ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

鬱になりやすい11月を乗り切る

2005-11-30 22:53:08 | 日常
 今日で11月が終わる。個人的に毎年2月と11月は鬱な気分になりやすい。季節の変わり目ということもあるかも知れないし、仕事が「農閑期」になって緊張の糸が切れるということがあるのかも知れない。鬱病を疑うほどではないが、公私ともに気力が萎えて「やる気が湧かなくなる」月になりやすい。

 去年ほどではなかったが、今年もそこそこ忙しかった。

 その合間に、先月から一日30分のウォーキングをできるだけ実行することで、心身のバランスを取るように務めた。

 さらに、11月後半に個人旅行の予定を入れて、前向きになれるスケジュールにしたこともよかったかも知れない。

 気力が充実している時期と萎える時期が交互に訪れるのは、仕方がないかも知れない……その時期とどう付き合うか、ということに、ここ数年取り組んでいる。万能な処方箋はないが、試行錯誤ながら、自分とどう付き合うかをつかみつつあるのかも知れない。

グロービス経営大学院、設置認可答申出る

2005-11-30 12:32:59 | 日常
 パートタイムで講師をしているグロービスより、かねてから申請中の経営大学院設置について文部科学省から認可答申が降りたという連絡が来た。

グロービス経営大学院 認可答申を受け、2006年4月開学へ

 私が大阪校のパートタイム講師として加わって今年でちょうど10年……すっかり古参の講師のひとりとなってしまった^^;。

 個人的には、堀さんがグロービスを創立した直後、93年からの知り合いということで、かねてから掲げているビジョンの通りにビジネスを実現していく堀さんの実行力には敬意を持っている。

 こちらはパートタイムでしか仕事ができないので、設置される経営大学院との接点がどうできるか未知数。週末に現役のビジネスピープル相手にディスカッションするパートタイム講師業だけでも十分にやりがいはあると思っている。

20年穿いたジーンズ(汗)をついに処分

2005-11-23 17:35:28 | 日常
 お洒落に気を回さないので、まして普段着となるとひどいものである。セーターは毛玉を切り切り型が崩れるまで着るし、ジーンズは20年ぐらい前にスーパーで買った「のびのびジーンズ」をいまだに着ていたりする(汗)。

 その間に太ったり痩せたり太ったり痩せたり(以下、くどくなるので止める^_^;)したせいで、すっかり型くずれしてしまった。しかし、型くずれしようが色がはげようがジーンズの個性になってしまうのだから有り難い。

 さすがに布地が薄くなり、そろそろ寿命ということで、ようやく今日、代わりのジーンズを買って、処分することにした。長年ありがとうm(_ _)m。

河原の散歩

2005-11-23 17:24:31 | 日常
 日曜出勤の後の宿泊出張と日帰り出張に挟まれた、ありがたい祝日。リフレッシュと体力づくりを兼ねて、近くの武庫川べりまで散歩に出かけた……近くと言っても、多分3~3.5キロぐらい離れているのだけど(汗)。

 河原の風景が好きだ。高い建物に遮られずに空が見えるし、水辺の白鷺、土手の枯れススキなど、目を楽しませてくれるものがある。

 子供の頃、たまに父親が多摩川下流まで散歩に連れて行ってくれた。1.5キロから2キロは離れているので、子供の足にはちょっとした行軍だったのだが、多摩川の土手沿いに歩くのが好きだった。

 そして、土方歳三の史跡めぐりで途中立ち寄る、浅川の風景も好きだ。晴れた時には富士山が見える。冬に雪を頂く富士山が見えたりすると、武州の人間は嬉しくなるもんだ(今はまったく見えないが、校歌には必ず「富士の嶺《ね》高し」とか入っているのが城南地区の標準だと思う)。

 武庫川の河原からは、六甲の山々が見える。多摩川や浅川で見た、富士山や奥多摩~秩父の山々を思い出しながら、気分良くウォーキングした。

 ……しかしまぁ、「ゴルフの素振り禁止」と書いてあるのに土手で素振りしている奴とか、川の三角州で打ちっ放しをしている奴とか、腹が立つなぁ。打ちっ放しのゴルフボールがかなり近くまで飛んできて、危なかった(汗)。

 歩数から逆算すると往復含めて8キロは歩いたかも知れない……うーん、思っていた以上に遠かった(滝汗)。

リタイアド・ハズバンド・シンドローム(RHS)またの名を「主人在宅ストレス症候群」

2005-11-18 08:01:29 | 時事
 今日新発売の雑誌『クーリエ・ジャポン Courrier Japon』を買った。新刊の雑誌を買うのは、ちょっとワクワクする。

