ソニー黒字 「世の中にないもの」を作り出すための研究開発を
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長らく赤字に苦しんできたソニーがこのほど、2013年4〜6月期の連結決算で34億円の最終黒字になることを発表した。6日には大株主の米ファンドが提案したエンターテインメント事業の分離を拒否。平井一夫社長は、映画や音楽をスマートフォンで楽しむ時代を迎えていることを受け、「コンテンツの価値は増大する」として、「One Sony(一つのソニー)戦略」で、エンターテインメント事業を売却しない方針を示している。
ソニーの売上高は、前年同期と比べて13%増の1兆7127億円。3年間赤字が続いていたテレビ事業は、円安や高付加価値化によって黒字転換した。スマホ事業も販売台数が3割増えて黒字化したほか、株高の影響で、ソニー銀行やソニー生命などの金融業も好調だった。
全体的には黒字化したものの、解決すべき課題は多い。中長期的には、テレビの販売台数の減少が見込まれる上、ウォークマンのようなヒット商品を生み出せずに苦しんでいる。現在は、エンタメ事業や金融業などの関連事業がソニーを支えているが、本業であるエレクトロニクス事業の明るい未来について、見通しは立っていないようだ。
こうしたソニーの状況を、創業者の井深大氏が見たら何と言うだろうか。
大川隆法・幸福の科学総裁は2012年9月、井深氏の霊を招霊。日本の家電業界の現状を踏まえ、井深氏の霊はこうに語った。
「技術開発者っていうのは、要するに、『神様の手』なの。今まで、この世にないものを、神様に代わって、つくり出すんだからね」「ものづくりはいいんだけど、やっぱりそれは、『人間が豊かな精神生活を送れる』というところに強いウエイトを置いとかないといけない。そうしないと、アメリカ型の技術経営にやられてしまう感じがするなあ」(『井深大 ソニーの心』大川隆法著)
ソニーは、ハワード・ストリンガー氏のもとで「ストリンガー改革」を行い、人員削減や工場閉鎖を進めてきた。しかし、優秀な技術者が辞めたことで開発力が低下し、中国や韓国に抜かれたという経緯がある。製造業であるソニーは、研究者や技術者を育成し、研究開発に力を入れることを忘れてはならないということだろう。
井深氏の霊が語るように、ソニーに限らず、日本の製造業復活のカギは、「まだこの世にないものをつくること」にある。そして、「人々の幸福のためにものづくりをする」という原点を取り戻すことが、製造業の未来を拓くことにつながっていく。(晴)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『井深大 「ソニーの心」』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=868
幸福の科学出版 『未来産業のつくり方 公開霊言 豊田佐吉・盛田昭夫』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=67
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