風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

カブトエビの飼育

2020年05月31日 | カブトエビ

田んぼに水が入って2週間くらい。
もうそろそろ「カブトエビ」が出てくる頃かなぁと
思いながら歩いていました。

あぜ道の横を見ると、水面に黒いかたまりがあったので
しゃがんで覗いてみると
水に落ちたトンボに、アメンボが群がっていました。

アメンボをまじまじと見ることは、普段はあまりないと思いますが
こうしてじっくり姿を見ると、やっぱりカメムシの仲間だなと思います。

写真を撮っていて、ふと視線を横に移したら
足もとの水際に「カブトエビ」がいました!

やったー、見つけた\(^o^)/
こんなふうに、偶然出会ったのは、初めてです(^m^)

網などは、いつも車に乗せているので(笑)
さっそく捕まえることにしました。


人の気配がしても、オタマジャクシほど俊敏には逃げないので
捕まえるのは難しくありません。
狙いを定めて、そーっと網を近づけて、網の角を使って頭の方からすくいます。
カブトエビと言いますが、エビの仲間ではないので
後ろ方向には逃げません。


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カブトエビは、泥の中にいるけど、結構デリケートな生き物で
環境の変化に敏感です。
持ち帰るときも、なるべく水を揺らさないように気を付けます。
カブトエビを飼うのは5回目で、いつも室内で、大きな飼育ケースで育てていましたが
今回は初めて、屋外で飼育してみることにしました。


容器は33㎝×27㎝、深さが18㎝で、カルキを抜いた水に
田んぼで汲んできた水を1リットルくらい混ぜました。
底に砂を敷いて、水草も入れました。


念のために、飼育ケースごと水にいれて、水温を合わせます。


2時間後、容器からカブトエビを出して、水に放しました。
全部で13匹、ちょっと多いかな・・・


中に変わった形のがいたので、すくってみたら
トンボのヤゴでした(^^ゞ


小さなアメンボも連れてきてしまったみたい。


今朝、エサやりをしました。
顆粒状の「川魚の餌」というのが家にあったので
それをスプーン1杯入れてみました。


食べてる!食べてる。
ひっくり返っているのは、脱皮している最中のようです。
カブトエビの裏側(笑)は、とても複雑な形をしているので
脱皮するのは大変で、命懸けだそうです。


1匹、取り出してみました。


生きてる化石!カッコいいです(#^.^#)


カブトエビの寿命は1、2か月と短いのですが
上手く育てられて、卵を産んでくれると嬉しいです(^^♪

散歩の虫

2020年05月28日 | 散歩でみたいきもの
久しぶりに散歩に行きました(#^.^#)

モクモクと、色んな緑色で彩られていた山が
いつの間にか、緑色一色になっていて
土手には、夏の野の花が咲き始めていました。


田んぼの土手にスッと姿勢よく立つヒメジョオン。
水に映る景色を眺めているようでした。


田んぼの中には、オタマジャクシがいっぱい!
虫たちも、春とはメンバーが変わっているかな(^^♪
音を立てないように、草むらを忍び足で歩いていきます(笑)
さっそく小さな虫を発見!

蜜を吸っているのか、それとも花びらを食べているのか・・・
あまりにも夢中な様子だったので、そっとしておきました(^^)

立ち上ろうとしたら、セセリチョウが飛んできて
アザミの花に止まりました。


セセリチョウは、私の一番好きな蝶です(´∀`)
そのままじっと見ていると、目の前で蜜を吸い始めました。


カメラのレンズを、蝶の鼻先まで(笑)近付けても逃げないので
正面の顔を写真に撮らせてもらいました。

何かに似てる・・そうだ!ピカチュウに似てないかな?(笑)
蝶は昆虫の中でも特に、色の識別能力が高いそうですが
セセリチョウの、この大きな目に見えるのは、どんな世界なんだろう。

