「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「BPD家族の会」 4回目 (2)

2009年02月12日 13時38分18秒 | 「BPD家族会」
 
(前の記事からの続き)

 昨日の 「BPD家族の会」 では、

 主催者の人から 以下のような話が出ました。

・家族の問題が、 家族の中の 一番弱い人に現れる。

 例えば 夫婦の不仲が、 息子の不登校という 形になる。

 そういう人を 「アイデンティファイド・パーソン (IP)」 という。

 悪い状態で バランスを保ってしまっているので、

 息子と父親, 息子と母親の関係を 少し変えて、 再構築していく。

 そうすると 新たなバランスが 取れるようになる。

 場合によっては、 子供に 治療やカウンセリングを する必要はない。

 親が変われば、 子供も変わり、 不登校という問題は解決する。


・目標は 小さいことからやっていく。

 いきなり大きくすると 反動が大きい。

 小さい成功体験を 積み重ねていく。

 自分が役に立っていると、 本人が実感できることがあるといい。


・子供には “暖かい無関心” が必要。

 見守っているが、 介入はしない。

 倒れる前に 手を貸さない。

 倒れてしまったときに支える。


・ボーダーの人が 問題を家族のせいに しているうちはダメ。

 本人の問題だと 分からなければ、 前に進めない。

( “お金の面倒と 尻拭いはしない” )
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする