(前の記事からの続き)
○反発に備えましょう
non-BPDの人の ニーズや願望を 明確に述べたとき、
BPDの人が どのように反応するか、 予想を立てておくことが 重要です。
投影, 激怒, 非難, その他の防衛機制は、
BPDの人の苦痛を non-BPDの人に 感じさせようとする試みです。
このような対抗運動に 耐える能力が、 二人の関係の将来を 決定するでしょう。
○対抗運動は 予測可能です
BPDの人は 境界設定に対して、
予測可能な 3つの連続したステップで 反応します。
・BPDの人は 自分の立場を支持する 論理, 感情, 意見で、
non-BPDの人の 気持ちを変えようとします。
この時、 境界設定が 正しいか間違っているか 口論しないことが大切なのです。
どちらでもないのです。
ただ あなたの個人的境界なのです。
例えば 公の場の愛情表現として どんなことが適切か、
時代や国, 宗教, その人の年齢, 性格によって 異なるでしょう。
誰が正しいのでしょう。
自分の価値観に基づいた 個人的境界は、 皆が正しいのです。
あなたが 他の人の境界を 守るとき、 あなたの意見ではなく、
相手が どのように扱ってほしいかによって 決まるのです。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
(次の記事に続く)