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さて、創業明治二年、この「モリタ屋」はなんのお店でしょうか?
不思議な図柄です。屋台、馬車、それとも牛車かな。
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正解は、木屋町にあるすき焼き、牛鍋の店です。本店は四条大宮とか。
来訪した牛肉好きな息子と一緒に元旦の夜に出かけました。
たたみの純和室で、座卓にて鉄鍋とガスコンロで調理をしてくれます。
最初に牛脂で鍋底をなぞってから、ザラメ砂糖を熱くなった鍋に降りまきます。それが少し融けたところに霜降り牛肉を並べてさっと色が変わる程度に「焼く」。
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仲居さんが各自の生卵碗に取り分けてくれます。喧嘩しないようにと。
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うむ~~ぅぅ、 至福の味わい。
一応「京都肉」とはキャッチフレーズに書いていますが(それを使用とか産地が京都とは明記してはいない)、仲居さんが説明するに「店主が日々判断して最適な肉を仕入れている。宮崎なども良い。京都というとかつては丹波の肉が良かったが、価格と品質からいつもそれが最良とはいえないようです」と。
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最初の肉のあとは、次の肉(脂肪の比率が少ない)を入れて同時に野菜なども入れて煮ます。
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これが完成の姿です。
うは、うは、..と、熱々を頂きました。
日本酒は、純に京都産を燗酒で。
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最後はアイスクリームのデザートでした。(選択あり)
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伝統的な日本の食べ物「すき焼き」屋で、デザートを出す。。。。
今ではデザートが普通ですが、ボクが会社に入って2年目くらいの時に、会社に来訪したオーストラリア人を休日、日光に観光案内せよとの業務命令があり、東武特急電車で上野からご案内しました(一対一で即興の英会話を数時間ずーとすること、その冷や汗を体験したのも初めて)。無事東京に戻ってきて夕食となりました。希望を聞くと「てんぷら」とのこと。そこで、乏しい飲食店の知識と予算(与えられた社用交際費)の兼ね合いで、銀座の天一に行きました。てんぷらを堪能してさて終わったと思ったら、
彼が「スイートは?」と聞いたのです。新米サラリーマンは、意味が分からず聞きなおしました。そうデザートなんです。
店の人に、アイスクリームとかショートケーキとか無いですかと聞いたところ「ありません」。銀座の一流店ですよ。
やむなくタクシーを拾って帝国ホテルに連れて行って喫茶店で、アイスクリームをご馳走しました。
そんな時代だったのですね、東京の都心でも。