ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

「新・世界一の借金王」

2005-10-18 12:30:55 | 時事
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」第50回
新・世界一の借金王 小泉デフレ政権の正体


「世界一の借金王」とは、98年から1年8カ月にわたり総理大臣をつとめていた小渕恵三首相が、経済苦境から逃れようとして、一大バラまき経済刺激策を取った結果、84兆円もの国債を発行するはめに陥ったことをさしている。

しかし、このとき小渕内閣が発行した国債の実に3倍以上もの国債を発行したのが、小泉首相なのである。小泉首相が首相をしてきたこの4年間に、小泉首相は財政赤字を540兆円から796兆円にふくれあがらせ、その間に発行した国債が250兆円にも及び、小渕時代の「世界一の借金王」の3倍は軽々と突破しているのである。

まことに小泉首相は「世界一の借金王」というしかない。小渕が、自分のことを「世界一の借金王」といったとき、そこには、自嘲の響きがあったが、小泉首相は、そんな認識もなく、いけしゃあしゃあとしているだけである。


郵政を民営化しても、この借金は減らないんだよね。

ミスリーディングな靖国解説by産経新聞

2005-10-18 08:24:43 | 時事
小泉首相靖国参拝 「心の問題」決意貫く 中韓の干渉強く牽制

 ニュースの内容については、ここでは触れないとして。

《靖国神社》 明治2年、明治維新時の新政府軍と旧幕府軍による戊辰戦争で戦死した兵士らの霊を慰めるため、東京・九段に「東京招魂社」として創建された。12年、靖国神社に改称。「国を靖(安)んずる」の意で、明治天皇が命名した。戦前は、陸海軍省と内務省が管轄する別格官幣社だったが、戦後は、宗教法人になった。


 この解説はミスリーディングだ。「明治維新時の新政府軍と旧幕府軍による戊辰戦争で戦死した兵士らの霊を慰めるため」という文章は、間違ってはいないが、正確ではない。

 なぜならば「新政府軍と旧幕府軍による」戊辰戦争の戦死者を祀っていることは間違いないが、祀られているのは新政府軍の死者の霊だけだ。普通に読むと旧幕府軍の死者の霊も祀られているように読めてしまう点が、不正確だ。

 旧幕府軍の死者の霊は「賊軍」ということで祀られていない。西南戦争の死者についても、同じ措置がなされている。

さきの大戦までの「国事に殉じた英霊」すべてを対象に、軍人、軍属らが合祀(ごうし)されている。


 靖国見解では、「国事」とは天皇の側に立ってミカドのために死んだ将兵、ということになっている。

 私個人が靖国をどう思っているかはさておいて、靖国の側に立つ産経新聞が不正確な靖国解説を流布させるというのは、いかがなものか。