ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

「自分だけは大丈夫」=「正常化の偏見」という落とし穴

2006-07-31 13:19:48 | 時事
「自分だけは大丈夫」,セキュリティ対策を妨げる「正常化の偏見」
 筆者は片田氏の講演で初めて知ったのだが,「自分にとって都合の悪い情報を無視したり,過小評価してしまう人の特性」を「正常化の偏見(normalcy bias)」と呼ぶそうだ。

 講演では具体例の一つとして,交通事故と宝くじのそれぞれに対して抱く,期待(不安)の違いが挙げられた。交通事故に遭って死亡する確率は,宝くじの1等に当選するより高い。にもかかわらず,会社からの帰りに車にはねられると考えている人はほとんどいない。一方で,宝くじには当選を期待して,多くの人々が人気の売り場に行列を作る。

 そのほか,建物内で非常ベルが鳴っても,すぐに逃げ出そうとする人がいないことも,正常化の偏見の表れだという。ほとんどの人は,非常ベルに加えて,非常事態を裏付ける他の情報がないと,本当の非常事態だとは判断しない。逆に,非常ベルだけで逃げ出そうものなら,「慌て者」と笑われてしまうおそれさえあるとする。


 確かに、「危機にさらされている・危機が差し迫っている」ということを認知できるかどうか、そして咄嗟に対処できるか、というのはむずかしい。

 阪神大震災の時、私はベッドでうつらうつら眠っていたが、地鳴りを聞いた。瞬間に「地鳴り=震度5以上かも」と思った。ベッドの下に潜ろうかとも思ったが、すぐに横揺れが来た。左右に30センチほども揺られるような感覚だった。とても動けなかった。

 動けない間に考えたのは、まず頭上の危険だった。当時住んでいたアパートは、ベッドの上がロフトになっていた。頭上は筋交いが入っているのと同じで多少のことでは潰れないだろうと思った……やっぱり楽観的に考えるバイアスが働いたのかも知れない。

 震度5程度の揺れは確実にあったが、私の場合は幸いにも住宅の内壁に亀裂が入る程度の被害で済んだし、割れ物ひとつなかった。直後に小銭を持ち出してグリーンの公衆電話を探して(グレー電話は非常時に停電で使えないと思った)東京の実家に無事だという連絡を入れた。ライフラインでは、間もなく電気が復旧し、周辺にガス漏れがなくガスも当日から使えた。翌日に最寄り駅からの交通が回復した。水道管が破裂して水道の回復に2週間かかり、復旧するまでは近くの破裂した箇所に水汲みに行ったということだけが唯一の困りごとだった。

 だが、周辺では半倒壊した家屋もあったし、2キロほど離れたところでは火災でかなりの数の住宅が燃えた。そして阪神地域で6千人ほどの方々がなくなった。

 地震の瞬間は自分としてはかなり冷静な行動を取ったと思うのだが、もしももっと深刻な状態だったら冷静に振舞えたかどうか……自信がない。

コーチング研修を開発して提供

2006-07-29 23:42:19 | しごと
 今週は1日のコーチング研修を自力で開発して2つの異なる対象者に提供してみた。コーチングといっても、コーチングの考え方のポイントを押さえ、ノウハウの中の傾聴・質問・フィードバックのスキルにのみ集中した、2日間ブログラムの最初の一日という感じ。

 コーチングという言葉について、いろいろな理解がある。今日やってみてわかったのだが、部下にいろいろアドバイスしたり指示したりすることをコーチングだと思っている人が案外に多い。そこの考え方をくつがえして、相手の気づきを促し、相手本人に考えさせることがコーチングの要諦だと、まずは指摘。

 そして、相手の言葉だけでなく、気持ちに関心を向けて、その気持ちを汲み取ることを傾聴のポイントに置いた。

 トレーニングプログラムとしてはまだまだ手を入れる余地があるだろうけど、オリジナルの研修プログラムとしては、参加者にけっこうインパクトがあったようだ。次の一日で何をするかはまだ決まっていないが、オーダーメイドで研修をつくるのが好きな私にとってはエキサイティングな一週間だった。