***************
ニセアカシアの茎には、新しいトゲが伸びていました。
新品のトゲは、先端が鋭く尖っていて、とても美しいです。
さて!このトゲは、痛いか痛くないか、どちらでしょーか?(笑)


山に入る道が、運よく草刈りされていたので行ってみました。
4月に見に行ったときと、変わっているかな・・・


細い道の先に、ツル植物で自然に作られた巨大なアーチがあって
それをくぐると、放棄された田畑がある、開けた場所に出ます。


満開のテイカカズラの花の香りが、辺りいちめんに漂っていました。


花の写真を撮っていると、ブーンと羽音がして
足もとに、何かがポトリと落ちました。
虫?それにしては大きい・・
ゆっくりしゃがんで、手をのばして、慎重に捕まえてみると
何コレ~


ウバタマムシに似てるけど、ちょっと違う。
コメツキかな?
ひっくり返すと死んだふり!3分以上このままの格好で微動だにしませんでした。


日差しがジリジリ熱くても、じっと我慢して様子を見ていると
脚が1本ずつ動き出して、触覚がピンッと伸びてきて
それから、よいしょという感じで寝返りして起き上がりました。
豪快に跳ねるかと思ったのに、コメはつかないのね(^^ゞ

しばらく遊んで、木陰にそっと放しました。

****************
さあ、そろそろ帰ろう・・・
どんどん気温が上がってきて、夏のような日差しです。

帰り道にも、虫がいっぱいいました(^-^)V
不思議な配色の、小さな虫!


それから、これは・・ヤブキリかな。


キリギリスとの違いが、いまひとつ分からないです(^^ゞ


マーガレットの小路(*^▽^*)


この白い蝶は、いつもパタパタ飛んでいるから
写真に撮れたことがなくて、初めて模様まできれいに写りました(笑)


クチナシの木の前で立ち止まって
蛾の幼虫がいないか調べていたら
アシナガバチがきて、葉の間をゆっくり巡回して飛んでいました。
私とハチの目的が同じなのが可笑しくて、笑ってしまいました(´∀`)


このつぼみの、花が咲く頃
今年もスズメガの幼虫と出会えますように!


1キロの距離を1時間かけて、散歩してきました。
家に帰って時計をみて、あまりのスローペースに
また笑えました(^O^)

種まきその後、柿の芽がでました!

2020年05月21日 | カキ 実生
去年、いろんな場所で拾ってきて、ポリポットにまいた種が
早春の頃から次々に発芽して、賑やかになってきました(#^.^#)


その中のひとつ「柿の種」が発芽して、葉を広げるまでの様子を
成長記録として、ほぼ毎日(笑)写真に撮っていたので
ブログに書いてみたいと思います(^^)

種を拾ってきてたのは、去年の12月でした。
自然に生えて、大木になった野生の柿の木の下に
ピンポン玉くらいの実と、種が落ちていました。


まいたのは2020年2月24日。

芽が出るかな~、楽しみ(^^)

春になって、だんだん暖かくなってきてからは
毎日毎日、芽が出てないか庭に見に行って
こんなに見ていたら、いまに土に穴が開くんじゃないかと思うくらい
飽きることなく見続けました(笑)
そして、ついに発芽の兆しを見つけました!
まいてから約2か月経った、4月18日の朝です。


嬉しくて嬉しくて・・・
でも柿の種は初めてだから、ちょっと不安です。
次の日、種の殻をつけたまま、土の中から頭をもたげ始めました。


この状態で1週間。あー、心配・・・
頭が土から抜けなくて、困っているように思えてしまって
掘り起こしたくなるのを、じっと我慢。

でも、毎日少しずつ、土から出てくるのではなく
地上部分には変化がなくても、このとき地下では根っこが伸び
体を支えられるように、頑張っていたのでしょうね。

1週間後からまた、地上部分に変化が起こり始め
殻の中から、葉の緑色が見えてきました(^O^)

頑張れ~

2日後。
まるで、スローモーションで脱皮をみているようです。
こうして発芽を間近で観察していると
生まれ出るときって、植物だって大変なんだと気付かされます。


次の日。
あとちょっとで、お日さまに会えるよ(^^♪


4月30日、とうとう双葉が開きました!
12日間かけて殻を脱いで、両手いっぱいに光を抱いているみたいです。


次の日の朝、様子を見に行くと
昨日の開いたばかりの双葉とは雰囲気が全然違って
小さいながらも、堂々と立っている姿に変わっていて驚きました。
双葉も「柿の葉」のミニチュアみたいな形をしています。


