(前の記事からの続き)
○BPDの人に対処するため、
「PUVAS」 コミュニケーションツールを 使いましょう。
BPDの人の 投影や非難, 理不尽な要求に 対処するための方法です。
「PUVAS」 は 次の単語の頭文字です。
Pay attention : 注意を払う
Understand fully : 充分に理解する
Validate the BP’s emotion :
BPDの人の感情を 有効化する
Assert yourself with
“My Reality Statement” :
「私の側の 現実の言明」 で 自己主張をする
Shift responsibility
for the BP’s feelings
and actions back to the BP :
BPDの人の 感情と行動に対する責任を BPDの人に戻す
順に説明します。
・「P」 : 注意を払う
あなたが 聞く番になったら、 本気で聞きましょう。
糾弾されても 防衛的になってはいけません。
相手の言葉を 無視するのもやめましょう。
BPDの人の言葉, 表情, 声の調子などに 注意を払いましょう。
BPDの人の感情を 有効化する役に立ち、
表に出ていない感情を 探ることができるでしょう。
・「U」 : 充分に理解する
言われたことは何でも 充分理解しましょう。
分からないときは 説明してくれるよう 頼めばいいのです。
何がBPDの人に 問題を起こしているのか、 見つけるためです。
真摯に理解したいのだという 気持ちを伝えましょう。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
(次の記事に続く)