 昔のオタク少年少女ならわかるかどうか……私はその昔『OUT』という雑誌の創刊第2号「宇宙戦艦ヤマト特集」を読み、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」がこれからブレークする予感を抱いた(その頃アニメ『ヤマト』は初めての放送が終わった直後で、視聴率は鳴かず飛ばずだった)。そして、再放送が始まり、『ヤマト』は大ブレークし、『OUT』という雑誌はアニメファンの少年少女たちの必見雑誌のひとつになった。創刊間もない雑誌というのは、とんがっているところがあって、面白いものなのだ。

 閑話休題。「リタイアド・ハズバンド・シンドローム」という言葉が目を引いた。略称RHS。訳語を「主人在宅ストレス症候群」。

 以下、英語で恐縮だが、原語版の記事にリンク。
Sick of Their Husbands in Graying Japan
Stress Disorder Diagnosed in Many Women After Spouses Retire


 夫が定年退職して家にいることによる、年配女性を襲うストレスをそう言うそうだ。

 何と、ググってみたら、けっこう解説ページがあった。
あなたの健康百科 主人在宅ストレス症候群
黒川順夫の心療内科 主人在宅ストレス症候群
主人在宅ストレス症候群
メンタルヘルス健康ガイド 主人在宅ストレス症候群

 この言葉ができるより20年上前から、私はこの症候群にかかっている女性を知っている。私の母だ。

 彼女は軽い鬱病の気があると診断されて、薬を飲んでいる(または「飲んでいた」……今も通院しているかどうかわからないので)。

 娘の私は家を出て人生を再設計することができたが、彼女は今もストレスにさらされている。

 だから、この症候群は他人事ではない。

 そして、記事によると「広告代理店・博報堂の調査によると、定年を目前にした男性の85%が『定年が楽しみ』と答えた一方、妻たちの40%は『夫の定年が憂鬱』と答えている」とある。母のストレスは、母ひとりだけのものではないんだなぁ……。

現代版「蛮社の獄」を引き起こす共謀罪

2005-11-16 13:15:15 | 時事
森永卓郎の『小泉改革をどう生きるか~成果主義・拝金思想を疑え!~』第6回「右傾化への歯止めがなくなった小泉政権~報道の間隙を縫って“平成版・治安維持法”が成立する!~」が共謀罪を取り上げている。

 だが、本当に恐ろしいのは、このような目に見える動きではない。一見、それとはわからずに、じわりと時代を変化させていく動きのほうが、はるかに恐ろしいことを知っておくべきである。

 そして、すでにその兆候が現れている。

 その1つが、「共謀罪」を盛り込んだ組織犯罪処罰法などの改正案である。前国会では衆議院解散にともなって廃案となったが、今国会で3度目の国会提出となった。

 これは、実に恐ろしい法律である。


 まったくその通り。だからこそ、名前と中身が全然違う「人権擁護法案」以上に「共謀罪」にピリピリしているのだ。森永卓郎も書いているように、これは戦前の「治安維持法」以上に危険な法案だ。

 だが問題なのは、そのような立法者の意図からはずれて、共謀罪が「独裁の仕掛け」になってしまうことだ。

 今後もし、戦争をやりたがっている人物が指導者になったらどうなるか。

 そんな人間にとって、この法律ほど都合がいいものはないだろう。自分の政策に批判的な人間は、この法律を適用してどんどん刑務所に入れてしまえばいいからだ。

 昔の治安維持法にしても、もともとは弾圧の道具として作られたわけではなかった。それが、時代が変わることによって、「独裁の仕掛け」としてうまく利用されてしまったのである。

 私が恐れているのは、そうした「独裁の仕掛け」や「独裁の空気」が、次の時代に伝わっていくことなのである。


 おそらく、そう遠くない将来に、日本の再軍備、戦争の危険が表面化するだろう。その可能性はかなり高まっているというのが私の印象である。

 自民党と民主党が組めば、衆参両院ともすぐに国会の3分の2を超えてしまう。憲法改定の発議は、もはや時間の問題といっていい。

 その場合、最後の砦になるのは国民投票である。確かに最近の調査では、第9条の改定に関しては反対の意見が多いとされているが、国民の多数が「空気」に踊らされている現状を見ると、ちょっとあおっただけで、国民の3分の2くらいの意見はすぐに動いてしまうだろう。


 実は憲法改正に必要な「国民の3分の2」が何をもとにしたものであるかは憲法に定められていない。有権者の3分の2か、投票者の3分の2か。また、何割の投票率があれば有効になるのか。

 こうしたことを定める「憲法改正法」の準備が与党を中心に始まっている。当然、改憲を推進している自民党は憲法を改正しやすいように、少しでも少ない支持票で憲法が変えられるようにするだろう。

