京都府立植物園の菖蒲園が今、見頃です。
「いずれが あやめ、かきつばた」
ここはすべて花菖蒲ですが。
調べてみると、菖蒲、花菖蒲、あやめ、かきつばた、とそれぞれ由来があり、見分け方も解説してありました。
そもそも、ショウブと花菖蒲は全く別の植物仲間だそうです。たまたま葉の形が似ているので「花」ショウブとなったとか。さらには、あやめの漢字は菖蒲!と書く。
・・この記事の最後にその解説を抜粋して引用しておきます。
スケッチブックを広げて描いている方もいました。これをしっかりやると絵が上手になりますね。
写真を使って絵に描くとどうしても、カメラの画角になってしまいます。それから、自分の脳や手に微妙な線を記憶できないことが一番の問題です。
ヘルパーさんの援助で車椅子で観察に来ている方がいました。一眼レフカメラを取り出して盛んに撮影していました。車椅子だからといっても、どんどん外出できる時代になってきました。
とても良いことで、すばらしい。
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==引用始め==
引用元: 『菖蒲(あやめ)・菖蒲(しょうぶ)・かきつばたの違い』
先ずは名前の由来から
はなしょうぶ(花菖蒲)
葉が菖蒲に似ていて花を咲かせるから。
あやめ(菖蒲)
剣状の細い葉が縦に並んでいる様子が文目(あやめ)模様。花基部の網目模様からの説もあり。
かきつばた(杜若)
かきつばたの色(青紫)を染み出させ布などに書き付けた、つまり衣の染料に使われたことから「書付花」と呼ばれていたのがなまったもの。
では「花菖蒲」、「あやめ」、「かきつばた」の違いは?
これがなかなか難しい。3つとも“アヤメ科”アヤメ属に属しています。だからとてもよく似ていて見分けにくいことは確か。
以下それぞれの特徴から見分ける方法を探る。
1つの違いのポイント 咲く場所
あやめは畑のような乾燥地で栽培するのに適し、かきつばたは水辺などの湿地帯に適し、花菖蒲はその中間で畑地でも湿地でも栽培できるというのが簡単な違いです。
水辺で咲いているのは杜若か花菖蒲。あやめではない。
乾いた畑で咲いているのはあやめか花菖蒲。杜若ではない。
あやめと杜若だけの違いなら簡単なのだけど、ただ、花菖蒲がどちらにもまたがっているのでまだ決められないですね。残念。
次は背丈
背のたけはあやめが一番背が低い(30~60cm)、杜若が中間(50~70cm)、花菖蒲は背が高い(80~100cm)。
花の大きさ
花の大きさは花菖蒲が大輪、あやめが小輪、杜若が中輪。
ここまでの条件で決められるかな?(推理ゲームだな?)
畑に咲いてる奴で背が高くて(80~100cm)花がでかいのが花菖蒲、背が低くて(30~60cm)花が小さいのがあやめ。(これは大と小だから差が大きく判別しやすい)
水辺に咲いてる奴は杜若か花菖蒲で、大輪の花で背が高い(80~100cm)のが花菖蒲。中輪で少し背が低い(50~70cm)のが杜若。
と言っても、花菖蒲と杜若の差は大と中(80cm以上と70cm以下)だからまだ判別は難しいかもね。(メジャーを持って歩いているわけじゃないし、花の大きさや背丈は出来不出来のバラツキもあるだろうから)
やっと見つけた1発でわかる方法!
花菖蒲は花の種類は多く紫系統の他に黄色や白、絞り等、多彩であるがどれも「花弁の根元のところに黄色い目の形の模様」がある。
杜若はあまり種類は多くないが、「花弁の弁の元に白い目型の模様」があるのが特徴。
あやめも花の種類は多くないが「花弁の元のところに網目状の模様」がある。
結論
花弁の元を見よ!花菖蒲が黄色の目型模様、あやめが網目模様、杜若が白の目型模様。これで完璧。目的達成!
==引用終わり==