***********************
そして2日後、5月2日の夕方、庭へ出て柿の芽を見てみると・・・
あれー、いきなり2つ目の芽が出てる!
第2子です(#^.^#)


この子は、殻をつけたままの頭を土から出して
ピンッと姿勢よく立ったまま、5月4日に脱皮が始まりました(笑)


同じ日の昼過ぎに見たら、朝よりも葉がよく見えるようになっています。


次の日の夕方。頑張って脱ぎました!
頭に残る殻が、ベレー帽のようで可愛いです。


翌日、もうすぐにでも殻が落ちて、葉が開きそうに。
隣の葉も、頑張ってと応援してるみたいに見えます。


やったー!殻が落ちましたー\(^o^)/


第一子と並んで、大きく葉を広げて
喜びを分かち合っているよう(´∀`)
第二子の芽は約4日で殻が落ちて、生まれたときから本葉が大きく成長していました。

発芽時の気温の違いだったのか、個性なのか
それとも、発芽のときの種が地中か地上かで葉がひらく日数が違うのか?
初めての体験で、分からないことだらけですが
とにかく、無事に双葉が開いてくれてとても嬉しいです!

**************
5月7日、ふと見ると第三子が、ひょっこり顔を出していました(^^)


3人目の育児は余裕が出るというか(笑)
ハラハラすることもなく、頑張ってねーと声を掛けているうちに
11日後、5月18日に双葉が開いて、みんなに仲間入りしました(^-^)V


さあ、これからどんなふうに成長していくのか
楽しみに観察して育てていきたいと思います。
秋には美しい紅葉が見られて
いつか、柿の葉寿司なんかも作れるようになるといいな(#^.^#)

クロオオアリ結婚飛行は、まだでした

2020年05月20日 | いきものの観察や飼育
昨日、仕事の帰りに
クロオオアリの巣を見に行きました。
夜中降った雨が朝に上がり、午後からは晴れたので
もしかしたら今日かも!と(^m^)

でも、夕方からまた雲が出てきて
公園に着く頃には、ポツポツと雨が降ってきました。
それでも、園内のアリの巣スポットに行ってみると・・・
いました!
大きく広げられた巣穴から、大きなアリが外の様子を覗いています。


でも、翅のあるアリは1匹だけで
よく見てみたら他のアリに脚を引っ張られて
巣に戻るように促されているような感じです。


今日は条件が揃わず、結婚日和ではなかったみたい。
広場の巣では、結婚飛行は明日以降に延期ですね。
もう1か所、階段にあるスポットを確認しに行くと・・・


石段の上に翅がついたアリの死骸があって
それを回収しようと、数匹の働きアリが走りまわっていました。


少し離れたところにも、大型働きアリが死んでいました。


天敵に襲われたの?




でも、このアリの天敵っていったい何だろう・・・
不思議に思っていると、鳥が階段で何かをついばんでいました。


私の姿を見ても、逃げないで
手すりに止まり、じっとこちらを見ています。
もしかしたら、巣から出たアリを鳥が狙って食べていたのかも。


クロオオアリの死骸を解体して、巣に持ち帰ろうとしている
小さなアリたちの姿もありました。




厳しい世界だけど
誰かの死が、他の生き物の糧になって
命に無駄がない世界だということにも、深く感心しました。
さあ、帰ろう(^^)


帰り道、車に乗るとすぐ土砂降りの雨になりました。
今朝は晴れて、そよそよと涼しい風が吹いています。
結婚飛行、今年もタイミングよく見られると嬉しいなぁ・・・

小さいアリの結婚飛行

2020年05月18日 | 庭でみたいきもの
庭に、翅の付いている小さな虫がいっぱいいたので
しゃがんでよく見てみたら、アリでした。


体長は5mmくらい、茶色でお尻?には「しま模様」があります。
女王アリですね!


