朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

水無月 和菓子

2010-07-02 | 食べること、レストランなど
白い外郎(ういろう)生地に小豆をのせ、三角形に切ったお菓子です。6月30日に食べる習慣があり、和菓子屋の店頭に並べられていました。



 それぞれに意味があり、小豆は悪魔払いの意味、三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれています。

 室町時代に御所では、山奥の洞窟や田舎のお寺に穴を掘って作った氷室(ひむろ)の氷を取り寄せ、氷を口にして暑気払いをしたそうです。「氷の節句」とも。

 愛宕山や勧修寺にも氷室がありました。

 でも庶民にとっては、氷は手に入らない貴重なものだったので、氷のかわりにお菓子をまねて作りました。この日に氷を食べると夏ヤセしないと信じられていました。

 外郎はもちもちと柔らかく、小豆はほどよい甘さで、見た目よりずーとおいしかったです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする