去年の11月に、公園でとってきた
モミジバフウの果実の観察をしました。
秋になると、枝にぶら下がっている実は見られますが
そういえば中に入っている種って、どんな形なのかなって?
冬に、木の下に落ちてくる頃には
果実は空っぽになってるし
かと言って、地面に落ちている種は見た事がないし・・・
それで、未熟な果実をとってきて、去年じっくり観察してみました(^_^)
果実が熟すと口が開いて、黒い種と一緒に
さらさらした、砂のようなものが出てきました。
調べたけど、何の役割を果たしているのか分からなくて
いまだに謎なのですが・・・
園芸をしていたとき、細かい種をまく時に砂を混ぜてまくと
均一にバランスよく広範囲に種まきできるといの同じ原理かな。
少し関係があるのかもしれません(^^ゞ
観察が済んだあとの種を、ひとつまみ
ポリポットにまいてみました。
公園などで、種が落ちて自然にはえているモミジバフウを
あまり見かけたことがないので、発芽率はよくないのかな・・・
*
4月の終わり頃、芽が出てきました!
とても姿勢よく「これぞ双葉!」と言うような
ピンっと両手をひろげた立ち姿をしています(笑)
芽が出てから10日もすると
可愛い本葉が顔を覗かせました。
発芽率は予想外に、とても良いみたいです。
見るたびに、葉が大きくなっていきます。
いちばん最初の芽が出てから1か月
5㎝くらいに成長した幼苗の足元からは
まだ新しい芽が出てきています。
さすが樹木の種!
いっせいに発芽すると、環境の変化などで全滅してしまうリスクがあるので
わざと時期をずらして芽を出しているそうです。
中には数年後に、ひょっこりと発芽することあるそうです。
見上げるほどの大木も
最初は、こんな発芽から始まっているのですね。
小さな葉が、大きな木の葉のミニチュアみたい・・・
出来たばかりの水路、葉脈もちゃんとあって・・感動します(#^.^#)
5月になって、気温が上がってくると
背がどんどん伸びて、柔らかな葉も大きくなってきました。
6月中旬、最初に芽が出た子の身長は、5㎝ほどになりました。
後から発芽した子たちも、みんなで背比べです(#^.^#)
7月、「発芽広場(笑)」は、種まきから今年、芽が出た子たちで
とても賑やかになってきました。
まるで幼稚園みたい。
この場所は、庭の中でも生命力が溢れている感じです。
**
8月、お盆の頃
モミジバフウを植え替えることにしました。
直径15㎝の5号鉢に、根を崩さないように
スッポリそのまま植え替えました。
鉢に土を丁寧に入れて、お水をあげて「はい、完成!」と思ったら・・
んん?これは何?
形は似てるけど、みんなとはなんだか違うような・・・
でも、どこかで見たことがある葉です。
よくよく見てみたら、これは芙蓉のようです。
なんでこんな所に生えているんだろう?
あー!もしかしたらコレ?(笑)
「別に隠れていたわけじゃないよ」
そんな声が聞こえてきて、気の毒でしたが
鉢を崩して、芙蓉を取り出して、他の場所に植えてきました。
***
9月になっても、夏みたいに暑い日が続きました。
モミジバフウはどんどん新しい葉が展開してきて
きれいな樹形で、こんもりと茂ってきました。
頂点の葉です。
1週間で、これくらい成長します。
水やりも1日2回、よく乾いて水が好きなようです。
10月、朝晩ひんやりするようになると
新しい葉が出なくなり、下の方にある葉が硬くなってきました。
モミジバフウは紅葉がとても美しい樹木です。
もしかしたら、この子たちも紅葉するのかな。
10月中旬、最初に葉色に変化があったのは
小さな一人っ子でした。
種まきしたポリポットの、隣に置いてあったポットから
ひとつだけ芽が出て、1本で育てていた苗木です。
広い土地(笑)で、のびのび育ったにもかかわらず
なんとこの子は、半年間で5㎝しか背が伸びず
広げた葉も4枚きりでした。
でも、こんなにきれいに紅葉してくれました(#^.^#)
目の高さで、日の光に透かして見る赤い葉は
本当にきれいで、どの名所でみる紅葉より心に沁みました。
*****
鉢植えの子にも、黄葉の予感が!
なんとなく、葉の色が変わっているような、いないような(笑)
11月、冷え込んだ翌朝の庭へ
いそいそと出ていって、葉の色を見るのが楽しみになりました。
ほら、ちょっとずつ紅葉(茶色でもいいの)してきて
散るまぎわには、こんなに紅く燃えて
寂しくなった庭に、彩を添えてくれました。
******
毎日少しずつ、葉が落ちて
11月の終わりには、最後のひと葉が散りました。
落葉樹の葉が散るのを今まで見てきて
落葉って「葉が」枝から落ちる、のだと思っていましたが、違うのかも。
秋に葉が散るのは「枝が」葉を手放しているのではないかな。
間近でモミジバフウの落葉を見ていたら、そんなふうに感じました。
いまさらですが(笑)数えてみたら
発芽した苗木は、ぜんぶで10本もありました。
一番大きい子が15㎝、小さい子は5㎝でした。
これが、この木の個性なのでしょうか。
ちょこんと付いた冬芽が、愛おしいです(#^.^#)
種をまいてから半年の間
小さな樹木から
とても大きな楽しみを与えて貰いました。
春の芽吹きを楽しみに、冬を過ごしたいと思います。
以上、「モミジバフウの種まきから、落葉まで」でした(^^)
モミジバフウの果実の観察をしました。
秋になると、枝にぶら下がっている実は見られますが
そういえば中に入っている種って、どんな形なのかなって?