もっと小さい、2mmくらいのアリが大群で
女王アリを追いかけて、ワラワラ、ワラワラ走りまわっています。
一瞬も止まらないので、1匹捕まえて、プラスチックのカップに入れて撮影しました。


女王アリは、必死で逃げ回っているように見えるけど
どうしてだろう?
睡蓮蜂のふちに、ペア・・・と言うより、交尾に成功したオスのアリがいました(笑)


鉢には、水に落ちたアリたちが、団子状態になって浮かんでいます。


細い枝でかたまりを水からすくい上げると
1匹の女王アリに、十数匹のオスアリがしがみついて団子になっていました。
陸地に降りた瞬間、オスたちを振り切って逃げる女王と、なんとしても離さないオスのアリ・・・

子孫を残すのって、どんな生物のオスも命がけですね。

睡蓮蜂の水に落ちている、女王アリをすくい上げていたら
その中に、翅の長さが違うアリがいました。


アリじゃないのかな?
小さすぎて肉眼ではハッキリ見えないし、写真もボケボケでよく分かりません(^_^;)


庭で見つけた、「ひっそりと激しく」繰り広げられる自然の営みを
時間を忘れて、見入ってしまいました。
この中で、何匹のアリが巣と家族を持てるのかな
これから地面を歩いてるアリをみたら
奇跡の女王アリと、奇跡のオスアリを思い出しそうです(^^)

******************
午後、ベランダで洗濯物を取り込んでいたら
今度は大きな女王アリが、バスタオルにくっ付いていました!
急いでカメラを取に行って、写真を撮りました。


1㎝くらいで、黒い(笑)
アリの種類については、ほとんど分かりませんが
虹色に光る翅をピンッと立て、凛々しい姿をしていました。


仕事に行く時間だったので、捕獲して観察するのは諦めて
空へ飛び立つのを見守りました(#^.^#)

どうか無事に、生き延びて欲しいです。

ジャノメチョウの幼虫が庭にいた

2020年05月17日 | 蝶の観察や飼育
庭の、物干しざおの下あたりに
ポツンと何かの幼虫が落ちていました。
一度も見たことがないイモムシです。


大きさは2.5㎝くらい、茶色っぽいベージュ色で
地味だけど、蝶の幼虫のような予感がして、連れ帰りました。
「ベージュ・幼虫」で検索したら、「タテハチョウ」→「ヒカゲチョウ」から「ジャノメチョウ」へ。
その中に、そっくりなのがいました。


ヒメウラナミジャノメ「姫裏波蛇目」
成虫の翅の裏に小さな波模様があって
後ろ翅裏には5つの蛇の目紋があるそうです。
漢字で書くと虫の名前が覚えやすいです。

食草はイネ科の植物で
たぶん、庭に生えている「チジミザサ」にいたのだと思います。
羽化するのを見たくて、飼ってみることにしました。


それから数日後、草取りをしていたら
またまた、変わった形のイモムシを見つけました!


今度の子は4㎝くらいで、体は鮮やかな黄緑色。
そして、振り向いた顔が・・・


なんてキュートな顔をしているの(#^.^#)


草取りをほっぽり出して、すぐ部屋に連れ帰り
名前を調べました。
「イモムシ・猫・顔」のキーワードで、すぐに判明(笑)

ヒメジャノメ(姫蛇目)
先日の子と同じ、ジャノメチョウの仲間でした。
さっそく飼育ケースに仲間入りしてもらいました。




ヒメジャノメは食欲旺盛で、もりもり葉っぱを食べます。


朝起きるともう葉がなくなっているので、庭に採りに行き
補充をします。


「ねえ、ご飯まだー?」
ケースの縁に手をかけて、外をみる姿が
猫にそっくりで、本当に可愛らしい(#^.^#)


あまり動かなくて、大人しい性質みたい。


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部屋に連れてきてから1週間後
茶色い子がケースのフタ裏に登っていきました。
サナギになるのかな?
5月12日、午前8時。


その日の夜10時には、こんなポーズになっていました。
さなぎになる前の「前蛹」です。
ジャノメチョウは、ぶら下がるタイプだったのね(^^)


同じ時刻に黄緑の子も、モゾモゾとフタ裏へ登っていき


翌日の13日、お昼に前蛹になりました。


14日の朝、さなぎになるための最後の脱皮を見届けようと
飼育ケースをパソコンデスクに置いて、ずっと見張っていましたが
朝ごはんを食べている間に、両方ともさなぎになってしまっていました(^^ゞ


ヒメジャノメのさなぎは、こんな美しい色でした。


この模様は、翅脈が透けて見えているのかな?


