風に乗って♪

自然観察が趣味の主婦です。おもしろそうな事は何でもやってみたくて、好奇心のおもむくまま暮らしています。

小鳥の種まき

2023年02月05日 | いきものとか植物とか、いろいろ
買い物に行く途中
無人販売所でミカンが売っていました(^^♪
大小10個くらい入って100円です!


農家さんの庭先で採れたミカンで
見た目はあまり良くないけど、甘くて美味しいのです。
車を停めて2袋買ってきました(^^)/


うちに帰って食べてみると、果汁がたっぷりで
甘~い「当たりミカン」でした!
たくさんあるので、鳥さんにもおすそ分けします\(^o^)/


ヒヨドリに追われず、メジロがゆっくり食べらるように
えこひいきだと分かってるけど(笑)
鳥かごオブジェの中にミカンを入れて吊るしておきます。


サザンカの垣根からチーチーと鳴き声がして
すぐにメジロがやってきました。


ワイヤーハンガーで作った餌台には
ヒュンっと音がするほどのスピードでペアが飛んで来て
片方が食べている間、もう片方が見張りをして
仲良く順番に食べています。


半分のミカンに2羽が乗れるくらい
メジロって本当に小さくて可愛いです(#^.^#)
そろそろ交代してよ~
はいはーい。


小さな口ばしで果実をひと粒ずつついばんで食べるので
食べたあとの皮は、まるで芸術品のようです。



先日、ミカンを新しいものと替えようとしたら
皮の中に粒が混ざったフンが付いていました。
植物のタネですね。


いろんな大きさの粒々があります。
メジロはどんな植物の実を食べているんだろう?


ちょっと興味がわいてきたので、まいて観察してみます(^m^)
プランターを出してきて、培養土を入れたところに
ミカンの皮に付いたフンを水で洗い流してみました。
すごくテキトーな種まきですが、自然界でもこんな感じですよね。


どんな芽が出るかな?
春が来るのがいっそう楽しみになりました(#^.^#)

スイフヨウの不思議!色が変わるだけじゃなかった

2021年11月11日 | いきものとか植物とか、いろいろ
9月の中ごろ
夕方の買い物の帰りに
神社に寄り道したら
つぼみが膨らみ始めたスイフヨウの木で
一番最初に咲いた「一番花」が
しぼんで赤く、ポツリと残っていました。


フヨウは夏の初めに咲くイメージだけど
スイフヨウって、秋に咲き始めるんだっけ?
赤く染まった一番花と
明日にも開きそうな子を探して
少しだけ、いただいてきました。


夕方5時。
「明日は咲くよ~」とはしゃぐつぼみたち(^^♪
朝が楽しみです。


翌朝、大輪の花がパーンと開いていました。
八重咲が2つと
花びらが少し重なった一重
それと、一重の花が2つ咲きました。
つぼみの時の圧縮率がすごいのか
まるで手品みたいな変わりようです。


午前10時半頃
花びらはまだ白いです。


11時半
うっすら、色が差してきました。


午後1時過ぎには
ほんのり頬を染めた
乙女のイメージになりました(#^.^#)


スイフヨウが、白からピンク(赤)へと変わるのは
花びらの中に「アントシアニン」という酵素が
生成されるからだそうです。
3時半の花色。


夕方の5時半には、濃いピンク色になって
しべを隠し包み込むように
花びらが内側へ巻いてきました。


色の変化は、温度が25度以上で進み
それ以下だと、アントシアニンの合成があまりされず
夕方になっても白花のまま、しぼむこともなく
翌朝まで開いているそうです。
朝に紅白の花が同時に咲いているのを
不思議に思っていましたが、
そういう理由でした。

夜の10時。
しぼんだ花びらが
栗の茶巾絞りみたい。

私はお酒を飲んでも
顔が赤くなったりしないので
こんなふうに頬がポッと染まったら
可愛らしいのになぁと
少し羨ましい気持ちになりました(^m^)


さて、花色の変化の仕組みは分かったのですが
白から赤に変わる「理由」は何なのだろう?
誰に向けてのアピールなの?
ただ、可愛いから♡とか
人に綺麗だねって、喜んで貰えるから
なーんて理由であるはずもなく・・・
その理由を調べてみたら
とても興味深いことがわかりました!

