「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

自傷行為 (2) -- TBSで境界性人格障害の特集 (3)

2008年11月10日 10時57分41秒 | ボーダーに関して
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/56610434.html からの続き)

 今、 境界性人格障害を患う人は およそ250万人。

 その8割が 女性だという。

 ギャンブルや過食, セックス依存, 浪費など 自己破壊的行動が特色。

 その根底には、 身近な人に 見捨てられるのでないかという、

 極度の 「見捨てられ不安」 が あるとされている。

 麗さんは 母親に付き添われて、

 月に2回、 車で1時間かけて 通院している。

 対応の難しいこの病気を 治療してくれる病院は 多くない。

 診察室。

 麗さんの自傷行為が 止まらない背景には、

 境界性人格障害特有の  「虚無感」 があるという。

ドクター 「心の穴があって、 埋められないものが 虚しさにつながる。

 その心の穴は ふさがらない?」

麗 「ふさがらない。

 他人と比較したり、 世の中と自分を考えると、 自分はポツンとしている」

 40~50人に一人は 境界性人格障害になる。

ドクター 「誰かに常に 関心を向けてもらうことで、 心の欠損を補える。

 常に自分に 関心が向いていないと、 不安になってしまう」


 年間3万人を越す 日本の自殺者。

 自殺を図った人は その10倍で、

 繰り返す人は 20~30代の女性が 圧倒的に多い。

 彼女たちの6割以上が、 境界性人格障害をあわせ持つ 疑いがあるという。

ドクター 「客観的に 評価してもらえないなかで、

 周りから疎外され、 孤立する。

 だから自殺行動を 衝動的に取ることが多い」

〔 TBS 「報道特集 NEXT」 より 〕

(次の記事に続く)
 
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