さなぎになった日は、5月14日。
無事に羽化がみられるといいです(#^.^#)

*******
関連記事です(^^)/
ヒメウラナミジャノメと、ヒメジャノメが羽しました

定点観察「ユリノキ」「モミジバフウ」など

2020年05月16日 | 好きな木、好きな場所
冷たい雨が降る一日でした。
今日は時間ができたので
久しぶりに子ども美術博物館へ「ユリノキ」を見に行ってきました。

もうそろそろかな、と思っていたら
花がいくつも開き始めていました!


葉も、こんなに茂っていて、びっくり!


この前来たのはいつだっけ?
ブログを読み返してみたら、4月の初めでした。

今年は春から、あまり外に出なくなっていて
季節が過ぎていくスピードに、ついていけてません(^^ゞ
ボンヤリしていると、すぐに大晦日になりそうです(笑)

花の直径は6㎝と大きくて、こんなに派手な色だけど


木から少し離れると、花には気付かないの。


下から見上げると、ほら!ぜんぜん目立たないのです。


コアラ親子の台座あたりに、手の届く花があったので
よいしょ、と・・・ちょっと失礼して、写真を撮りました。

まだ雄しべが閉じている、咲いたばかりの花です。
写真を撮っていたら、大きな蜂が頭の上を飛んでいきました。
スズメバチです!
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ユリノキは、ホオノキと同じ「モクレン科」で
雌しべの集合体の周りを雄しべが囲む
花の造りもよく似ています。
でも、ホオノキが蜜を出さないで、匂いで送粉者を誘うのとは違い
ユリノキは大量の蜜を出し、とても質の良い蜂蜜が採れるので
養蜂家からは「黄金の木」と呼ばれているそうです。

植えてから花が咲くまで、10年ほど掛かります。
去年、ここで拾ってきた種をまきましたが、まだ芽は出ません(^-^)ゝ
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次は、モミジバフウです。
こちらも葉が茂って、違う風景になっていました。


今年も運よく、手が届く位置に花が咲いたようです。
これはとても重要な運です(笑)


花は見逃しましたが、これがトゲトゲの実になるまで
秋まで観察します(^-^)ゝ


今日は日が出ていないから、影も無くて・・・
物足りない気持ち。


遊具に貼られた注意書きが剥がされて
子どもさんたちの、元気な声が早く聞けるようになるといいです(^^)


雨足が強くなり、傘をさしていても濡れてしまいます。
手がかじかむのも、久しぶりの感覚でした。
でも、雨は好きなので(笑)芸術の森の方も探索してきました。


誰もいなくて、鳥や、虫にさえ1匹も出会いませんでしたが・・・
とにかく緑色がきれい!


ナツハゼには、可愛いつぼみが付いていました。


トチノキの、あのペタペタする小さな冬芽から出たとは思えない!
爆発的なエネルギーを感じました。


夢中になっていて、ふと時計をみたら
1時間も雨の中を歩いていました(^^ゞ
帰り道、街路に植えてある(生えたのか?)「桐の花」も見てきました。

つい先日まで満開だったのに・・・


散った花が、木の下にたくさん落ちています。


その花のひとつにしがみつく、小さな虫を見つけました。


ムシヒキアブ?
普段は素早く飛ぶ虫ですが、体が冷えて動けないようです。


雨宿りできるよう、植え込みの中に移動させましたが
花を持ち上げても逃げませんでした。

明日、晴れたらまた飛べるといいね(^^)/

明日晴れたら・・・
そうそう!雨の次の日には、アリの結婚飛行があるかも!
今年は見られるかな。
ソワソワする日がしばらく続きそうです(^^♪

朴の木、開花の観察記録

2020年05月12日 | 庭の植物
うちの庭にある樹木たちは
それぞれ色んな経緯でここに来て
適当に植えられながらも、たくましく育っているのですが
その中でも、特別な存在である「朴の木」に今年
植えてから初めて花が咲きました(#^.^#)


