「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

あなたが大切に思う人は 境界性パーソナリティ障害でしょうか? 

2012年09月10日 22時52分07秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
・ 大切な人のために、 とても辛い思いをしている。

・ 相手の反応を恐れて、 自分の考えや感情を しまい込んでいる。

・ 自分の言動が曲解されたり、 全てあなたのせいだと 責められたりする。

・ 強く激しい 不合理な怒りを 向けたかと思えば、 愛情のこもった振る舞いをする。

・ 「全て善い」 か 「全て悪い」 の どちらかで見る。

・ 要求がコロコロ変わる。

・ 身に覚えのない言動で 非難される。

・ 関係を清算しようとしても、 愛していると言ったり、 変わると約束したり、

  脅したりする。

 これらの質問の多くに  「はい」 と答えたとしても、

 あなたがおかしいわけではありません。

 あなたのせいでもありません。

 あなたは独りではないのです。

 身近にBPDの人がいれば、 誰にでも起こりうることなのです。


ex. BPDの妻

 つかのま 天国にいると感じたかと思えば、 その次は地獄。

 僕を偶像視して、 僕を完璧だと言っていた。

 すぐに些細なことで批判したり、 空想の “具体例” を突きつけられた。

ex. BPDの子供

 生後18ヶ月、 気難しくて泣いてばかり。

 2才になると 一日に何度も癇癪を起こした。

 7才のとき、  「8才になったら死んでやる」 と ノートに書かれていた。

 よい点を褒めて 愛情を持って接したが、 何も変わらなかった。

 中学生までに、 嘘, 盗み, 不登校, 自傷・ 自殺行為。

 知的でユーモアがあって、 人を惹きつける。

 見捨てられることを恐れて、 安定した人間関係を作れない。

ex. BPDの母

 愛情が気まぐれで、 期待通りのことをしないと 怒鳴り散らす。

 愛情がある時は、 優しく抱きしめて、 親子がどんな親密かを 話して聞かせる。

 何でも大袈裟にして、 自分を正当化するために 嘘までつく。

 彼女の子供は、 誰かを心から信用することが できなくなってしまった。

 親しみを感じるほど、 拒絶されると思ってしまう。

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
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