レッド・ツェッペリンというロックグループをご存じでしょうか?私が聞いていたのは高校2年生の頃でしたから、35年も昔のことです。
たまたま、駅ビルのレコードショップで”予約受付中”なんて書いてあったので、懐かしくなってついつい申し込んでしまいました。昨日の日曜日に、そのCDをピックアップして聞いていました。高校生の頃は別に、ロックミュージックが好きだった訳でもないのですが、”移民の歌”という曲が妙に好きで、時々聞いていたのでした。おそらく、レッド・ツェッペリンを知らない方々でもこの曲は聞いたことがあるかと思います。
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YouTube: Immigrant Song - Led Zeppelin
♪移民の歌(Immigrant Song)♪
Ah~ah~、Ah ! Ah~ah、Ah !
俺たち氷雪の国からやってきた
真夜中の太陽と、熱い泉が湧き出る国から
神の小槌が、未知の国へと艦隊をいざなう
群集を倒し、歌い、涙し
ヴァルハラ、さあ行くぞ!
俺たちは、オールを打ちながら横切る
俺たちのゴールは西岸だろう
まるで、中世の寒い北ヨーロッパのバイキングかケルト人達が、木船でオールを打ちながら暖かい南へ移民しているようなイメージの曲だと当時は感じていました。そして、35年前は、移民なんて、我が日本では全く関係のない事だと思っていたのでしたが・・・。
以前、このブログにも書いたのですが、我が国の人口はもう既に減少の一途を辿っています。良い悪いはともかくとして、更に何十万人、いや何百万人の外国人に頼らなければ成り立って行かないような状況に追い込まれています。そこで、提案なのですが、以下のような準移民を認めてはどうかと思うのです。
我が国にはもう既に160万人の外国人(特別永住者を除く)が居住していますが、このうち40万人が既に一般永住者(特別永住者を除く)です。これら永住者は、日本に10年以上住んでいる方々や日本人と結婚した方々、或いは日系2世・3世の方々で占められています。日系人の方々はともかくとして、10年以上お住まいの方々や日本人の配偶者を持たれている方々にとっては、たとえ永住資格があろうとも、ご自分のご兄弟やご両親をここ日本に招へいするメリットは、永住者であってもあまりないのです。
彼ら外国人永住者の方々の殆どは、日本語を巧みに話し、日本社会に融け込んでいる方が殆どだと思います。そして、我が国の一員として、各界で活躍されている方々が多いように思います。
そこで、こういった方々の45歳未満程度のご兄弟姉妹等のご家族を”永住者の親族”という新たに創設する在留資格での入国を認めたらどうかと思うのであります。勿論、高卒程度の最低限の学歴要件や健康保険・年金の加入の義務化や、1年目の期間更新では日本語検定3級、4年目の期間更新では2級、6年目の期間更新では1級といった日本語習得条件、或いは、刑法を犯さない素行の良さという条件を加えても良いかもしれません。
そもそも、永住者に身元保証をされている親族の方々であるのですから、日本社会での生活指導などの手間が省ける上に、就労系資格から永住許可を得た多くの方々は、特に教育レベルや事業意欲が高い方々が圧倒的に多い事から、そのご親族方々も将来に於いて我が国経済へ貢献して貰えると期待できそうです。数字的には、40~50万人の就労者人口の増加が見込まれるのではないかと推測します。
以上は、飽くまでも今後10年、15年後に起こりうる人材不足に対する、私個人という入国管理行政に間接的に関わる者からの一つの提言・提案に過ぎないことを最後に付け加えておきたいと思います。