特別な存在というのは・・・
この木は母がまだ50代の頃、山歩きの途中に見つけた
菜箸くらい細く小さな実生の朴の木を、うちへ持って帰ってきて
庭のすみに植えたものです。

「土に突き刺した菜箸に、それと同じ太さの添え木・・・」
2本の棒が仲良く並ぶ光景を思い出すと、今でも笑えてきます(^O^)

あれから20年以上経ちました。
今では大木に育った朴の木を見上げながら
「一輪でいいから、花が見たいね~」と、毎年母と話していたのですが
その言葉を聞いていたのか、本当にひとつだけ(笑)
つぼみを付けてくれました。

見つけた時の、嬉しかったこと!!

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狭い庭に、ひしめき合うように木が植えてあって
朴の木も、毎年剪定するので、こんなヘンテコな樹形です(^^ゞ


大きな葉です。


重なり合った葉の下に入ると、木漏れ日が本当に気持ちよくて
これだけで「森林浴」をしている気分になります。


5月9日の午後
つぼみを見つけてから5日後、皮がめくれて、花の先っぽの白色が見えてきました。


翌日の5月10日午後、花が開きました\(^o^)/
なんて運がいいんだろう(^m^)
つぼみが付いた枝が、一番低い場所の枝で
花をじっくり見られるので
開花から散るまでを、観察してみたいと思います!


朴の木の、花の寿命は短くて、だいたい3~5日だそうです。
開花初日は、花びらはずっと半開きです。


花の中央にある、赤い「雌しべの集合体」が反り返り、先端が開いています。
花粉を待っているようです。


翌朝、8時半に庭へ出てみると、花は閉じていました。
花粉が付いた雌しべを、大切に守っているように見えました。


お昼になると、花びらが大きく開いて
昨日はシュッと畳まれていた「雄しべの集合体」が
まるで花が開くように、広がっていました。


2日目の花は、雄しべが優位で、花粉を出し始めます。
昨日開いていた雌しべの先端は、ピッタリと閉じられています。
これは自分の花粉で受粉しないようにする仕組みだそうです。


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朴の木の花には、蜜がありません。
なので、蜜を集める蜂やアブなどの「花から花へ離移動する」昆虫が来訪せず
花粉を食べる甲虫類などを強い香りで誘い、受粉をしてもらっています。
甲虫はひとつの花で、どっしりと腰を据えて、食事をするので(笑)
こうして雌しべと雄しべを時間差で優位にしても
自家受粉してしまう確率が高いのだそうです。

自家受粉でできた種子は、発芽してからの生育にかなり悪影響があって
生存率は、他家受粉の種で芽生えた個体の半分以下で
生き延びるのに適した性質の度合い「適応度」は、わずか2%しかないそうです。

それでも、朴の木は1億年も前からこのスタイルでやってきて
ちゃんと生き残っているのですから、すごいです。
「やっぱり蜜を出そうかな?」なんて考えずに、これからも我が道をゆくのでしょう(^m^)

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同じ日の午後3時半。
大きく開いた花びらが、反り返っていました。


役目を終えた雄しべが、早くも散り始めています。

朴の木の花は、力強く長期間咲いていると思い込んでいましたが
雌しべや雄しべは、たった1日だけに、受粉のチャンス賭けて
花を咲かせていたんですね・・・

3日目の朝です。
花びらは少し起き上がりましたが、もういい匂いはしなくて
少し触れるだけで、雄しべがパラパラと落ちていきます。


ちょっと切なくなりました。


4日目、今日の花です。


この後、雌しべはどうなっていくんだろう?
実は膨らんでくるかな?