花の形や色、香りなどはすべて
花粉を運んでくれる「昆虫」へのアピールなのですが
スイフヨウの他にも、
ハコネウツギという花や、スイカズラなども
咲き始めは白色、次第に赤や黄色に変色していきます。

スイフヨウが、自分のところへ来て欲しいと
ターゲットに選んだ昆虫は
花から花へ飛び回る、働き者の蜂の仲間たちです。

蜂は、視力がそれほど良くなくて
白い色はよく見えるけど
人間が見ている赤色は、黒色に見えているそうです。
植物は、咲き始めのまだ受粉が済んでいない花を
蜂が見えやすい白色にして、白い花には「蜜がたくさん残っていますよー」と
効率よく訪花してもらうための目印にしているのだそうです。
開花してから時間が経っている花は
受粉が済んでいる確率が高いので
花びらを赤くして、赤には蜜が少ないことを
記憶力の良い蜂に学習させています。

**
スイフヨウが咲き終わった次の朝。
一重咲きの花、3本は
きれいな形にしぼんでいますが
2本の八重咲の花は
クシャッと、つぶれたような形になっていました。


挿していたガラス瓶から抜き取って
花を持ち上げたら・・・
花柄がポキッと自然に折れました。


えっ?どうして?
他の花も、そっと取り出して
柄にゆっくり力を加えてみると
つなぎ目のような筋から
きれいに切り離されました。

折れた断面は
瑞々しくなめらかです。


これは何のための仕掛けなの??
色が変わるだけでなく
スイフヨウちゃん!
まだまだ何かを隠しているでしょ~

さっそく調べてみたら・・・
どうやらこれは
うまく受粉できなかった果実を
自動的に枝から落とす「摘果」の仕組みらしいです。
落葉樹が秋に葉を落とす、植物ホルモンの仕組みと
似ているのかもしれないです。
研究している人たちって、こういう不思議に
ドキドキ、ワクワクするんだろうなぁ・・

それにしても、華やかに開花しながら
スイフヨウが陰で(笑)そんなことをしていたなんて
知らなかったなー
植物って本当にすごいですね。

そこで!
受粉の有無で花柄が折れるのかどうか?
もう一度つぼみを採りに行って
人工授粉(の真似事)の実験をしてみました。
朝、開いた一重咲きの花に
八重咲の花粉を受粉させて
花柄が折れるか、確かめてみます。




翌朝の結果は・・・


う~ん・・
前回の、持っただけでポッキよりも
強度がある感じがするけど
力を少し加えると、折れてしまいました。


実験は、また来年のお楽しみです(^-^)V

***
自然では、どんなふうに実が落とされているのか
実物を見たくなって、11月になってからまた
神社のスイフヨウを見に行ってきました。


みんな実になっている!
そんな中、ひとつだけ咲いている花を見つけました。
9月に、ここで一番最初に咲いた花に出会って
そしていま、一番最後の花に会えたのは
何かのご縁のような気がしました。


沢山の果実をつけた枝でも
3、4個は果柄で切り落とされています。


熟して開いた果実からは
種がこぼれ出しそうになっていました。


スイフヨウの種には毛が生えています。
ふわふわの綿毛ではなく
けっこう剛毛です。
これで風に乗って、新天地へ飛んでいくのでしょうね。


そして今回、いろいろと調べものをして知った
お話しですが・・・
ほとんどの種類の植物の
八重咲の花には、種ができないのだそうです。
知らなかった!

2倍体、3倍体などという遺伝子の関係で
これもまた、調べ出すと興奮してしまうくらい
興味深くて面白い話ですが・・・
更に話が長くなるので(笑)またいつかに。

スイフヨウも、八重咲の株だけ
果実の姿は1個も無くて


膨らんだ果実の痕跡さえなく
枯れた花びらが絡まって


株元にも、落ちた花柄が
茶色く転がっていました。


****
ああ、おもしろかった。
今までは「きれいだなぁ~」と眺めるだけだった
スイフヨウのお花が
「ふしぎだな~」に変わって
もっと細かい観察と、実験がしたくなりました。
来年の開花が今からもう、待ち遠しいです(#^.^#)

謎だった花の名前がわかりました。

2020年04月04日 | いきものとか植物とか、いろいろ
去年のゴールデンウイーク明けに、職場の友達と一緒にうどんを食べに行って
その時見た花の名前が分からないまま、季節は巡り、また春になりました。

この花です。
見たことありそうな、色と形をしているんだけど・・・
一目見て、分かる人もいるんだろうなぁ


この葉っぱの形も、見たことあるような。


花と葉の付き方。


うちに帰ってから調べようと思って、葉の裏側まで写真を撮りました(笑)