「モラハラ離婚が急増中」「パワハラ上司」

2006-07-28 12:46:26 | 時事
 ゲンダイネットだが、たまにはいい記事もある。

モラハラ離婚が急増中
「モラハラはモラル・ハラスメントの略。言葉や態度で心を傷つける精神的暴力です。04年の家裁の統計では、離婚調停を申し立てた女性の4人に1人以上(25.7%)が『精神的に虐待された』モラハラを理由に挙げている。2年後の現在は3人に1人程度まで増えていると思う。夫や恋人との別れを考える女性の半数くらいがモラハラの被害を感じているのです」

 たとえば「誰のおかげで生活できるんだ!」と妻に言うのは、モラハラだ。今年4月に内閣府が公表した「男女間における暴力に関する調査」によると、20代女性の半数以上(51.9%)が、「誰のおかげ」発言を「(状況によらず)どんな場合でも暴力にあたる」と答えている。亭主関白ぶった発言はまだ分かりやすいが、「エッ、こんなことが?」というのもある。別表でチェックして、複数項目で思い当たる人は要注意だ。


「最大の特徴は加害男性の多くに自覚がないこと」……ここに注目。

 そして、チェックシート。

◆モラハラ度チェックシート◆

(1)「お前といると本当に疲れる」「こんなに簡単なことが分からないの?」などと口にする

(2)疲れていたり気分が悪いときは、無視することもある

(3)気に障るが、怒るのも面倒で、ため息や舌打ちをすることも

(4)子どもや友人の前で笑いものにしたりバカにしたことがある

(5)家では家長である自分が一番偉い。妻は尽くすのが当然

(6)一緒のとき妻がつらそうな顔をする。あまり笑わずしゃべらない

(7)「どうして?」「言っていることが分からない」と追及する

(8)妻や恋人は自分より低能だと思っている

(9)相手の趣味や特技が理解できない。正直くだらない

(10)自分以外の人間とは接触しないで欲しいのが本音


 実家にいる大正生まれの父の場合、ざっと半分はチェックがつく……(嘆息)。

☆★☆★

 そして、「パラハラ」の話題も。

パワハラ上司
東京都のまとめによると、労働相談の中身は依然として「解雇」「賃金不払い」「労働契約」が上位を占める。そんな中、昨年初めて「職場の嫌がらせ」が第5位に顔を出した。その数、4012件。対前年比40%増だというから驚く。

 大半は、かさにかかった態度で部下をイジメたり嫌がらせをするパワーハラスメントだ。部下を罵倒(ばとう)し、無理強いし、あるいは無視するトンデモ上司たちは依然、はびこっているのである。


 挙げられた相談の実例が、何とも寒々しい。

さらに話題

2006-07-28 07:47:37 | 時事
A級戦犯、広田元首相の遺族 「靖国合祀合意してない」
東京裁判でA級戦犯として起訴、処刑された広田弘毅元首相が靖国神社に合祀(ごうし)されていることについて、孫の元会社役員、弘太郎氏(67)が朝日新聞の取材に応じ、「広田家として合祀に合意した覚えはないと考えている」と、元首相の靖国合祀に反対の立場であることを明らかにした。靖国神社は、遺族の合意を得ずに合祀をしている。処刑された東条英機元首相らA級戦犯の遺族の中で、異議を唱えた遺族は極めて異例だ。


 記事にもある通り、靖国の言い分としては、合祀に家族の合意は必要ないという教義ですね。

靖国神社広報課は「広田弘毅命に限らず、当神社では御祭神合祀の際には、戦前戦後を通して、ご遺族に対して御連絡は致しますが、事前の合意はいただいておりません」としている。

(中略)

靖国神社の合祀の審査は戦前、神社を所管する陸海軍省が行ったが、戦後は宗教法人となった神社に決定権が移り、旧厚生省や各都道府県に照会した戦死者らの資料に基づき判断した。審査の過程で遺族の合意を得ることはなく、過去には太平洋戦争で戦死した台湾先住民の遺族らが「無断で祀るのは民族の意思に反する」として合祀取り下げを求めたが、神社側は「神として祀った霊を分けることはできない」と断っている。


 遺族が望んでいないのに祀るのって、どうなんでしょうね……された遺族や子孫の気持ちを考えて欲しいなぁと思うのですが。

ネガティブなイメージがさらに……

2006-07-27 22:14:30 | 時事
 決して住みにくくない場所なのだが、ここ数年、「尼崎」の名前はネガティブイメージを喚起するような気がする(少なくとも阪急神戸線沿線は治安も悪くないし、環境も悪くない……と思う)。阪神大震災、JR福知山線の脱線事故、アスベスト被害……しくしく。

 しかも、こんな風に記事になったりする。

ケースワーカーがセクハラ/不祥事相次ぐ兵庫県尼崎市
兵庫県尼崎市は27日までに、保護課主任の男性ケースワーカー(55)を、生活保護を受けている市内の30代の女性にセクハラをしたとして戒告処分にした。

(中略)

尼崎市は昨年11月、保護課の別の男性ケースワーカーが、受給者の生活保護費を着服したとして懲戒免職。今年に入っても、女装した保健福祉局総務部長が公然わいせつの現行犯で逮捕され、懲戒免職となるなど不祥事が相次いでいる。


 そして、こんな記事も見つけてしまったり。

文書に「下品な言葉」挿入 セクハラで尼崎市職員処分へ
兵庫県尼崎市教育委員会の40代の男性職員が、同僚の女性職員が作成中の会議資料を改ざんして下品な言葉を挿入するなどの嫌がらせを繰り返していたことがわかった。女性職員が気づかず、上司の決裁も通って会議で書類が配られてしまったことから発覚した。尼崎市はセクハラ行為に当たるとして、男性職員を21日にも処分する方針。


 だから「尼崎市の住民」だって言いにくいんだよ……ただでさえ「アマ?」って聞き返されるネガティブな地域イメージに加えて、公務員のレベルの低さ(汗)。

イグアスの滝が水不足

2006-07-27 21:35:18 | 時事
イグアスの滝、水量激減 干ばつで観光客がっかり
ブラジル南部で干ばつが続いたため、同国とアルゼンチン国境にある世界三大滝の一つ、イグアスの滝で、流れ落ちる水が年間平均の2割以下に激減、観光シーズンで世界から訪れた人々をがっかりさせている。


 う~ん、これは困った。なぜならば、私は「^_^;」「(汗)」「(滝汗)」の最上級として「(イグアスの滝汗)」を使うからだ。

 なぜ「(イグアスの滝汗)」かと言えば、世界三大瀑布のひとつで、流水量が凄いからだ。そして、実物をこの目で見ているから、「(イグアスの滝汗)」と書く時にその凄まじい水量を頭の中でイメージしているからだ。

 そのイグアスの滝、干ばつで水量が2割以下にまで減ってしまっているとは……(イグアスの滝汗)。

Wikipedia―イグアスの滝

「サッカー総生産」

2006-07-26 09:58:38 | 趣味
 こんな用語があるんだ……。

サッカー総生産
英語名の頭文字をとって「GFP」とも略記される。世界中で愛されているサッカーは、競技人口が約2億5000万人に達し、ワールドカップ大会のテレビ視聴者数は延べ300億人と推定される。こうしたサッカーおよびサッカー関連の事業によって生み出され、移動していく世界の国々の金額の合計を推定したものが「GFP」である。


 「Gross Football Productivity」ですか。

ワールドカップの入場料やスポンサー料などで稼いだ資金は、「サッカーODA」として分配され、発展途上国でのサッカーの普及に役立っている。


 なるほどー。

ワーキングプア

2006-07-26 06:55:03 | 時事
NHKスペシャル『ワーキングプア ~働いても働いても豊かになれない~』
働いても働いても豊かになれない…。どんなに頑張っても報われない…。
今、日本では、「ワーキングプア」と呼ばれる“働く貧困層”が急激に拡大している。ワーキングプアとは、働いているのに生活保護水準以下の暮らししかできない人たちだ。生活保護水準以下で暮らす家庭は、日本の全世帯のおよそ10分の1。400万世帯とも、それ以上とも言われている。


 番組を見た。これが格差社会の現実なんだなぁ……。

鮫やマンタが時々消えるらしい^_^;

2006-07-25 21:30:07 | Weblog
 このAquariumというテンプレートに替えて少し経つのだが、日によって鮫やマンタが消えている日があるらしい……(^^ゞ。

 今日は鮫2匹、マンタ1匹が悠々と泳いでいたので普通の日なのだが、昨日はこれらの大型魚がいなかった。先週末から、日によって違うらしいと気づいたのだが……。

 ……消えるだけで、何かサプライズで違うものが泳いでいたりということはないらしい。ほっ(何を想像したというわけではないが^_^;)。