パートやアルバイトを始めようとは思うけど・・・
稼ぎすぎると、扶養から外されて、自分に税金や年金、健康保険料がかかってしまいます。
世帯主の扶養者・配偶者控除の限度は103万円未満。
年金と社会保険加入の扶養者・配偶者の収入限度額は130万円以下。
これ以上の収入があると税金、年金、健康保険料がかかってきますね。
それが結構地味に高額で、ある程度自分の稼ぎを確保するためには余分に働かなくてはならなくなります。
そうなると、例えば主婦であれば、家事育児をしながらの合間の時間に・・・などと甘いことは言ってられなくなる。
週五日、フルタイムで働くしかなくなってきます。
それ程、税金、年金、医療費は稼ぎを圧迫します。
しかし、家事育児、フルタイムパートを両立するのは、体力、忍耐勝負になってくる。
ご主人がまだ働いていていらっしゃり、ある程度の収入があるのであれば、103万円以下の収入範囲で働くというのも、一つの手です。
月8万数千円程のおこずかいにはなります。
ということでいざパート仕事をはじめてみると・・・
ここにまだまだ税金の壁が!
103万以下なら税金かからないと思ってたのに、
去年の収入103万円以下だったのに、なぜか、通知が来て住民税を取られることになった!
という落とし穴が・・・
なななんと!
地域によって多少金額がことなるかもしれませんが、ざっくり言って100万以上稼ぐと、次年度から住民税は取られてしまうのです!!
https://www.city.inzai.lg.jp/faq/faq_detail.php?frmId=175
https://www.city.tamano.lg.jp/soshiki/4/2418.html
あんなに細かな時間の計算をしてなんとか103万円を超えないようにしていたのに!!なんてこった!
どこまでも税金が追いかけてくる!
こうやって複雑でわからないくなった理由は
財務省が、とにかく巻き上げてやろうって心意気だけはガンガンあるからなんでしょう。
<東京都> https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/shitsumon/sonota/index_j.html
ということで
一円たりとも財務省に取らせるもんか!
という東京都23区内にお住いの心意気のある方は、
パート・アルバイト収入を100万円以下に抑えましょう・・・・・。
いやまたれい!!!
年収100万円以下であればいいんだからと、月によって9万とか10万を稼いでしまうと、その月だけひょっこり所得税が数百円とられていることがあります!!
━ 結論 ━
税と戦う主婦たちよ!!!
絶対に月収8万数千円以下におさえるべし!!
おさえるべし!!
おさえるべし!!
(ざっくりですません、詳しくは自分の自治体で調べて計算してくだせぃ)
━ 税金くらいなら払ってもいいけど、年金、健康保険料は払いなくないという方 ━
いえ・・そこまではぁ・・・
税金くらいは払いますよ
という方は
年金、健康保険料限度の130万円以下で考えると、なかなか良いおこずかいになると思います。
そうなんです。
103万円以上稼いで、たとえ配偶者控除の扶養から外されても、年金と健康保険の方に影響はないのです。
マイナンバー制にはなりましたが、今のところ、年金、健康保険料限度は130万円のままであり、この上限である以上、限度額の違う主税局とは関係がありません。
ただ税務署に問い合わせると、「103万円超えてこちらの扶養が外れたら年金も健康保険も扶養から外れますよ!」と脅してくる職員はいるので気を付けてください。
年金、健康保険には全く影響ありません。
しかも年金は130万円を超えた時点で自ら自己申告しなければ年金機構から扶養を外してくる、ということはないそうです。詳しくは地域の年金機構に問い合わせてみてね。
さて・・ここで問題なのが健康保険料。
先も言った通り、健康保険組合の扶養の所得限度は130万円なのですが・・・
実は、106万円以上稼ぐと今度は自分の職場の会社の健康保険組合に入らなくてはならなくなるのです!
ただ、しかし、これは
職場での面接時に健康保険組合に入りたい旨を申し出ると、106万円以上になるように契約をしてくれる。というのが実情のようです。
106万円以上稼ぐのが健康保険組合に入る条件だからです。
条件でもあるし、加入しなければならなくなる金額ともいえるし・・って感じです。
職場によっては106万円以上になった時点で、「加入しろ」と言ってくるような、うっかり経営者なのか~、ブラックなのか~、な職場もあるのか?わかりませんが。
━ 総括 ━
ここで戻って年金が浮上してくる。
一般的な職場の保険組合に加入した場合、健康保険と年金はセットになっていますので、自分が職場の健康保険に加入したら自動的に厚生年金もそこから支払われる仕組みということに・・・
とどのつまり、税金は払っても、健康保険料・年金は払いたくないのであれば、結果、年収106万円までということになってしまいますね。
こうして、私たちの周りには扶養という救済措置がありながらも、その扶養者がちょっとでもお金を稼いだ途端に国がお金を巻き上げようというトラップが沢山仕込まれています。
ま、それをどう取るかは、各々次第なんですけどね。
その他にも、扶養から外れると、世帯主の会社の扶養手当がもらえなくなる、という問題もあるので、この点は世帯主とちゃんと話し合う必要があります。
いずれにしても、これらをしっかり調べて面接時にはっきりとご自分の働き方の希望を申し出ることをお勧めします。それを受け入れ、しっかり実行してくれそうな職場をさがしましょう。