(前の記事からの続き)
・「E」 : 感情を表現する
状況に対する あなたの感情や意見を 表現しましょう。
あなた自身の感情には 責任を持ちましょう。
「あなたが、 私にこのように感じさせた」 とは言わず、
「私は、 このように感じた」 という 「 I 」メッセージで伝えます。
自分の感情を 正確につかむため、 前もって 考えておくのもいいでしょう。
ex. 「怒鳴られて辛かったよ。
何を言われるか、とても恐ろしかった。
やめてくれと頼んだのに やめなかったから、 腹が立った。」
・「A」 : 主張する
境界をシンプルなものにして、 主張しましょう。
こうすべきだから, それが正しいから、 ではなく、
あなた個人の好みで、 あなたを快適にしてくれる 境界を求めます。
必要があれば、 繰り返し 何度か言いましょう。
ex. 「君のことは 大切に思っているよ。
でも 君がキレて どうしようもなくなった時は、
会話をやめて、 その場を離れよう。
後で冷静になってから 話をしよう。
僕のために必要なことで、 決して見捨てるのではないよ。」
・「R」 : 強化する
境界の利益を 強化しましょう。
得られることの プラス面を説明しましょう。
現状のマイナス面を 理解してもらいましょう。
BPDの人を コントロールしようとして、
BPDの人を 脅かしてはいけません。
あなたが BPDの人の不利益になるよう 振る舞っているのではないことを、
明らかにしましょう。
〔 「BPDのABC」 ランディ・クリーガー/E・ガン (星和書店) より 〕
(次の記事に続く)