でも、いくら調べても分からないの!
秋になって、冬が来て、いつかまた見に行こうと思っていて、それも忘れてしまって・・・
先日、急にこの花のことを思い出して、
見に行ってみよう!となぜか強く思って、仕事の帰りに行ってきました(^-^)ゝ

********************************

遠くから見たら、去年の姿とはまるで別の木みたいでした。
あー、落葉樹だったんだ・・・


木肌は白くて、スベスベしてます。


枝を見たら、小さな花!去年見たのと同じ花が咲いていました。


???いまから、5月まで咲き続ける花?どんどん謎が深まっていきます(^^ゞ
一枝ずつ手に取って、丹念に見ていたとき・・黄色いヒラヒラの付いた花が1個だけありました!

わ~~~、これ「マンサク」だ~~(笑)


去年の5月には、もう残っていなかった、種の発射台も枝にありました。


あなたはマンサクだったのね(^^)

黄色い花ビラが散ったあとの赤いガクを、花だと思い込んで検索していたから
答えに辿り着かなかったんだ(笑)
でも、木の下も丁寧に調べれば、分かったかもしれない。


隣にあるサクラの花びらで、地面はとても華やかです(^-^)


しゃがみ込んで種を探したら、2粒拾えました。


来るのがもう少し遅かったら、黄色の花びらが全部散って残っていなくて
マンサクはまた1年、謎の花のままだったかもしれないです。
「見に行こう!」と思いついたのは、お知らせアラームだったのかも(笑)


晩ごはん前、夕方遅くだったけど、なんだかお腹が減ってしまって
うどんを食べて帰りました(笑)


スケスケの葉っぱ

2020年02月13日 | いきものとか植物とか、いろいろ
今日は暖かくて、春の陽気になりました。
外にいても寒くないので、久しぶりに庭をゆっくり探索(^^)
そうしたら、水の中にこんなものを見つけました。
きれい~!!

たぶん、近くに植わっているシデコブシの葉です。

他にもあるかな?
腕まくりをして、水に手をつっこんで探ってみます。
大物発見(^-^)Vこれはビワの葉です・・・まだ透ける途中ですね。


・・・柿の種も水の中にありました。


なんで?・・・あー!そうか!
これですね(笑)


蒔いておきました。芽がでるかな(^^♪


楽しくなって、庭の他の水鉢も見てみると
あるある!
これはヒョウガミズキの葉。


木が鉢のすぐ横にあるから、分かります(笑)


それから、イチョウ。
原始的な葉脈で、平行に並んで、二股に分かれています。


水草の上にも、いろんな物が落ちていて面白いです。
アシタバの種、鳥が食べたあとの南天の種、小さな葉っぱとサカマキガイもいます。


水草をかき分けながら、中を覗いていると、
だんだん睡蓮蜂の中が、完璧に調和のとれた宇宙みたいに思えてきて・・・
私の知らないたくさんの微生物たちが、植物の残骸から美しいものを取り出している
そんな世界に想いが飛んでいきます。
ダメダメ・・・これが夢中になって、時間を忘れてしまう状態ですね(^^ゞ

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メダカとヌマエビを飼っている鉢で、水草に絡まっていたヒシの実を見つけました。

旧友にあった気分です^^

メダカと、エビも元気に生きていました。


最後に、この前ガマの穂綿の種を蒔いた水鉢です。
水が黒々としていて、中がよく分からないけど、手を入れてみました。
ちょっと怖い・・・
そして、すくい上げたものを見て、思わず声が出ました(#^.^#)
さっきのビワの葉より、ずっと大きい!


ジャーン!
ホオノキの葉でした~\(^o^)/


探ってみると、まだまだ何かが沈んでいそうです。
去年の秋に落ちた葉、まだ解体前でしっかり形が残っていました。大事にします(笑)
でも、いったい何年かかってスケルトンになるんだろう・・・


「スケスケの葉」で検索したら、こういうのを「葉脈標本」というそうです。
薬品を使って作るやり方が、たくさん載っていましたが
水の中で密かにスケスケになっていくほうが、なんだか夢があるように思いました。

乾かすと、さらに葉脈がはっきり見えます。
葉全体に水を巡らす、この水路を設計したのは誰なんだろう。


それぞれの鉢の中には、たぶんカエルが冬眠しています。
みんなが姿を現すまで、まだ少し時間がありますが
残りの冬を楽しみながら、待ちたいと思います(^^)


虫こぶの木、ボケじゃないのかな?