うちの近所には、朴の木はないので
他の花の花粉での受粉はできなかったと思うけど・・・
もしも実が膨らんで、種ができたら嬉しいので、
この後も、観察を続けていきたいと思います(^-^)ゝ

短い時間でしたが、とても楽しませてもらいました!
ありがとうございました(#^.^#)

番外編、コアシナガバチの巣/初めて見ました

2020年05月10日 | アシナガバチの巣
庭に「カラタネオガタマ」の花が咲き出して
熟れたバナナのような甘い匂いが漂っています(#^.^#)


カラタネオガタマは、和名で「唐種招霊」と言うそうです。
「招霊」って・・・名前の由来をいつか調べてみたいです!


花の匂いをかいで、うっとりして
隣に生えている「カシワバアジサイ」のつぼみを見ていたとき


ふと、葉の裏に茶色いものがチラリと見えました!
一見「ミノムシ」かな?と思って、茶色いものをよくよーく見たら・・・


蜂でした!
それも、今まで見たことがない小さな蜂です。
知らない蜂が、見覚えのある形の巣に、見覚えがあるポーズで
チョコンとつかまっていました(笑)


************************

顔はアシナガバと似ているけど、アシナガバチの眼は黄色で
この蜂の眼は、茶色で模様があります。
身体の大きさもひと回り小さくて、全体的に茶色っぽいです。
翌日、女王蜂が飛び立ったのを見計らって、葉の裏の巣を観察しました。

こんなペラペラの葉に巣を作るなんて・・・
ベランダのフタ裏の巣を思い出しました(´A`)


小ぶりですが、きれいな巣です。
6個の部屋ができていて、それぞれに卵が産み付けてありました。


この日は強い風が吹いていて、風をまともに受ける場所にある葉裏の巣が
バタバタとはためいています(。・Д・)ゞ
どうしようか、迷いましたが・・・・
とりあえず、支柱を持ってきて、地面に突き刺し
そこに葉の付いている茎を縛り付けて固定しました。

ホントにもう、なんでここを選んだのー??

女王蜂が帰ってきました。


変化に気付いていないようですが
こんなふうに巣を覗かれるの、イヤだろうなー
幼い女王蜂の必死な(そう見える)表情に、なんだか申し訳なく思えてきます。


**************************

翌日の午後、お留守の間に巣を観察したら
部屋がひとつ、増えていました。すごい働きですね。
巣の色が違うのは、素材の違いかな?もう卵が産み付けてあります。


巣は庭の通路に接していて、このまま大きくなると、危険かもしれません。
今のうちに撤去することも考えましたが
巣のある枝を紐で縛って、もう少し奥へ引っ張ってみることにしました。


またまた、女王のお留守を狙って作業しました(^^)
いつ帰ってくるか分からないので、めちゃめちゃドキドキします(笑)
じばらくすると、蜂が帰宅しました。
葉の裏を一枚ずつ見て回って、巣を探しているようです。
このとき初めて、日の光の下で全体の写真を撮れました。

この写真で「コアシナガバチ」かと思ったのですが、どうでしょうか?

*****追記*****


今日も、こっそり自然観察!」の
himesijimiさんからコメントをいただき
この蜂が「キボシアシナガバチ」だと分かりました!
ありがとうございました(^-^)ゝ

キボシアシナガバチの特徴を調べてまとめてみました。
1、腹部第2節以下には黄紋がない
2、体長は12ミリから18ミリ
3、体は小さいが、他のアシナガバチより、やや攻撃的

そして巣の特徴は・・・
1、巣は黄褐色で、繭のふたは育室から数ミリ突出し、鮮黄色
2、働きバチは多くて20匹ほど、育室は100以下
3、巣は木の枝や葉の裏側
4、ほとんどの場合、片側にだけ向かって増築されていく

コアシナガバチとの、体の違いは写真と並べてみるとよくわかりますが
パッと見ただけでは、判別が難しいかもしれません。
もう少しして巣が大きくなってきたら、特徴的な形や色で
違いがもっとよくわかると思うので
これからも楽しみに観察していきます。
ありがとうございました!
****************************

元の場所から50センチ離れただけなのに、なかなか巣をみつけられません。
蜂の不安な気持ちが伝わってきます・・・


このまま巣を放棄するかもしれないけど、それも仕方ないと思って
夕方、また見に行くと・・・
良かった!巣を見つけれたようで、嬉しい光景がみられました(#^.^#)

でも、これからどうなるんだろう・・・
不安定な葉の裏に作り始めた、この小さな巣と小さな女王蜂を
しばらくそっと見守りたいと思います(^^)/

アシナガバチの巣 2020年 ②/波乱の幕開け!

