「パーソナリティ障害」 岡田尊司 (PHP新書) から、
ベースにある性格によって パーソナリティ障害のタイプが異なる、
という話の続きです。
(http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/59999039.html からの続き)
--------------------------------------
生まれもった繊細さのため、
人と接することに 緊張や不安を 感じてしまうタイプです。
気分が落ち込んだり、 一時的に幻聴があったり、
精神病のような 状態になることがあります。
ひっそりと、 単調な生活をすることを 好む面と、
新奇な刺激を求める面を 併せ持ちますが、 変化の激しい環境には 対応できません。
不安定になったり、 神経的な 「発作」 を起こして、 危機を迎えてしまいます。
寛容で誠実な パートナーと出会えば、
人並み以上の能力を 発揮することができます。
〔 「境界性パーソナリティ障害」 岡田尊司 (幻冬舎) より 〕
「失調型」 という言葉が どういう意味で使われているのか、
参考までに 「失調型 (スキゾタイパル) パーソナリティ障害」 の
症状を書いてみましょう。
奇異な考えや知覚に とらわれており、 周りからは変人扱いされます。
非社交的で 自分の世界に住んでいますが、
頭の中は 驚くほど活発に動いていて、 考えが際限なく広がっています。
常識にとらわれず、 直感や創意に富み、
学者や芸術家, 宗教家としての 優れた業績を 成し遂げることもあります。
外面的なことには関心がなく、 内面的な精神性こそが 重要であり、
人に合わせることは苦手です。
疑り深かったり、 妄想様観念を持つこともあります。
理解者や支えとなる環境に 恵まれないと、 孤立したり、 引きこもったり、
社会との接点を 失ってしまいます。
〔 「パーソナリティ障害」 岡田尊司 (PHP新書) より 〕