(前の記事からの続き)
3. 探索
鍵となる言い回しは 次のようなものです。
・ 「気に障っているのは、 ○○のどんなところですか?」
有益なものが得られるまで、 尋ね続けましょう。
より様々な質問で探りたい場合は、 自己主張的な傾聴の質問をしてみてください。
https://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/65612699.html
4. ぼやかし (アサーティブな同意)
相手の言うことに、 「部分的に同意する」 ことです。
これは人を落ち着かせ、 口論を止めさせてくれます。
重要なのは、 話の中の 受け入れられる部分を探し、 認めることです。
残りの部分は無視してください。
「いつも」 や 「決して」など、 誇張の言葉を修正することです。
・ 相手 「君はいつも 小さいことで腹を立てる」
あなた 「そうね。 自分が苛々しているのが 分かるときがあるわ」
・ 相手 「あなたは必要なときに 助けてくれたことがない」
あなた 「そうだね。 充分サポートできなかったことが 何回かあったね」
5. アサーティブな延期
この技法は、 関係が熱くなり、 怒りそうなときに、
じっと待つ余裕を与えてくれます。
その間に、 落ち着いて、 慎重に考えることができます。
例えば、 「あなたが沢山のことを話してくれたので、
何か言う前に じっくり考えたいのです」 といったことがあります。
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より [星和書店の許可のうえ掲載]