朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

iPad  大学教育

2010-07-05 | 社会貢献(仕事)
Appleが開発したiPadは、2010年4月3日米国にて発売開始、さらに日本を含む9カ国で5月28日から販売されて以来、80日で累計300万台の販売数になったと報道されています。

 数万円の価格にもかかわらず、こんなスピードで普及した電子機器は歴史的に初めてでしょう。




 電子書籍を読むためのデバイスは、数年前からソニーなどのメーカーから販売されたことがありました。しかしまだ時期尚早でした。コンテンツが揃わない、デバイスの性能がいまいち、電池の持続時間が短い、価格、デザイン性など。

 本やDVDのネット通販大手のAmazonは、既に情報端末 Kindle(キンドル)を発売しています。白黒画面ですが、電池の持ちもよく、英語の書籍・新聞・雑誌に関しては品揃えも豊富です。

 それに対抗して、このiPadが生み出されたともいえましょう。画面のカラー化、動画対応、二本の指だけで画面を触って操作する簡易性、正面にボタンは一つしかありません(他に電源スイッチはある)。電源を入れた後の立ち上がりが早い。PCのような複雑な操作はないし、やりたくてもできない。

 iPadは、ケータイ(スマートフォン)とパソコンの中間に位置していますが、両者の利点を合わせたよりもプラスが大きいと感じます。

 パーソナル・テレビにもなるし、カーナビ、ゲーム機にも発展するでしょう。


 いち早く販売した米国では、大学での利用も広がっています。

 例えば、
”イリノイ工科大学は本日(米国時間5/18)、新入一年生全員に対してiPadを配布すると発表した。これは、「教室に新しいテクノロジーを導入し、教員や学生の間に教育的革新を育む」ためのプロジェクトの一環である”

 日本の大学でも、導入の動きが始まりました。

  

京都の大谷大、人文情報学科の全学生に無料でiPad」朝日新聞


大谷大iPadで講義や実習 人文情報学科の全学生に配布へ」京都新聞


学は楽、情報学科全学生にiPad配布…大谷大」読売新聞


 米国では電子書籍の品揃えも進み、動画コンテンツ、楽曲演奏アプリ、ゲーム、カーナビなど、多くの応用が広がっています。

 今後さらに、デバイスの開発競争、プラットフォーム囲い込み、コンテンツの拡大が急速に展開すると思います。

  
コメント
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