2020年01月26日 | いきものとか植物とか、いろいろ
今月の初めに見つけた「虫こぶ」の名前を、ずっと調べています。
ネットでの検索ではまったく出てこないので、図書館へ行ってきました。


「日本原色虫えい図鑑」ひざの上にずっしりくる重量感です。
巻末の索引が、虫こぶの学名、和名、こぶを作る側の生物と、作られる側の植物などで
それぞれ別につくられているので、とても調べやすい仕組みになっています。
索引でみつけたページを開くと、そこには細かい文字でびっしりと専門的な解説が書いてあって
虫こぶのカラー写真は、巻頭にまとめて載っていました。


虫こぶを見つけた場所は、今月の初めに行った鞍ヶ池公園のプレイハウス南側、垣根の中。


撮ってきた写真はこちらです。
昆虫が脱出した跡の穴が空いていました。


垣根の、虫こぶの無い他の枝にこんな花が咲いていたので、木瓜(ボケ)だと思いました。


さっそく図鑑の植物索引をひくと「ボケ」が1つだけありましたが・・・違う・・
載っていたのは、葉が丸く巻くタイプの形状で、私が見つけたこぶ状のものではありませんでした。

植物が分かれば、虫こぶの名前もすぐに判別できると、タカをくくっていたのですが
謎が深まるばかりの結果になってしまいました(^^ゞ
あの木は木瓜じゃなかったのかなぁ・・・それとも、虫こぶの新種発見?

こういう予想外のことが起こると・・・なぜか嬉しくなってしまいます(笑)
上手くいかないほうが燃えるの、変ですね(^^♪
春になって葉が出る頃、こぶが付いている木が何か、確認しに行きたいと思います。

余談になりますが、ずっしり重い「日本原色虫えい図鑑」を出版している会社が
ちょっと面白かったので、書いておこうと思います。
(株)全国農村教育協会、略して「全農教」
事業内容のうち出版では、身近な植物、動物、自然観察をテーマにした図鑑や、農業関係者のための技術書・図鑑など
ユニークな図書を発行しています。とありました。
「全農教友の会」のページでは、「帰化植物友の会」の機関誌のバックナンバーがPDFで閲覧できます。
その中の「NO.2」の冒頭の文章がとても面白くて・・・植物に対する興味は尽きません(^^)

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図書館の外へ出ました。
駐車場出口に立っている2本の木は、何だったかな・・・忘れてしまいましたが
毛むくじゃらの大男?それとも触手を伸ばすイソギンチャク・・・空想が湧いてきます(笑)


建物の西側にある読書広場の「ツノハシバミ」の木です。
雌雄同株、雌雄異花で、これは雄花です。


木の下に落ちていた実を集めました。
ツノハシバミは、ヘーゼルナッツの仲間で、この実は食べられるそうです。


果実を包んでいる総苞の表面には、細かいトゲがあります。
以前、それを知らずに握って、手の平一面にトゲが刺さり、酷い目にあいました(^^ゞ
靴底で実を転がしながら苞を剥きました。


もっとないかなと、木の下を探していたら、違う種を見つけました。
シイの実?・・にしては大きい・・・
見たことがあるような、ないような。


しゃがんだまま、上を見ると、大きな木の枝に同じ形の実が残っていました。


エゴノキの実にそっくりだけど、こんなに大きな種は見たことがありません。
もしエゴノキだったら、花も巨大なのかな(笑)


本日の収穫です。
それから、宿題がたくさんできました(^^)
3月~4月頃、ハシバミの雌花が咲くのでまた見に来ること。
大きな種がエゴノキの種かどうか、確かめにくること・・・手帳に書き込んでおきます。


図書館で本を4冊借りました。
写真集を3冊と、久しぶりにまた読みたくなって、川上弘美さんの本を1冊選びました。


チラッと花びらが見え始めたマンサクのつぼみ・・・
本を返却しに来る頃には、あの賑やかな花が咲いているかなぁ(^^)

ロウバイの実

2019年12月26日 | いきものとか植物とか、いろいろ
暖かい日が続いています。
昨日は上着も要らないほどの陽気で
もしかしたら咲いてるかな?と
買い物のついでに、ロウバイの木を見に寄ってみました。

う~ん、残念(^-^)ゝ
まだまだ固いつぼみでした。


季節ごとに、とても良い香りの花を咲かせる「香木」と呼ばれる樹木があって
これを4大香木と言うそうです。
春は「チンチョウゲ」、夏は「クチナシ」、秋は「キンモクセイ」
そして、冬の代表がこの「ロウバイ」です。

なるほどね~^m^
どの花も、「目より先に鼻が見つける花(笑)」と私は思っているのですが
ロウバイも、咲いていれば遠くからでも香りでわかったはずですね(^^)

花は咲いていなかったけど、枝にこんなものを見つけました!



