山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

こんにゃく本懐石膳 山形県上ノ山市 +おしん

2013-02-09 | 思い出の味

こんにゃくとは
縁が深く

山形県にも独特の
こんにゃくカルチャーがある
と聞き
まだ雪が残る3月に
食べに行ってきました。


おしんの映画化が決まり
山形は
盛り上がっていると思いますが

ついでに
テレビドラマで使われた
おしんの生家があると聞き
寄り道をしました。

山形県中山町の
まだ雪が残る林のなかに
ぽつりと建っていました。
車道からは
人がひとり歩ける程度の雪の道を
数百メートル歩きます。

中に入ると
ドラマを撮影していた頃の空気が
まだ残っていて
物音もなく
冬の雪国の厳しさを強く感じさせられました。
暖房器具が
囲炉裏だけでは
朝起きるとき大変だったでしょう。
http://www.town.nakayama.yamagata.jp/kankoukyoukai/miru/photo/oshin01.jpg
http://www.town.nakayama.yamagata.jp/kankoukyoukai/miru/photo/oshin02.jpg
(中山町観光協会HPより)

現在は
かやぶき屋根が大雪で倒壊したため
庄内映画村に解体搬送され
オープンセットに
移築再現されるようです。


さて
こんにゃく会席の出番です。
場所は
山形県上ノ山市にある
こんにゃく番所
というお店です。

駐車場は大型バスが
何台も止められる広さで
道の駅くらいの規模があり
いきなり圧倒されます。

昔の番所を思わせる長い板塀に
お寺のような門構えの入り口が
別世界へと導きます。

料金が一番高いといっても
こんにゃくですから
二人以上で予約すると
離れになった建物の
ふすまで仕切られた個室に通されます。

食前酒と先付

すべてが
こんにゃくでできている訳ではなく
本物の食材と組み合わせて
楽しむ料理のようです。

揚げ物


窓の外はまだ冬ですが
彩りも鮮やかで
早春にふさわしいものでした

懐かしいような味付けです

濃厚なソースで
インパクトがありました。

お店の一番のお勧めは
たぶん
お造り(刺身)だと思います。

伊勢海老に見立てた
一皿は
噛んだときの食感
口に広がるうまみ
のど越しの香り
すべてが満足のできばえでした。

だまされる快感


写真の料理は
数年前のものですので
興味をもたれた方は
ぜひ
現地でご堪能ください。
今の料理は
更に精進された
華やかさが加わっているようです。

こんにゃく番所のHP
http://www.tannokonnyaku.co.jp/index.php

庄内映画村のHP
http://www.s-eigamura.jp/index.html
end