冬に、木の下に落ちてくる頃には
果実は空っぽになってるし
かと言って、地面に落ちている種は見た事がないし・・・
それで、未熟な果実をとってきて、去年じっくり観察してみました(^_^)
果実が熟すと口が開いて、黒い種と一緒に
さらさらした、砂のようなものが出てきました。
調べたけど、何の役割を果たしているのか分からなくて
いまだに謎なのですが・・・
園芸をしていたとき、細かい種をまく時に砂を混ぜてまくと
均一にバランスよく広範囲に種まきできるといの同じ原理かな。
少し関係があるのかもしれません(^^ゞ
観察が済んだあとの種を、ひとつまみ
ポリポットにまいてみました。
公園などで、種が落ちて自然にはえているモミジバフウを
あまり見かけたことがないので、発芽率はよくないのかな・・・
*
4月の終わり頃、芽が出てきました!
とても姿勢よく「これぞ双葉!」と言うような
ピンっと両手をひろげた立ち姿をしています(笑)
芽が出てから10日もすると
可愛い本葉が顔を覗かせました。
発芽率は予想外に、とても良いみたいです。
見るたびに、葉が大きくなっていきます。
いちばん最初の芽が出てから1か月
5㎝くらいに成長した幼苗の足元からは
まだ新しい芽が出てきています。
さすが樹木の種!
いっせいに発芽すると、環境の変化などで全滅してしまうリスクがあるので
わざと時期をずらして芽を出しているそうです。
中には数年後に、ひょっこりと発芽することあるそうです。
見上げるほどの大木も
最初は、こんな発芽から始まっているのですね。
小さな葉が、大きな木の葉のミニチュアみたい・・・
出来たばかりの水路、葉脈もちゃんとあって・・感動します(#^.^#)
5月になって、気温が上がってくると
背がどんどん伸びて、柔らかな葉も大きくなってきました。
6月中旬、最初に芽が出た子の身長は、5㎝ほどになりました。
後から発芽した子たちも、みんなで背比べです(#^.^#)
7月、「発芽広場(笑)」は、種まきから今年、芽が出た子たちで
とても賑やかになってきました。
まるで幼稚園みたい。
この場所は、庭の中でも生命力が溢れている感じです。
**
8月、お盆の頃
モミジバフウを植え替えることにしました。
直径15㎝の5号鉢に、根を崩さないように
スッポリそのまま植え替えました。
鉢に土を丁寧に入れて、お水をあげて「はい、完成!」と思ったら・・
んん?これは何?
形は似てるけど、みんなとはなんだか違うような・・・
でも、どこかで見たことがある葉です。
よくよく見てみたら、これは芙蓉のようです。
なんでこんな所に生えているんだろう?
あー!もしかしたらコレ?(笑)
「別に隠れていたわけじゃないよ」
そんな声が聞こえてきて、気の毒でしたが
鉢を崩して、芙蓉を取り出して、他の場所に植えてきました。
***
9月になっても、夏みたいに暑い日が続きました。
モミジバフウはどんどん新しい葉が展開してきて
きれいな樹形で、こんもりと茂ってきました。
頂点の葉です。
1週間で、これくらい成長します。
水やりも1日2回、よく乾いて水が好きなようです。
10月、朝晩ひんやりするようになると
新しい葉が出なくなり、下の方にある葉が硬くなってきました。
モミジバフウは紅葉がとても美しい樹木です。
もしかしたら、この子たちも紅葉するのかな。
10月中旬、最初に葉色に変化があったのは
小さな一人っ子でした。
種まきしたポリポットの、隣に置いてあったポットから
ひとつだけ芽が出て、1本で育てていた苗木です。
広い土地(笑)で、のびのび育ったにもかかわらず
なんとこの子は、半年間で5㎝しか背が伸びず
広げた葉も4枚きりでした。
でも、こんなにきれいに紅葉してくれました(#^.^#)
目の高さで、日の光に透かして見る赤い葉は
本当にきれいで、どの名所でみる紅葉より心に沁みました。
*****
鉢植えの子にも、黄葉の予感が!
なんとなく、葉の色が変わっているような、いないような(笑)
11月、冷え込んだ翌朝の庭へ
いそいそと出ていって、葉の色を見るのが楽しみになりました。
ほら、ちょっとずつ紅葉(茶色でもいいの)してきて
散るまぎわには、こんなに紅く燃えて
寂しくなった庭に、彩を添えてくれました。
******
毎日少しずつ、葉が落ちて
11月の終わりには、最後のひと葉が散りました。
落葉樹の葉が散るのを今まで見てきて
落葉って「葉が」枝から落ちる、のだと思っていましたが、違うのかも。
秋に葉が散るのは「枝が」葉を手放しているのではないかな。
間近でモミジバフウの落葉を見ていたら、そんなふうに感じました。
いまさらですが(笑)数えてみたら
発芽した苗木は、ぜんぶで10本もありました。
一番大きい子が15㎝、小さい子は5㎝でした。
これが、この木の個性なのでしょうか。
ちょこんと付いた冬芽が、愛おしいです(#^.^#)
種をまいてから半年の間
小さな樹木から
とても大きな楽しみを与えて貰いました。
春の芽吹きを楽しみに、冬を過ごしたいと思います。
以上、「モミジバフウの種まきから、落葉まで」でした(^^)