年に一度の贅沢で、先週末
長年通い続けている某フレンチレストランで、
芸術的な料理とシャンパンを頂いた。
カリフォルニア州で禁止された
あのフォアグラもステーキの付け合わせとして頂いた。
そして、食後のチーズにと持って来て頂いた
何本かのポルトワインの中に、
何と私のバースイヤー・ビンテージである
1954年物のポルトワインが!
即決で、グラスで1杯頂くことにした。
さすがに、食後酒のポルトワインとはいえ、
バースイヤー・ビンテージのワインを飲むのは
生まれて初めてなのである。
自分自身の人生と同じ年数である58年近い熟成期間が、
私の口の中で囁き、そして優しく語りかけるような
まるで長編映画でも見ているかのような深さを感じさせる
不思議な味わいのあるワインなのである。
至福のひとときとは、まさにこの事をいうのだと
感じた瞬間でありました。