(前の記事からの続き)
とうとう私は BPDと診断されました。
自己コントロールが失われる、 それは恐ろしいことでした。
私はこれまで 何もかもちゃんとコントロールして、 よくやってきたんじゃないの?
しかし 最も大切なのは、 私がBPDということではなく、
私が現在、 健康で幸せな生活, 喜びと悲しみ,
穏やかな時と辛い時に 満たされた生活を送っているということです。
4つの要因のお陰で、 私はBPDとともに 生きていけるようになったと思います。
第1の重要な要因は、 自分の考え方を 進んで変えていこうとする姿勢です。
私は診断されてから2~3年かかり、 その間はほとんど進歩しませんでした。
新しい方法で世界と向かうことを 不快に感じ、 耐えようとしませんでした。
内面から変わらなければいけないと気付いたとき、 私の回復は始まりました。
第2の要因は、 患者を支持し、 情報を提供してくれる 医療チームの存在です。
個人療法は、 プライバシーが守られた環境で、
自分の体験を 安心して吟味することができます。
集団療法は、 自分と同じように苦しんでいる 仲間の支持や、
自分の所属を得ることができます。
対人関係を学び、 感情や欲求を 言葉で表現する練習もできます。
私は 自分に対して批判的でしたが、 先生は安心できる環境を作り、
共感的に 私の考えを変えようとしてくれました。
私は頻繁に嘘をついたため、 自分がついた嘘を 忘れてしまうほどでした。
私の行動を理解し、 次の予防戦略を 長時間考えました。
自分が自分との関係を築き、 自分が何者なのか 明らかにしようとしていたのです。
私は、 自分の課題をこなすことを 求められました。
自分の選択とその結末の 関係を学ぶのは、 一貫した支持が非常に重要です。
〔 「境界性パーソナリティ障害最新ガイド」 星和書店 (林直樹訳) 〕より
(次の記事に続く)