですが、あっという間にみんないなくなりました。


悲喜こもごも
日々繰り広げられる小さな虫の小さな物語りです(#^.^#)
秋まで残る巣があるといいな。
観察を続けたいと思います(^^)/

命の時の長さ

2023年08月10日 | ナミアゲハ
今朝、庭にアゲハチョウが落ちていました。
ナミアゲハのメスです。
おばVANさんから「キアゲハ」だと教えていただきました(^^ゞ
通り道の草の中に、翅を広げて横たわっていました。
まだアリがたかっていなかったので、落ちたばかりのようです。


体がガタガタ震えています。
鳥に襲われたのかな?


よく見ると、外傷はないようですが
脚に力が入らないみたいなので、一時保護することにしました。


水で薄めた蜂蜜を作ってあげてみたけど、吸っているのかは分かりませんでした。
でも、口吻を伸ばしたままでいたので、少しは飲めたのかもしれないです。


少し休んだら復活するかな?
網に入れて窓辺に置いて様子を見ました。


もしかしたら、春に部屋で羽化した子かな?
写真を出してきて比べてみたけど、この子とは翅の模様がちょっと違うみたい。


お昼過ぎに見たら、もう動かなくなっていました。


調べたらナミアゲハは、成虫になってから2週間しか生きていないそうです。
傷がないのに震えていたこの蝶は、寿命を迎えて庭に戻ってきたのかもしれないです。
限りある命の時間内に、生まれてきた目的は果たせられたかな?


ジュズダマの花が咲きました

2023年08月01日 | 雑草のタネをまいてみた
ヘンテコリンな花が咲きました。

ジュズダマの鉢植えを10号鉢に植え替えてから約2週間後
朝水やりをしたとき、つぼみみたいなものを見つけました。


5日後、つぼみみたいなもの(笑)を頭に付けた実みたいなもの(笑)が
葉の付け根から、押し出されるように生まれました。


「ムニュ」っという感じで、葉の付け根から次々に球が押し出され
更に、頭の上から、白いブラシ状のものがチロ~っと伸びてきました。
川の土手にジュズダマはたくさん生えているけど
花を見るのは初めてです!


調べるとジュズダマの花の造りはかなり複雑で
難しい用語が出てきて、理解するのが大変でした(^^ゞ
なので、めちゃめちゃザックリと書きます(笑)
ジュズダマの花は、写真の丸で囲んであるもので1セットです。


実みたいに見えるものは「壺」と呼ばれ、この中に雌花が3個入っています。3個中、1個の雌花だけが白いブラシ状の柱頭(ちゅうとう)を伸ばしています。(柱頭とは、めしべの頂部、花粉の付くところです)残りの雌花2個は退化して、壺の中で縮こまっているのですが、その存在理由がスゴイの!

水辺に生えるジュズダマは、動物に食べられる事がなく、水に浮いて散布されます。流されている間は壺に水が入らないように、退化した雌花がフタの役目をしているらしいです。
子どもの頃、ジュズダマでブレスレットを作るとき、糸を通すために実の中にある枯れたものを針で突いて取り除いた記憶がよみがえってきました。あれは雌しべだったのですね!数十年経ってから巡り合った真実(^m^)感慨深いです。自然界は本当にムダなく良くできていると感心しました。


頭から出ているとんがり帽子みたいなものと、壺の付け根から垂れ下がっているものは雄花です。
雄花が咲きました(#^.^#)
かんざしのように揺れてとても可愛らしいです。


自分の花粉で受粉しないように、雌花の柱頭が枯れてから雄花が咲いて花粉を出し始めます。


ジュズダマは花粉を風に運んでもらう「風媒花」です。
写真を撮ろうとして、少し雄花に触れただけで花粉が白い煙のように漂いました。


**
数日後、役目を終えた雄花が茶色くなってきました。


でも、猛暑の直射日光などものともせず、次々と新しい実(壺)が出てきて雄花が咲き
ジュズダマの鉢はお祭り騒ぎです(^m^)


植え替えてから2週間でこんなに成長しました。
今日草丈を測ったら、140cmになっていました。
ブレスレットが作れるくらい実がなるといいなと思います(#^.^#)