 そもそも憲法が為政者を束縛し規制するものであるという根本的なことも知らない選挙民、それを知らしめることなく(意図的にそうしないというより、おそらくわかっていないし理解しようともしない^^;)国民の義務を明文化することで国の治安がよくなると信じ込んでいる政治家、本質的な争点を避けて面白おかしく好奇心をかきたてればよしとするマスコミ……煽りやすく煽られやすい土壌は十分なほど形成されているではないか。

 おおざっぱにいって、田中角栄を源とする田中派、竹下派、橋本派というのは、平等主義、平和主義を標榜しており、親中国であり、ハト派であった。

 これに対して、福田赳夫系列の福田派、安倍派、森派、小泉首相というのは、市場原理主義を目指すグループであり、外交的にはタカ派である。

 小泉首相の橋本派つぶしが功を奏して、今回の総選挙の結果は、小泉首相を含む森派の一人勝ち。橋本派は大きく凋落してしまった。もはや、外交でも内政でも、橋本派の影響はほとんどなくなったといってもいいほどだ。

 だが、ここが問題なのである。戦後の護憲、平和主義というのは、社会党が自民党に対抗して守ってきたと思われているが、必ずしもそうではない。

 確かにそういう面もあるが、実はもっと大きかったのは、自民党ハト派の存在なのである。田中、竹下、橋本といった面々は、金権政治や談合などで問題はあったものの、少なくとも軍備増強を押しとどめるブレーキ役として、大きな働きをしてきたのだ。

 その彼らが、もはや力を持たなくなってしまい、小泉首相を中心とするタカ派政治が突出しているのが、いまの日本の政治の姿なのである。

 もはや、彼らを押しとどめる人間は、自民党内にはいない。宮沢、中曽根の両元首相は引退を余儀なくされ、亀井、綿貫といった実力者は党内から追い出されてしまった。

そう思うと、自民党内のご意見番として、護憲、平和を持論としていた後藤田正晴氏が、総選挙直後の9月19日に亡くなったのは、まさに象徴的といってよいだろう。


 まったく同感だ。彼らハト派に「抵抗勢力」というレッテルをつけて追い落とした追放劇に喝采を上げて見ていた選挙民の何割が、自分たちの安全弁を壊したことに気づいていただろうか。

 今の時代をどの時代に似ているとするか、いろいろな意見があるだろう。が、少なくとも「共謀罪」関係でいえるのは、この法律が通れば、老中水野忠邦指揮下の「天保の改革」時代と同じことが起こるだろう。

 「天保の改革」時代、水野政権を支えた柱のひとつ、目付の鳥居燿蔵は江戸中に密偵を潜ませ、密偵が政府批判を煽って同意した町民を政府批判の罪で逮捕するということがまかり通った。西欧列強が日本に本格的な開国を迫り始めた時期でもあり、進んで西欧の知識を取り入れて国を変えようとした開明派も鳥居に目をつけられ、讒言によって投獄されたり罰されたりした……いわゆる「蛮社の獄」である。

 「蛮社の獄」によって、渡辺崋山、高野長英ら、当時最も西欧の知識を吸収し、世に貢献しようとした人々が命を失った。そして江戸幕府は、諸外国の圧力に対して対応するのが遅れた。

 「共謀罪」法案は、現代に「蛮社の獄」を再現する天下の悪法だ。


森永卓郎も日下公人も

2005-11-15 20:08:27 | 時事
 日経BPのSAFETY JAPAN2005サイトに森永卓郎の連載記事の続きが出た。

小泉構造改革をどう生きるか
~成果主義・拝金思想を疑え!~

第5回
小泉政権は「マイルド・インフレ」に軟着陸できるか
~失業率は改善するも、パート・派遣比率が上昇~



景気回復の果実が、はたして庶民まで届くのか、それははなはだ疑わしいのである。すでに、アウトソーシングやリストラの体制は整っており、経営者や自民党関係者も「労働分配率を下げる」ということを口にしている。

 一部の大企業は空前のボーナスで沸き立つかもしれないが、中小企業は不況感を持ったまま推移するだろう。

 むしろ、インフレで物価が上がっても、給料はろくに上がらず、庶民の生活はますます苦しくなることが予想される。

 しかも、サラリーマンには増税が重ねられることもあって、可処分所得は減る一方。残念ながら、来年度に予想される経済状況として、可能性のもっとも高いのは、一般国民のための景気回復ではなく、「強者がますます太る景気回復」なのである。


