「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

新しい職場の 落成式

2009年12月26日 23時44分42秒 | 介護帳
 
 先日、 介護の新しい職場の 落成式がありました。

(来年から オープンする施設で、 今は 系列の別施設で研修中です。)

 9人のユニットふたつの グループホームと、

定員12人のデイサービスで 構成されており、

σ (^^;)は デイサービスのほうです。

 グループホームは 1ユニットが、 1階と2階に分かれています。

 ここはバリアフリーではなく 階段や段差があり、

 生活の中で 自然と体を動かして、 リハビリとなるようにしてあるのです。

 一方、 フロアは 狭く作られています。

 狭いことは お年寄りにとっては 動きやすいということになり、

 運動の自立度が 高まるそうです。

 また、 家具などにつかまりやすく、 安全度も高まります。

 階段は、 基準の中で 最も狭い幅に 作られており、 左右両方の手すりが使えます。

 そして、 狭いと 人と人が繋がる きっかけにもなるのだといいます。

 利用者さん同士の関わりも非常に大切にしています。

 1階と2階は 吹き抜けになっており、

 1階にいるスタッフが 2階の利用者を 見やすい構造です。

 2階の音が よく聞こえるようになっていて、

 何か起きたときにも 気付きやすいわけです。

 利用者の立場で考えられている 象徴的なものが、 キッチンのガスコンロです。

 最近の施設は 簡便性のために、

 ほとんど どこも電気コンロを 設置しているそうです。

 しかしそれは、 お年寄りたちの 長年の習慣とは合いません。

 利用者さんの視点で作られていることに、来賓の人が感動していました。

 細かい所まで考えられて 設計されていますが、 まだ未知数の 可能性もあり、

 これから 新しいスタッフと利用者さんで 作っていくのだということです。

 期待と不安で やっていきたいと思ってます。
 
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