(前の記事からの続き)
○自殺
BPDの人の3~9%が 実際に自殺してしまいます。
自殺企図をする人は もっと多くいます。
さらに多くの人が、 自殺の脅しをします。
non-BPDの人は 自殺の脅しを 真剣に受け止めていると、
BPDの人に 伝えてください。
仮に 操作されていると思っても、
「本気じゃないでしょう」 などと 言ってはいけません。
自分は本気だと 証明するために、
自殺企図へと 駆り立ててしまうかもしれません。
思いやりの 言葉や態度を示せば、
それで 全ての問題は 解決しませんが、 差し迫った危機は避けられます。
深刻な状況では 専門家の助けを求めましょう。
BPDの人は non-BPDの人との 関係が終わったあとで、
戻ってこなければ自殺すると ほのめかすことがあります。
non-BPDの人は 相手が死んでしまうと 恐れて留まり、
BPDの人は 相手なしでは生きていけないと 留まる関係に陥ります。
これは不健全で 不幸な関係です。
関係が終わる前に、 このような状況について 話しておくことです。
専門家に電話すべきと 伝えてもいいでしょう。
もし BPDの人の 言う通りにすれば、
BPDの人の命を 救えるかもしれませんが、
このタイプの 行動を強化し、 再び起こる可能性を 増やしてしまいます。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
(次の記事に続く)