ロウバイの実です。
緻密な彫金細工の工芸品みたい(#^.^#)


中に種が入っていて、振るとカラカラと音がします。


5月に撮った実の写真です。
可憐な花を咲かせた後、まるでエイリアンの卵みたいな
こんな形の実になるの、ギャップがあって凄いなと思うけど
動物的で、くせになりそうな(こんな生物がいたら飼ってみたい)美しさだと思っています(^^♪



お寺の門前にある桜。
一目見て好きになって
毎年春に、買い物ついでのお花見に来ています。


久しぶりにお参りして、会ってきました(笑)


「まっちゃん・・・」^m^


お土産に、少しいただきました(^^♪

今日はどんよりとした曇り空で、寒いです。午後から雨の予報です。
一日元気に過ごせますように(^_^)/


仙人草

2019年12月19日 | いきものとか植物とか、いろいろ
返り咲き?
それにしては、勢いがスゴイ(^^)


垣根に絡みついたつるに、センニンソウの花が
雪が積もるように咲いていました。
花期は、8月から9月です。


後日、夕方仕事の帰りに同じ場所を通ったら
更に満開になっていたので、分けて貰ってきました。

薄明りの中で見ると、雰囲気が違ってとても幻想的です。

この前採ってきた「ヒヨドリジョウゴ」と一緒に水に挿しました。
こんなに可愛い花と実なのに・・・ふたりとも、毒があるの(^^)



センニンソウの名前の由来は、種に付く綿毛が「仙人のヒゲ」のように見えるところからです。
キンポウゲ科の多年草で、強い毒を持っています。
そのため、別名も「馬食わず」「ウシ食わず」「馬の歯落とし」「馬の歯欠け」などなど・・・
歯が落ちるなんて、怖い名前です。

キンポウゲ科の植物は、ほとんどが毒草で、その代表的なものは「トリカブト」です。
でも、ネットで「キンポウゲ科の植物図鑑」を見てみたら
園芸店で普通に売られている「オダマキ」や「クリスマスローズ」「シュウメイギク」なども
みんな毒草で、びっくりしました。

4枚の花びらに見える部分は、ガクです。
切り花にすると水揚げがよくて、つぼみも咲いてくるので、長い間楽しめます。
素手で触らない方が良いそうですが、私は平気でした。
まだ咲いているかな?今日も見て帰ります(^-^)V




庭で花を植えました

2019年12月18日 | いきものとか植物とか、いろいろ
朝、雨が上がって霧が出ました。
日中は曇りでしたが、暖かい一日でした。

私の天敵が、花の苗を買ってきてくれました!
ビオラ(#^.^#)
この前、木を切ったお詫びかな。
そんな人じゃないから、たぶん違うと思うけど、嬉しい(笑)


植え付けには時期が遅いけど
あちらこちらに、植えました。


最後まで残っていた「エゴノキ」の葉が、一気に散り始めました。
庭ネコのチロちゃん。先日やっと捕まえることができて、避妊手術をしてきました。


ワレモコウの黄葉。
ヒメツルソバはまだ咲いています。


こちらは「ヒシ」の紅葉です(^^)
そっと触れるたけで落葉して、静かに底へ沈んでいきました。


水の中で葉脈だけになった葉。


青々とした葉の旺盛な頃を知ってるから
庭で眺める紅葉と落ち葉は、、余計に味わいがあります^^


とても暖かいので「しゃがんで見る会」を開催(笑)
サルトリイバラの芽を発見しました!


