「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

境界性パーソナリティ障害の 弁証法的行動療法 (5) (集団療法 3)

2008年07月25日 21時24分27秒 | BPDの治療について
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/55263849.html からの続き)

2.効果的な対人関係スキル

 患者自身の自尊感情を 維持しながら、相手の立場も 理解して上で、

 自分の意見や希望を 主張できるように学習します。

 「DEARMAN」 「GIVE」 「FAST」 という

 3つのロールプレイを行ないます。

 「DEARMAN」 は、以下のものの頭文字です。

 状況の説明 (Describe)

 感情や意見の表現 (Express)

 相手の立場を理解しながら 自分を主張する (Assert)

 相手への強化 (Reinforce)

 目的に集中し、マインドフルな状態を保持 (Mindful)

 自信を持って 有能に振る舞う (Appear Confidence)

 ギブアンドテイクで代替策を提示 (Negotiate)
 

 「GIVE」 の頭文字。

 攻撃や批判をせず 穏やかに接する (Gentle)

 相手に耳を傾けて 興味を持つ (Interested)

 人の要求や意見を 受け入れる (Validate)

 ユーモアを持って 気楽な態度でいる (Easymanner)
 

 「FAST」 の頭文字。

 自分と他人に 公平でいる (Fair)

 へりくだりすぎない (Apologies)

 自分の価値観を貫く (Value)

 正直になる (Truthful)
 

 これらも詰まるところ、我々が日常で必要な 対人関係ですね。

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/55287176.html

〔 「パーソナリティ障害」 福島章 (日本評論社) より 〕
 
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