「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ステップ8 (4)

2009年09月04日 19時29分51秒 | 「BPDのABC」より
 
(前の記事からの続き)

○反発に備えましょう

 non-BPDの人の ニーズや願望を 明確に述べたとき、

 BPDの人が どのように反応するか、 予想を立てておくことが 重要です。

 投影, 激怒, 非難, その他の防衛機制は、

 BPDの人の苦痛を non-BPDの人に 感じさせようとする試みです。

 このような対抗運動に 耐える能力が、 二人の関係の将来を 決定するでしょう。

○対抗運動は 予測可能です

 BPDの人は 境界設定に対して、

 予測可能な 3つの連続したステップで 反応します。

・BPDの人は 自分の立場を支持する 論理, 感情, 意見で、

 non-BPDの人の 気持ちを変えようとします。

 この時、 境界設定が 正しいか間違っているか 口論しないことが大切なのです。

 どちらでもないのです。

 ただ あなたの個人的境界なのです。

 例えば 公の場の愛情表現として どんなことが適切か、

 時代や国, 宗教, その人の年齢, 性格によって 異なるでしょう。

 誰が正しいのでしょう。

 自分の価値観に基づいた 個人的境界は、 皆が正しいのです。

 あなたが 他の人の境界を 守るとき、 あなたの意見ではなく、

 相手が どのように扱ってほしいかによって 決まるのです。

〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕

(次の記事に続く)
 
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