・ 大切な人のために、 とても辛い思いをしている。
・ 相手の反応を恐れて、 自分の考えや感情を しまい込んでいる。
・ 自分の言動が曲解されたり、 全てあなたのせいだと 責められたりする。
・ 強く激しい 不合理な怒りを 向けたかと思えば、 愛情のこもった振る舞いをする。
・ 「全て善い」 か 「全て悪い」 の どちらかで見る。
・ 要求がコロコロ変わる。
・ 身に覚えのない言動で 非難される。
・ 関係を清算しようとしても、 愛していると言ったり、 変わると約束したり、
脅したりする。
これらの質問の多くに 「はい」 と答えたとしても、
あなたがおかしいわけではありません。
あなたのせいでもありません。
あなたは独りではないのです。
身近にBPDの人がいれば、 誰にでも起こりうることなのです。
ex. BPDの妻
つかのま 天国にいると感じたかと思えば、 その次は地獄。
僕を偶像視して、 僕を完璧だと言っていた。
すぐに些細なことで批判したり、 空想の “具体例” を突きつけられた。
ex. BPDの子供
生後18ヶ月、 気難しくて泣いてばかり。
2才になると 一日に何度も癇癪を起こした。
7才のとき、 「8才になったら死んでやる」 と ノートに書かれていた。
よい点を褒めて 愛情を持って接したが、 何も変わらなかった。
中学生までに、 嘘, 盗み, 不登校, 自傷・ 自殺行為。
知的でユーモアがあって、 人を惹きつける。
見捨てられることを恐れて、 安定した人間関係を作れない。
ex. BPDの母
愛情が気まぐれで、 期待通りのことをしないと 怒鳴り散らす。
愛情がある時は、 優しく抱きしめて、 親子がどんな親密かを 話して聞かせる。
何でも大袈裟にして、 自分を正当化するために 嘘までつく。
彼女の子供は、 誰かを心から信用することが できなくなってしまった。
親しみを感じるほど、 拒絶されると思ってしまう。
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