来年の春早くに咲く「ヒメリュウキンカ」の葉も見つけられました。


息をひそめて、超スローモーションで動いているので
近所の人が見てたら、きっと変だと思われているでしょう(笑)
でも、そのおかげで、こんな小さなミノムシも見つけました(^-^)ゝ

小さく丸い葉のカケラで作ったミノです。
アナタも変わってるね^m^

マルバノキの根元に、たくさん双葉が出ていました!
なんだろう??本当にたくさん・・・


本葉が出ているのがあって、よく見たら南天みたい。
この木に止まっていたスズメが種まきしてくれたのかな。


「天道生え地帯」の万両も、林のようになっていました。


ビオラを植えて・・・来年の春を想う。

ツマグロヒョウモンが産卵に来ても
これで大丈夫!(笑)

今日も一日無事に過ごせました。
ありがとう。おやすみなさい(^^)/


ガマの穂

2019年12月04日 | いきものとか植物とか、いろいろ
いろんなものが「爆ぜる」季節がやってきました(^-^)ゝ
グラウンドの1本桜を見にいったとき、農道を歩いていたら
「パチ・・・、パチ・・・」という微かな音が、大豆畑のあちこちから聞こえてきました。


不思議に思って、畑の中へ入って、しばらくしゃがんで耳を澄ましていたら
すぐ近くで「パチン!」という音とともに、大豆が鞘から飛び出して土の上に落ちる瞬間を目撃しました!


大豆の鞘も、フジの鞘と同じように音を立てて爆ぜるんだ!
始めて知ったし、その音も初めて聞きました。


パチパチという音は、ひっきりなしに聞こえてきます。
早く収穫しないと、大豆が全部なくなっちゃうよね・・・


そんな事を考えながら、畑を見ていたら用水路に生えているガマの穂を見つけました(^^♪
いい具合に熟していて、下の方からは少しだけ綿が飛び出しています。


今年もガマを爆発させてみたいと思います(^^)/
袖を思い切りめくって・・・
ガマの穂の中心あたりを、親指と人差し指でそっと挟んで
指先にゆっくり、ゆっくり、力を加えていきます。


すると、急に指の腹に感じていた抵抗が無くなって、穂が爆ぜました。
崩れ落ちるように綿毛が吹き出して・・・


もう止まらない、止まらない^m^


あっという間に手の中が、モコモコの綿でいっぱいになりました。


しっとりした感触で、昔は蒲団の綿にしただけあって、すごく暖かいのです。


風に飛ばしてもらいます。




おもしろがって、穂に残っている綿毛を、全部揉みだしていたら
急に風向きが変わって、頭から全身に綿毛をかぶってしまいました(^^ゞ
この綿毛が服に付くと取れないのは、数年前に経験済みなので、袖をめくっていたのですが
あーあ、これどうしよう・・・というレベルの凄いことになってしまいました(笑)


1本のガマの穂には種が、約35万個あるとも言われています。
その種に付いている綿毛が乾いて膨らんで、ぎゅうぎゅうに押し合っている状態で
どこかに圧力がかかると、我慢できずに、一気に種が吹き出す仕組みになっているそうです。


以前見掛けた、雄花と雌花の写真がありました。
こういうのも花が「咲く」と言うのかな?花期は夏です。


花穂は2段重ねに串刺しされた、ソーセージみたいで
上段が雄花、その下に雌花が円柱状に付きます。
雄花が大量に出す黄色い花粉は、血止めの薬になるそうです。


ガマの穂の不思議・・・
どうしてそんなにたくさんの種を作るのか?
種が35万個も飛んでいくのに、それほど大繁殖しないのはなぜ?
種と言っているのは、本当は実なのですが、水に落ちると、すぐに実が割れて中から種が出てくるそうです。
この前散歩で採ってきた穂があるから、またその様子も実験してみたいと思います(^^♪

服についた綿毛は、家に帰ってからコロコロで一生懸命取りました(笑)

イチョウの灯り

2019年11月30日 | いきものとか植物とか、いろいろ
日が短くなってきて、仕事の帰りにスーパーに寄ると
帰り道はもう暗くなってしまいます。
先日、冷たい雨が降る夕方
買い物をして、大通りが渋滞していたので、住宅街の細い路地に入りました。
知らない道でしたが、方向は合っているはず・・・
少し心細くなりながら運転していると、目の端に黄色いものが映りました。
思わず車を停めてバックしたら、そこはお寺でした(^^)


薄暗い中で、ボウッと灯がともったような明るさです。
急いで帰らなきゃいけなんだけど、ちょっとだけ・・・


雨に濡れた葉がきれいです。


反対側にまわってみました。
葉が散り初めて、今日がいちばんいい感じなのかも。
雨の日だけど、それはそれで良いものです。


よく見ると、足もとにギンナンがたくさん落ちています。
踏まないように気を付けて、つま先歩きで木の周りをぐるっとまわってきました。


車に戻ると雨足が強くなってきて
指先がかじかんでいました。
晴れたらまた、この木に会いに来ようと思いました。