「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「境界性パーソナリティ障害 = BPD」 第2版より

2012年09月07日 10時47分37秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
 ランディ・クリーガー, ポール・メイソン共著の

 「境界性パーソナリティ障害 = BPD

 (はれものにさわるような毎日を 過ごしている方々へ)」 第2版 (星和書店) の

 内容を抜粋・要約して 紹介していきます。

 ベストセラーとなった第1版に、

 著者の経験と 新しい治療アプローチの解説などが 加わり、

 実践的な援助や 対処のコツが 分かりやすく書かれています。

 --------------------------------------

 「序  親しいけれどよくわからない人々 : 本書のできるまで」  (1)

 どうして彼は、 私 (ランディ・クリーガー) のことを

 有能で素晴らしいと 持ち上げたかと思うと、

 卑劣で 問題の原因が私にあると 怒鳴り散らしたりしたのでしょう? 

 数年間かけて、 私は欠点だらけの人間で、

 全ては私の責任だと 受け入れてしまいました。

 二人の関係が終わってからも、

 私には、 人に対する不信感と 弱々しい自尊心が残りました。

 そして セラピーを受け始めたのです。

 セラピストは、

 彼の行動は 境界性パーソナリティ障害の人に ぴったり当てはまると言いました。

 境界性パーソナリティ障害? 

 私には 聞いたこともない言葉でした。

 当時、 BPDに関する一般向けの本は 2冊しかありませんでした。

 しかも、 家族のために役立つ本というより、

 BPDについての 一般的な説明が 書かれたものに過ぎませんでした。

 私は 自分用のセルフヘルプの本を 書くことを決心しました。

 北米だけでも 600万人がBPDを抱えており、

 少なくとも1800万人の 家族, パートナー, 友人たちが、

 自分には関係ないことで 自分自身を責めていると思ったからです。

(次の記事に続く)

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする