函館旅行から帰ってきて、ファーストマシンの復帰作業があり、なかなか更新できないでいました。Microsoft Money 2003を使っているのですが、セカンドマシンから移行したデータを復元することはできても、新たなデータ入力ができない……という状況に頭を抱え、Money 2007を購入してアップグレードしたら問題なし、という顛末でした。
閑話休題。全国で小学生から高校生までの多感な年代の少年青年たちが、いじめを苦に幼い・若い命を自ら絶つ事件が連続することに、心を痛めている。
ただ、一方で、それを学校教育の問題だけに帰するのはどうか、という疑問がある。子供たちの社会は、大人たちの社会の反映でもあるからだ。
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
平沼赳夫一人を男にした郵政造反議員の復党問題
私は平沼議員の郵政以外の政治的見解を知らない不勉強だが、ヴォルテールの「私はあなたが何を言っても賛成しないが、私はあなたがそれを言う権利を死んでも護るだろう」が民主主義の根本的な精神だと思っているので立花隆の立場に同感する。
そして、思うのだ。去年のあの、郵政民営化反対の議員に対して「刺客」を送り出した小泉政治に喝采を送った選挙民たちは、いじめに加担し喝采を送っていたのではなかったか、と。
そういう親たちは、子供たちに、いじめはよくないと堂々と説教できるものだろうか。
閑話休題。全国で小学生から高校生までの多感な年代の少年青年たちが、いじめを苦に幼い・若い命を自ら絶つ事件が連続することに、心を痛めている。
ただ、一方で、それを学校教育の問題だけに帰するのはどうか、という疑問がある。子供たちの社会は、大人たちの社会の反映でもあるからだ。
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
平沼赳夫一人を男にした郵政造反議員の復党問題
自民党の郵政造反議員(郵政民営化法案の反対組)の復党問題で男を上げたのは、平沼赳夫・元経済産業相だけだったのではないか。
復党した11人は、政治家として大切な筋目を通すことができなかったという点において、男(女)を大いに下げた。
そして、中川秀直幹事長は大物幹事長というか大物調整型政治家に化けるためにぜひとも必要な、調整能力を発揮できなかった。大物(候補)であれば、こういう場合、窮地に立たされても、関係者全員にあまり不満が残らない形で決着をつける方策を考え出す知恵が働くものだが、そういう知恵を全く出すことができなかった。その点において、男を下げた。
そしてまた安倍首相は、なんの指導力も発揮できず、中川幹事長にただ引きずられるままで終わったという点において、大いに男を下げた。
(中略)
2005年の郵政国会で、小泉が取った行動のほうが、民主主義の原則にてらして、よほど異常なのである。
あそこで、日本は一種の独裁政治、一種の全体主義におちいってしまったのである。
いま起きている政治の異常は、あのときの小泉政治の異常を正常に復元させる過程で起きている異常というべきだろう。
多くの人が、小泉政治の異常さにいまだに眩惑されたままになってしまっていて、異常を正常に復元させるのではなく、正常を異常に合わせることを要求している。
どこに戻らなければならないのか?
自民党が自由で民主的な政党にとどまる方向にであることは明らかだろう。
自民党が、共産党のような全体主義政党になってはいけない。
日本が民主国家として健全な国家に育っていくことを願うなら、ここが正念場だ。
一人ひとりの議員の政治行動の自由をあくまで守ることだ。
戦前の、あの大政翼賛会政治の時代ですら、日本全体を覆おうとしていた全体主義に抗して、非翼賛の立場をつらぬいた議員たちが数十人の規模でいた。歴史が教えるところは、彼らが正しかったということである。
彼らがいたからこそ、日本の政治は100%の全体主義にはならなかったのである。
そして、尾崎行雄、鳩山一郎、芦田均、大野伴睦など、戦後の自由民主党の指導者になった人たちの多くが、その輝かしい経歴を持つ非翼賛議員たちだったということを思いだすべきである。
いま平成の非翼賛議員として、その筋目をつらぬいているのは、平沼議員ただ1人といってよい。
私は多くの点において平沼議員とは政治的見解を異にしている者だが、日本の民主主義を守るために、あくまでガンバレと声援を送りたい。
私は平沼議員の郵政以外の政治的見解を知らない不勉強だが、ヴォルテールの「私はあなたが何を言っても賛成しないが、私はあなたがそれを言う権利を死んでも護るだろう」が民主主義の根本的な精神だと思っているので立花隆の立場に同感する。
そして、思うのだ。去年のあの、郵政民営化反対の議員に対して「刺客」を送り出した小泉政治に喝采を送った選挙民たちは、いじめに加担し喝采を送っていたのではなかったか、と。
そういう親たちは、子供たちに、いじめはよくないと堂々と説教できるものだろうか。