2020年05月08日 | アシナガバチの巣
去年、アシナガバチが巣を作った場所に
冬を越した女王蜂が、そろそろ戻ってくるかと準備を整えていたのですが
あれ?今年はいつまで待っても来ない(。・Д・)ゞ

2年連続で営巣した場所なのに、蜂が一向に姿を見せないので
今年は観察できないかなぁと、半分あきらめていたのですが・・・
庭で飛んでいたアシナガバチを見つけて、走ってあとを追っていくと
やったー!作り始めの巣をみつけました!!
2020年4月21日、今年もアシナガバチの「定点観察」ができそうです(#^.^#)


スチール製の鉢を置く台で、去年より一段低い位置に
小さな巣にしっかりとしがみつく新女王さま!


ここは去年観察した中で、一番繁栄して
最後までスズメバチに見つからず生き残った「成功した巣」があった場所です。
ここから巣立った女王蜂が里帰りしたのかもしれません(^^♪
5日後、女王蜂が留守の時に、巣を見せてもらいました。


たった5日で、巣の部屋数が増えて、一部屋ごとに卵が産み付けられています


4月の頃より植物が成長してきて、巣が隠れ家的な感じになってきています(笑)


すだれの右端下に巣があります。


5月8日、昨日また見てみたら、巣がひと回り大きくなっていました。


蜂の背中の模様から「セグロアシナガバチ」だと思うのですが
攻撃性はやや強いらしいです。
でも、女王蜂1匹だけのときは、そっとカメラを近づければ
威嚇だけで、刺すようなことはありません。


いままで、蜂はすべての種類、人を刺すと死んでしまうと思っていました。
でも、調べてみたら、針に返しがついているミツバチは、刺した後死ぬけど
アシナガバチやスズメバチは、死なないのだそうです。
じゃあ、女王蜂も機嫌が悪ければ、私を刺すかもしれません(ll゚д゚)
気を付けて観察を続けます!

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アシナガバチの巣、二つ目を見つけたのは偶然でした。
玄関の戸を開けて、ふと上を見たら・・・ありました(笑)


この場所は、微妙です。
私の天敵(父親)に駆除されてしまうかも(´A`)

家族が増えないうちに、なんとか保護(隠す)したいと思います!

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ゴールデンウィーク中に、ベランダの大掃除をしていて
水草を植えてあった、大きなバケツを片付けているとき・・・・
まさかの出会いがありました!


バケツのこのフタをめくったら・・・

突然目が合って、私たち「あっ!」って声が出ました(笑)

どうしてこんな「吹けば飛ぶような」フタの裏に巣を作ろなんて思ったのでしょうか・・・
たぶん、私が撤去してしまった、ベランダの物置きに巣を作りかけていた蜂です。
再び巣を奪うのは気の毒なので、フタごと移動しました。


飛ばないように。
雨や風を少しは、しのげるかな。




アシナガバチの観察は3年目ですが、こうしてみると
巣を作る場所を選ぶ女王蜂の判断こそ
その後の一族の運命を決める、最大の要素になるのではないかと思います。


働きバチが羽化するまでは、女王蜂の留守中に、観察し放題です(笑)


とてもきれいな巣です。
正確な六角形を作るために、触覚で辺の長さを図っているそうです。
そんなに凄い能力があるのに・・・
どうしてフタの裏?(^m^)


観察したら、またもと通りに。


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そして、昨日。
4つ目の巣を発見してしまいました!


スチール製の台の、上段にひっそりと。
今年は4つの巣でスタートです!
どんなドラマがあるかな(^^♪観察していきます!