 そうなるのがわかっていたからこそ、前回の選挙は重要だったのだが……それを小泉劇場にしてしまったマスコミや選挙民には何をか言わんやだ。

 さらに、日下公人《くさか きみんど》も連載中。日経BPのサイトはあなどれないなぁ……。

現実主義に目覚めよ、日本!
~グローバル・スタンダードの罠に陥るな!~

第1回
国家にとっての「死活問題」とは何か


第2回
これから追い込まれるのはアメリカだ!
~郵政だけが争点になる日本は、実はゆとりの国~


第3回
小泉改革は一気に進み、国家主権と防衛が焦点になる
公務員がサボタージュしても改革は進む


第4回
国益を守るための「手段」を自ら規定せよ
第1の国益を戦争で守るアメリカ


第5回
統計に表れない小さな変化が日本を変えていく 
日本に「変化のマグマ」がたまりつつある


 森永卓郎に日下公人に大前研一、選挙前に大いに吠えて欲しかった論客たちがSAFETY JAPAN 2005のコラム連載陣に勢ぞろいではないか。もっと早く連載してくれよ~……(嘆息)。

 選挙前から大いに論じてくれた日経BPビジネススタイルの立花隆コラムも含めて、読み物が多くなったのは嬉しい限りだ。これらの論客の書くことすべてに同意しているわけではないが、異なる意見でも読んで刺激になる意見がネット上で目に触れることは大事だ。

amazonで品切れな『拒否できない日本』

2005-11-15 19:55:48 | 時事
 ニュース検索していて、ふっと見つけた記事。

週間ベストセラー<総合・ビジネス>=八重洲ブックセンター

おや、以前にブログ記事「結局はアメリカ政府の言いなりじゃねーか」で取り上げた新書『拒否できない日本』関岡英之が第5位に上がっている。選挙中にはまったく話題にも上らなかったのに……。

 気になって検索してみたら、面白い記事に行き当たった。
ナゼ読めない…「アマゾン」で1年超も品切れの本
米が日本に提出する「年次要望書」の存在を暴く


日本最大の書籍販売サイト『アマゾン・ドット・コム』で、ある本の品切れ状態が続いている。絶版本や希少本ではない。昨年4月に発売され、今年6月にも9刷となったロングセラーで、版元も大手の『文藝春秋』。ただ、郵政民営化を含めた小泉政権の規制緩和政策が、なぜ、“米国追従”なのかを種明かしする内容だけに、憶測が飛んでいる。

 ……9月16日付の記事かぁ。総選挙の後で出てる記事ですな(今回の選挙では、小泉政権に批判的なスタンスの記事はみんな選挙後、この国はすでに報道管制下にあるのだろうか、と独り言)。

同書は、「3万8000部売れています。昨年は社内ベスト10に入っています」(担当者)ながら、巨大サイトのアマゾンで買えないのだ。

 米国系の日本最大の検索エンジン『グーグル』に“拒否できない日本”と入力すると、最上位に掲示されるのがアマゾンの書籍販売サイト。クリックすると、新品は出品されていない旨の断り書きとともに、定価の4倍以上(3300円)もの中古本の案内が出る。

 「街の本屋や他の書籍サイトでも買えます。ですが、定番の検索方法の結果、こんな案内を見せられたら、地方では購入をあきらめる人がいるでしょう」(関係者)

 一体、なぜか。文藝春秋の担当者は、アマゾンでこんな状態になっていることを知らなかった。取次ぎを通じて調べてもらったところ、「アマゾンからの注文が来ていないようです。理由は分かりません」という。

 同書が店頭で売れているのは、アマゾンで入手困難なことも一因になっているのかしらん、あるいはアマゾンで入手困難だという話が複数のブログで流れていることで口コミ的に広まって売れているということなのかしらん……うーん、どっちも原因のような気がする。

 と思えば、文藝春秋の特集も日米経済協議に触れる特集を組んでいるようだ。上記の本が再びベストセラーになったのは、その特集のせいかも知れないなぁ。

 いずれにしても、小泉構造改革の内実がアメリカ政府(というより、アメリカ産業界の意を受けた経済政策者)の要求通りに過ぎないということが、多くの読者に広まることはよいことだ。

急に宅地開発が進んだような印象

2005-11-14 22:43:44 | 日常
 最近ウォーキングを始めて自宅の周辺を歩き回っている。

 今日になって気付いたのだが、自宅周辺で急に宅地開発が進んでいる。ごく近所の畑も、今日は地鎮祭が行われたらしく、紅白の幔幕を張ったテントが残っていた(汗)。それ以外にも、家が取り壊されて草ぼうぼう生えていた宅地が整地され始めていたし、他にも何か所か造成が始まっていた。

 阪神大震災以来止まっていたマンション開発はここ数年で再び進んでいたのだけど、バブル崩壊以降に人手に渡った土地の宅地開発がここ最近で急に再開されたような印象。

 主観的な印象に過ぎないのだけど、自分の目や感覚で掴んだものは大事にしたい。

 さて、景気回復の兆しと取るか、さらに勝ち組負け組が分化している兆しと取るか……。