気分転換に壁紙を替えてみたら、まるで違うブログのようで我ながらビックリ(爆)。しかし、都会の夜景、ワインのボトルとグラス、というところが管理人の趣味に結構合っていると思う(笑)。
さて、本題。
最近の新聞メディアの偏向ぶりに呆れて新聞購読を止めたと書いたのは先月末のことだが、立花隆の最近の評論にも似たような指摘があって、我が意を得たりと思った。
第42回 ザ・タイムズ紙の豹変に
新聞の恐るべき未来を見た!
それにくらべて、「ザ・タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」とならんで「世界の三大クオリティペーパー」と自称していた日本の「朝日新聞」(ちなみにこんなことを主張していたのは日本の朝日新聞だけで、よその国の人は誰もそうとは思っていないだろう)はどうかというと、最近は情けなくなるほど、紙面の質が落ちている。
前は新聞を読まないと時代に遅れると思っていたが、最近のように海外にいる日が多くなると、日本のニュースはインターネットで読むのが中心の日々がつづく。そのうち日本のニュースはネットで読むだけで十分ではないかと思うようになってきた。
日本の新聞人たちは、いまでもほとんどの人が、メディアのトップは新聞だと思っているし、ちょっと古い一般社会の有力者たちもそう思っているようだが、実は新聞が「社会の木鐸」といわれ、メディアのトップにあった時代はすでに終わっているのではないか。
私が購読を止めたのは朝日でなくて某経済紙だが、理由はほとんど同じ。
まぁ、小泉首相のパフォーマンスにいちいち付き合って持ち上げる報道姿勢にアホらしくなって、民放の政治番組を見ないと決めたことに比べると凋落ぶりはどっちもどっちという気がしないでもない。読売と購読部数を競って大衆路線に転じたせいかどうかは知らないが、クォリティ・ペーパーであることを止めた朝日をクォリティ・ペーパーと信じて読んでいる読者層がいまだにあるとしたら、そちらの方が薄ら寒い心地になる。
紹介の順が逆になってしまっているが。
第39回 日本経済まで「ぶっ壊す」
小泉改革の幻想と実態
あの日中戦争〜太平洋戦争の時代に、「欲しがりません、勝つまでは」と我慢に我慢を重ねることを強いられても、それに従順に従った大日本帝国の臣民たちが、そっくりそのままよみがえってしまったかのような従順さだ。
マスメディアが大政翼賛会化していることが、その傾向に拍車をかけていると思う。政治ニュースのゴシップ化、ワイドショー化とも言ってもいい。
その程度の関心しかない視聴者が大半だからマスメディアの報道の質も低い、とも言えるのだけど、マスメディアがそれ以外のことを伝えず実質的に視聴者を洗脳しているということの方が由々しい事態だと思う。
第40回 全米にイラク反戦のうねり
キャンプ・ケーシーに注目!
第41回 イラク"3兆ドル戦争"が
アメリカにもたらしたもの
ブッシュ大統領がイラクを敵国と見なして仕掛けたイラク戦争がほころび始めている。軍需産業を超えさせ、膨大な軍事費を費やしても、国際政治は安定の方向に向かうどころか、混迷の方向に向かっている。
そのアメリカに反対する欧州諸国もあったのに、盲目的に従って軍事地域に自衛隊を派遣した日本は、このままアメリカと心中しちゃうんじゃないか……?
国内政治向きには勇ましいことを言っても、アメリカの忠実な犬になっちゃった小泉外交はアメリカの自壊から泥沼に踏み込むような気がする。