「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ステップ8 (2)

2009年09月02日 18時17分14秒 | 「BPDのABC」より
 
(前の記事からの続き)

○あなたの境界を伝えるために  「DEAR」 を使う。

 BPDの人の 機嫌がいい時を 選びましょう。

 ただ そういう時、 non-BPDの人は いい状態を損ねたくないため、

 難しい問題を 話題にしたがりません。

 でも その願望を克服する 必要があります。

 弁証法的行動療法の創始者 マーシャ・リネハンは、

 「DEAR」 という コミュニケーション技能を開発しました。

 「DEAR」 は 次の頭文字です。

Describe: 描写する

Express: 表現する

Assert: 主張する

Reinforce: 強化する

 各ステップを紹介します。

・「D」 : 状況を描写する

 問題 (あなたのストレス) になっている 事実を描写します。

 誇張や感情を交えず、 できるだけ客観的 かつ具体的に。

 判断をせず、 曖昧な言い方を してはいけません。

 BPDの人の内面に 言及するのはやめましょう。

ex. 「昨日こういうことがあったね。

 そのとき 君は怒っただろう。

 君は僕を 罵倒し続けたんだよ。」

〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕

(次の記事に続く)
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする