ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

男前豆腐も食べてみた

2006-08-30 20:30:50 | ものぐさグルメ
 たまたま近所のスーパーで残っていた「男前豆腐」をゲット。前回の記事「『風に吹かれて豆腐屋ジョニー』を食べた」から間もなくして、姉妹製品というか兄弟製品と出会えたわけだ。

 300円を超える豆腐というのは、確かに高価。ただ、ボリュームがあり、水切りできる器に入っていて、しかも不織布に包まれていて大事につくられているという高級感がある。

 味も、大豆のコクがあって美味しい。触感はふんわりしているのに、食べ応えがあって、半分でもけっこう食べた気になった。新鮮さを考えたら今日中に食べきりたいところだけど、残り半分は明日に取っておこう^_^;。

 ご馳走様でした。

貧困「高止まり」と「歯止め」

2006-08-30 12:33:39 | 時事
 同じデータを元にしているニュースなのに、まったく印象が変わるなぁ。

米、所得格差が最大 「貧困率」も高止まり
米政府が29日発表した2005年の家計調査によると、所得の不平等さを表す指標である「ジニ係数」が0・469と、現行の調査方法となった1967年以来で最大を更新、米社会で格差の拡大が続いていることを示した。総人口に占める貧困層の割合を示す「貧困率」も12・6%と高止まりしたままだ。


<米貧困層>05年は3695万人 初めて歯止め
米商務省の国勢調査局が29日発表した05年米所得調査によると、一定の所得水準に達しない貧困層は3695万人で、全人口に占める比率(貧困率)は12.6%だった。いずれも04年(3704万人、12.7%)とほぼ同じ。ブッシュ政権が発足した01年以降、貧困層は4年連続で増加したが、初めて歯止めがかかった形だ。


 どちらが正しいというわけでもない。ひとつのデータから解釈するにしても多様な見方があるということだ。


ダイエー社長退任劇に「やはり」感

2006-08-29 19:36:30 | 時事
 近所にダイエーがあるので必然的に関心を持っている。林・樋口コンビの就任から、せいぜい『日経ビジネス』を通してぐらいの情報しか持っていないが、漠然とした危惧があった。

 それが、今回の樋口社長退任で「あぁやっぱり」という感想になった。だが、その「やっぱり」感の裏づけになる情報があるわけではなかった。

 この記事を読んで、「あぁやっぱり」感の裏づけが取れたと思った。

孤立深めた権限なき責任
社長の電撃辞任が見せたダイエー再生の限界


 「私は計画がすべて決まったところに(社長として)ポンと入った。計画をガラガラポンなんてできなかった。given condition(与えられた環境)です」「後ろ向きのリストラと前向きの営業計画を同時に行うのは大変」

 8月9日、日経ビジネスの取材に応じた樋口は、社長としての自分の意思が反映されない中で作られた計画に沿って改革を行う難しさを再三強調した。そして、再生機構からの借入金1500億円の借り換えプランについて尋ねると、苛立ち交じりにこう答えた。

 「それについては直接はタッチしていない。私のミッションの外です」

 借入金の返済や借り換えをどのように行うかというのは、財務の、というよりも経営の根幹を成す話。それについて社長が十分な情報も権限も与えられていないと告白したに等しい。

 代表取締役社長であるにもかかわらず、決められた範囲の業務における“執行者”でしかない。しかもCEOの林は社風改革など精神面の担当で、日常業務の責任は自分にのしかかってくる。そんな責任と権限のアンバランスに嫌気が差した樋口が、職務を放り出したくなったとしても不思議はない。


 鳴り物入りの就任当時から感じた、漠然とした危うさは、まさにそこにあった。

ホワイトカラー・エグゼンプションと兼業禁止解除

2006-08-29 13:00:00 | 時事
 興味深いコラム。

森永卓郎
小泉改革をどう生きるか
~成果主義・拝金思想を疑え!~
第46回
残業代なしでただ働きを強制される時代の到来
~ ホワイトカラー・エグゼンプションって何? ~

 一見、なるほどと思えるが、そこにはおそろしいワナがある。経団連は規制除外とするホワイトカラーを年収400万円以上と提言しているのだ。つまり、ほとんどのサラリーマンが含まれてしまう。

 経団連側の本音はホワイトカラー・エグゼンプションによって、残業代を払わずにすむことにあるのだろう。そうなると、深夜12時までただ働きで残業をさせられるおそれがある。サービス残業どころの騒ぎではない。

 経団連は「残業代不払いや労働時間の長時間化が目的ではなく、裁量ある働き方を目指すのがホワイトカラー・エグゼンプション導入の狙いである」といっているが、そう簡単に納得できないほど課題が多い。

(中略)

 私はこの制度に関し、個人的には反対ではない。というのも、確かにクリエイターやマーケッター、デザイナー、インベストメントバンカーなどの専門職の仕事を労働時間で測ることは難しいからだ。

 だが、彼らの収入は400万円という水準ではないだろう。1000万円~2000万円以上という年収の専門職にはホワイトカラー・エグゼンプションを適用すればいいが、年収400万円のサラリーマンと一緒にするのは乱暴な話だ。


 同感だ。年収400万円レベルのサラリーマンが残業代を払われなくなったら、それこそワーキング・プアと過労死とメンタルヘルス問題が拡大してしまう。

 労基法の改正では、もう一つの議論もある。これはいい話だと思うが、大半の企業で就業規則に盛り込んでいる「兼業禁止規定」を無効にする改正だ。無効にすることはほぼ確定だという。

 これまでも企業側が兼業した社員を処分し、社員が処分取り消しを求めて争う裁判が何度か行われてきた。その中で、一定の条件が満たされれば処分の取り消しを認める判例も生まれてきた。それは「ライバル企業で働かない」「勤務時間中に働かない」「本業に悪影響を与えない」という3条件である。


  私は会社の就業規則が「承認がない限り兼業してはいけない」というものだったので「会社の事業と直接競合しない」「会社の勤務時間に支障を与えない」「会社のノウハウは漏らさない」という条件で兼業を許可してもらっている。

 上記の条件であれば兼業禁止が解けるのはいいと思っている。ただ、森永さんが言うように、ホワイトカラー・エグゼンプションが年収400万円以上のすべてのサラリーマンに適用になってしまったら、収入を上げるためのアルバイトをする時間もひねり出せない人が続出するかも知れない。

興味深い記事だから貼っておく

2006-08-29 07:00:00 | 時事
 東京新聞はなかなか面白い記事を書く。

特報 鎮霊社『靖国』の回答検証

 靖国神社との一問一答、識者の解説も面白いが、末尾が強烈。

<メモ>鎮霊社 靖国神社の本殿脇に1965年、ひっそりと建てられた。現在は鉄柵で囲まれ、一般参拝者は存在にすら気づかない。本殿とは対照的に、明治維新の“逆賊”やイラク戦争などで亡くなった「万邦諸国の戦没者」も祀っているとしている。本殿でのA級戦犯合祀を回避するため、A級戦犯を一時的に祀っていたという指摘もある。

<デスクメモ>

 “逆賊”たる会津武士の末えいで、戦後右翼の大物だった故田中清玄氏は生前「(靖国参拝とは)長州藩の守り神にすぎないものを全国民に拝ませているようなものなんだ。ましてや皇室とは何の関係もない」と言い切った。靖国問題は「右左」で語れるほど単純ではない。まずは事実の把握が何より大切だ。 (牧)


 「“逆賊”たる会津武士の末えいで、戦後右翼の大物だった故田中清玄氏は生前『(靖国参拝とは)長州藩の守り神にすぎないものを全国民に拝ませているようなものなんだ。ましてや皇室とは何の関係もない』と言い切った」という一文が強烈ですね(苦笑)。まぁ私も本質はそうだと思ってましたが(爆)。

年収150万円時代

2006-08-25 21:08:48 | 時事
 うーむ、やはり、ワーキング・プア、働いても生活保護以下のレベルの層は確実に増えている。

年収150万円時代に突入 (ゲンダイネット)
 厚労省から8日発表された平成18年度版「労働経済白書」は、衝撃だった。ベストセラー「年収300万円時代を生き抜く経済学」から3年、年収150万円未満の労働者が急増しているのだ。20代では21.5%と、5人に1人以上。200万円未満だと全世帯の約1割だ。「年収300万円時代」の著者で経済評論家の森永卓郎氏がこう言う。


「年長フリーター」滞留 35~44歳増加 「請負」甘受目立つ
 厚生労働省が8日発表した労働経済白書(06年版)は、大手製造業の工場で「請負」を含む外部労働力の活用が増えている実情を大きく取り上げ、「就職氷河期世代の『年長フリーター』」がそうした不安定な雇用に甘んじている実情を詳しく示した。この層が社会的に固定化されれば、少子化のさらなる進行や将来の社会的負担の増大など「負のシナリオ」が現実になりかねないと白書は警告している。

 白書によると、近年、年齢の高いフリーターや無業者が相対的に増加している。フリーターは全体としては減少傾向にあるものの、35~44歳では逆に増加。無業者についても、24歳以下では減っているが、25歳以上では増加している。


正社員との収入差拡大
労働経済白書 少子化加速の一因に

 厚生労働省は八日、二〇〇六年版労働経済白書を発表した。アルバイト、パート、派遣労働など正社員以外の働き方が若年層を中心に広がり、正社員との収入格差が拡大していると指摘。「非正規雇用」の男性従業員は、正社員に比べ結婚していない人が多く、少子化を加速する一因になっていると分析した。

 白書が格差拡大の背景に、雇用制度の変化があるとの見方を示したのは初めて。


20代の所得格差広がる 労働経済白書
 派遣やアルバイトなど非正社員が多い20代で所得格差が広がっていることが、厚生労働省が8日まとめた06年版「労働経済の分析」(労働経済白書)で分かった。20代では年収150万円未満の人が増えて2割を超える半面、500万円以上の人も増加。また正社員も成果主義の影響で賃金の差が広がり、40代後半では最も高い層と低い層の月収差が30万円を超えた。白書では、格差を固定化させないための対策の必要性を訴えている。


若者の非正規雇用が急増・06年版労働経済白書
 厚生労働省は8日、2006年版労働経済の分析(労働経済白書)を公表した。景気回復で雇用情勢は改善しているが、パート、アルバイトや派遣など非正規雇用の比率が20歳代で高まり、「将来の所得格差が広がる可能性がある」などと懸念を表明。婚姻率の低下や少子化にも影響があるとみており、正社員への移行や職業能力訓練の機会を増やし、「格差の固定化を招かない」ことが重要と指摘した。

 企業などに勤める雇用者のうち、非正規雇用の割合は20―24歳で最も高く、最新調査(2002年)では31.8%と前回(1997年)よりほぼ倍増した。白書は「収入の低い労働者の割合が増え、若年層で収入格差の拡大の動きが見られる」と分析した。

 
 終身雇用制は日本の長い習慣だと思われているかも知れないが、実は戦後の高度成長期に生まれた、高度成長期だからこそ給与を後払いする約束ができた仕組みだ。戦前はもちろん、ブルーカラーは月給制でなく日給だったり週給だったりしたし、首切りも容易になされた。高度成長期にブルーカラーが終身雇用制と月給制によってホワイトカラーに近い処遇を受けた。しかし、ここにきて、正社員雇用と非正規雇用という雇用形態の違いによって、再び格差社会に立ち戻ろうとしているのかも知れない。




「戦後の総括」の時代

2006-08-25 20:57:58 | 時事
 なかなか面白い記事だった。

現代リスクの基礎知識
靖国参拝とポスト小泉〜戦後61年の日本とアジア外交

 冷静に、いろいろな論点を示しているのが興味深い。

 最終的には、ここに尽きるのだが。

 一連の靖国参拝問題で共有されるようになった問題意識は、戦後、日本国民全体がかの戦争をどのように位置づけるかの総括を十分にやってきたかどうかということだ(政府や首脳としての近隣諸国への謝罪や不戦決意は幾度となく繰り返し、実施されている)。

 戦後の総括は、いわば民主主義体制での「日本のアイデンティティ」の再構築であり、安倍官房長官の憲法改正へとつながる運動になりうるので、こうした議論やプロジェクト、調査会などが立ち上がる可能性は高い。また、責任野党として政権交替を視野に入れている小沢一郎民主党代表も「普通の国」論から違うアプローチを見せることは否定できない。つまり、近い将来の政府では、戦後の総括は内外での矛盾のない政策立案、実行に向けた基本的な考え方を再度整理するきっかけとなりえよう。


 極めて個人的には、長州出身で靖国参拝賛成で改憲派の安倍晋太郎より、大河ドラマ『新選組!』放映当時に逆賊が主人公のドラマをNHKで放映するのはいかがなものかと国会で質問した長州出身の議員(安倍さんではない)に対して「その当時の歴史観でいえば、長州・薩摩の方が逆賊ですが何か?」(意訳)と答えた薩摩出身の麻生太郎の方に総理大臣になって欲しいんだがな……。


「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」を食べた

2006-08-23 21:18:05 | ものぐさグルメ
 ちょうど今週、本屋の店頭に『風に吹かれて豆腐屋ジョニー―実録男前豆腐店ストーリー』(リンク先はamazon.co.jp)が出ていて、もともと関心があったので、パラ読みしていた。

 もともと知ったのは、エキサイトコネタの記事から。
ウワサの男前「ジョニー」、もう食べた?
ウワサの「男前豆腐店」の店員はどれだけ男前か?

 近所のスーパーダイエーでは、たまにしか入荷しなくて、なかなか食べる機会がなかった。それが、たまたま昨日、近所のセブンイレブンで買い物して、「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」をゲット。

 食べてみたら、何というか、去年辺りから流行っている豆乳花の食感。舌触りはカスタードプリンのように柔らかく、大豆の甘みがじんわり、醤油にかつおぶしでも悪くはないけど黒蜜でもいいかもという味だ。

 ちょうど、こんな記事も見つけたりする。
男前豆腐に学ぶ短期でブランドを確立する法
ショートケーキに負けない豆腐を作りたい 男前豆腐店株式会社 代表取締役
伊藤信吾 氏


 こういう豆腐があってもいいと思う。

男前豆腐店
 「Japanese」をクリックすると音が出てくるので注意。バンダイから携帯ストラップのグッズも出ているし、男前豆腐店の豆腐はあなどれない。




中国でも『銀英伝』が人気と聞いて嬉しい

2006-08-23 21:04:34 | 読書
 日経BPに、ちょっと嬉しいエッセイが。

人民日報も認める『銀英伝』。
中国で「愛される理由」は


 『銀英伝』に出会ったのは、およそ20年前になるか(汗)。勤めていた会社で同期の子が勧めてくれて、読み出したら止まらなくなった。当時はまだ5巻か6巻ぐらいまでしか刊行されていなくて、完結するのをリアルタイムで見届けられたのが私のちょっとした喜びだった。

 私は普段この手の小説を読むことはまずないのだが、10年以上前、広東省に出張していた際、夜ホテルで特にすることがないのでテレビをつけていたら、たまたま日本の衛星放送で深夜に放映していたのがアニメ版「銀英伝」だった。わずか30分の番組だったが、やたらと面白いうえに音楽も美しく、今で言うところの「はまって」しまった。

 ストーリーの中身については深くは触れないが、物語の状況設定や登場人物の個性、各戦役の展開など数多くの点で「三国志演義」や「水滸伝」など中国の歴史小説の影響があるとの指摘が多くのファンからなされている。そのあたりの歴史小説的深みが中国でも強く支持される大きな理由だろう。確かに感覚的にはSFというより司馬遼太郎の小説のような趣がある。『坂の上の雲』がお好きな方などは恐らく面白く読めると思う。


まさしく、その通り。多少のSF作品も読むけどディープなSFファンではない私がこの作品に惹かれたのは、まさに歴史小説の楽しさがあったからだ。

 今は外交関係がぎくしゃくしているけど、中国の『銀英伝』ファンと作品の楽しさを語り合える日が来るかも知れない。



TUMIのバッグを使ってみた

2006-08-21 20:07:54 | しごと
 先日新調したばかりのノートパソコンを入れられるバッグだが……シンガポールのチャンギ空港の売店でTUMIのデイリートートを見かけて即買い、入れ替えることとした。

 先日買ったばかりのバッグはパソコン用とその他用のマチが別々に切られていて、容量があるのはいいけど小柄な私には厚みがありすぎ、持ち歩くとバランスが悪かった。

 今回のTUMIはトートなんでフラップがないという欠点があるが、私の体格にもちょうどよいぐらいの小型。TUMIの欠点である重さも、ぎりぎり許容範囲。ポケットやファスナーが沢山あって、モノを整理しやすい。トートの欠点である、フラップなしなので不用心だという点は、貴重品を入れるインナーバッグを突っ込むことである程度解決。

 しばらくTUMIを使ってみることにした。